防災食料は何日分必要?備蓄しておきたい防災食糧や子どもや赤ちゃんも食べやすいものとは

防災食料は何日分必要?備蓄しておきたい防災食糧や子どもや赤ちゃんも食べやすいものとは

2018.07.18

災害が起こる前に備蓄しておきたい食料はだいたい何日分必要なのか気になるママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、災害時に必要と言われる3日分の食料についてや、子どもや赤ちゃんの防災食料、食料を備蓄するためのコツなどご紹介します。

備蓄しておくとよい防災食料

災害時には電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまうこともあるので、普段から保存の効く飲料水や食料などを備蓄しておくことが大事かもしれません。ではどのような食料を備蓄しておくとよいのでしょうか。


飲料水

飲料水は年単位で保存しておくことのできるものもあります。災害時には手や体を洗ったりするなど幅広い用途があります。


乾パン

‎缶詰パンともよばれる乾パンは、小さく焼かれてあるビスケットのようなパンで普通のパンよりも長く保存ができます。そのまま食べることもでき、ビスケットのような歯ごたえがあるのが特徴でしょう。


アルファ米

アルファ米は生のお米を一度炊いた後に乾燥させ、食べられることのできる状態を維持したお米のことをいいます。炊飯する必要がなく、お湯や水を加えることですぐに食べることのできる防災食料として知られているようです。


クッキーやビスケット

クッキー
iStock.com/pondshutter

クッキーやビスケットも比較的に保存がきく食料のようです。ただし、備蓄に向いていないものもあるので、パッケージに記載されている保存期間などをよく確認しておくとよいでしょう。


レトルト食品

レトルト食品はカレーやシチュー、おかゆなど単体でも食べやすいものを備蓄しておくとよいでしょう。パスタソースなどはいざというときに食べにくいかもしれません。

何日分の食料を備蓄しておけばよいのか

何日分の食料を備蓄しておけば安心なのか気になるママやパパもいるかもしれません。最低限の備蓄量は何日分なのか、食料備蓄量の例もご紹介します。


最低限3日分の食料を用意しておこう

災害救助活動の現場では災害発生後に生死を分けるタイムリミットは3日(72時間)が勝負と言われています。

そのため、救助が来るまでの間に人が3日間生き延びることを想定とした水や食料などを防災食料として備蓄しておくという心がけが大切のようです。最低限は3日分ですが、できれば1週間分くらいの食料を備蓄できるとよいかもしれません。

出典:災害が起きたら、あなたはどうしますか?~みんなで地区防災~/内閣府ホームページ防災情報

1人3日分の食料の例

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jreika/Shutterstock.com

【主食】
レトルトご飯やアルファ米など(9食分)

【おかず】
肉や魚、野菜などの惣菜缶詰やレトルト食品(9食分)

【飲料水】
1日1人あたり3リットル(3日で9リットル)
   
おかずの食品は調理しなくても食べられるものがよいでしょう。

飲料水は、1日1人あたり飲み水として最低限必要な量は1リットル程度のようですが、飲む以外にも調理に使用したりする場合もあるので、1日1人あたり3リットル程度用意しておくとよいそうです。

出典:緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド/農林水産省ホームページ

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食料を備蓄するためのコツ

食料を備蓄しておくためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。


備蓄保存する場所は?

食料を備蓄しておくときの保存場所は緊急時にすぐに「持ち出しやすい場所」を意識するとよいのではないでしょうか。災害時にサッと持ち出せるように防災バッグなどに何日分か分け保存しておくのもよいでしょう。

また、食料などは日に当たる場所や湿気が多い場所に置いておくと傷んでしまうものもあるので、涼しい暗所に備蓄保存しておくのも大切かもしれません。


消費期限などが気になるとき

防災食料を何日分か備蓄していたけれど、期限が切れてしまって廃棄してしまうこともあるようです。防災食料は長い期間保存ができるといっても、消費期限が切れてしまったものは食べることができないと考えたほうがよさそうです。

上手に防災食料を常にストックしておくためのコツで「ローリングストック法」という考えがあります。


ローリングストック法とは?

防災用の食料を備蓄しておくことは大切なことですが、日々の生活の中で食料備蓄を取り入れていく考えもあります。

ローリングストック法は普段の生活で月に数回程度、備蓄した食料を食べ、消費した分また新しく買い足して備蓄するという方法のことをいいます。

消費と買い足しを回すことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておくことができます。また、期限が古い食料から消費していくことで防災食料の鮮度を保ち、期限切れを解消することができそうです。

出典:1週間を想定した工夫と備え/内閣府ホームページ防災情報

子どもや赤ちゃんの防災食料

災害時でも防災食料を子どもや赤ちゃんがおいしく食べることができたらママやパパは安心ですよね。子どもや赤ちゃんも食べることのできそうな防災食料にはどんなものがあるのでしょうか。


瓶の離乳食

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© seralex - Fotolia

瓶に入った離乳食は、開けたら調理をしないですぐに食べることができ、お皿なども使わずに済むので赤ちゃんの防災食料に向いているのではないでしょうか。


ミルクスティック

食べる牛乳とも呼ばれるミルクスティックは、薄い形をした食料なので持ち物が制限される災害時にもよいかもしれません。


ビスケットやクッキー

ビスケットやクッキーは子どもにも馴染みのあるお菓子ですので、抵抗なく食べてくれるかもしれません。


ようかん

和菓子のようかんにも防災食料として扱われるものがあるようです。アレルギーフリーのようかんもあるようなので防災食料の選択肢に入れてもよいかもしれませんね。

防災食料は保存のために乾燥させてあるものや、堅くて子どもや赤ちゃんが食べにくいものもあるかもしれません。

アレルギーなどの関係もありますので、災害時でもママやパパは食料のパッケージに記載されている原材料や成分をよく確認しておくとよいでしょう。

防災食料を上手に備蓄しよう

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iStock.com/monzenmachi

災害時に必要となる防災食料は、基本的に長い期間保存できるものが多いようです。飲料水やお米など、いざというときに命をつなぐ食料を事前に備蓄しておくことが大事で、最低限3日分以上の食料を備蓄しておくと安心かもしれません。

備蓄した防災食料が多い場合は何日分かに分けて、消費期限が迫っているものは日常的に食べて消費するのもよいでしょう。消費した防災食料は新たに買い足しておくことも忘れずにすることで、鮮度を保ちつつ上手に食料を備蓄することができるかもしれませんね。

子どもや赤ちゃんが防災食料食べるときは、ママやパパが食料に含まれる成分や原材料をしっかり確認するということも忘れないようにしましょう。


※記事内で使用している参照内容は、2018年7月17日時点で作成した記事になります。

2018.07.18

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