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いわしは離乳食でいつから使える?つみれレシピと小骨処理や冷凍方法
栄養面から離乳食にいわしを使いたいと考えたとき、いつから取り入れればよいのか知りたいママもいるのではないでしょうか。今回は、いつからいわしを離乳食に使ったのかや小骨処理や冷凍方法などの調理するときのコツ、つみれや豆腐を使ったハンバーグなど離乳食後期や離乳食完了期のレシピをママたちの体験談を交えてご紹介します。
いわしを離乳食に取り入れる時期はいつから?
離乳食を始めてしばらくすると、だんだんと使える食材も増え、いわしはいつから使えるのか知りたいママもいるかもしれません。離乳食において魚は、白身魚からはじめて赤身魚へと進めていきます。いわしは赤身魚ですので、白身魚に十分慣れてから食べさせましょう。
厚生労働省の資料によると、赤身魚を離乳食初期に食べさせたママは0.1%、離乳食中期に食べさせたママは6.9%、離乳食後期に食べさせたママは29.7%、離乳食完了期に食べさせたママは53.4%でした。
いわしの稚魚はしらすで、離乳食初期に取り入れているママも多いでしょう。しらすが成魚となったいわしは脂質が高いといわれるため、白身魚など他の食材に慣れた離乳後期に取り入れたママが3割程度いるようです。いわしはタンパク質や鉄分、DHAなどを含む栄養価の高い食材といわれる一方で、小骨などの処理が大変な食材でもあります。実際に、ママたちはいわしをいつから離乳食に使ったのでしょうか。
離乳食後期
10カ月の赤ちゃんのママ
11カ月の赤ちゃんのママ
白身魚に慣れた離乳後期に、いわしを取り入れました。少量ずつ食べさせて、今は目安量とされている量まで食べられるようになりました
離乳食後期になり白身魚、赤身魚が順調に進んだことから、いわしも使い始めたというママもいました。赤ちゃんの様子や離乳食の進み具合を見ながら、少量ずつ取り入れていくとよいかもしれませんね。
いわしは、アレルギーや食中毒を引き起こすことがあるようです。はじめて食べさせるときは、アレルギーや食中毒が起きた場合に備えて、病院が開いている平日の日中に食べさせたというママの声もありました。
離乳食完了期
1歳半の子どものママ
離乳完了期の1歳3カ月の頃に初めて食べさせました。焼いてからほぐした身を軟飯に混ぜ込んであげました
離乳食完了期からいわしを使い始めたというママの声もありました。離乳食完了期の頃は、ご飯を食べることに慣れてくる子どももいるようで、弾力のあるいわしのほぐし身なども、食べやすくなる場合もあるかもしれませんね。
いわしの栄養価
いわしは一般的に栄養価が高いといわれる食材ですが、具体的にどのような栄養が含まれているのか気になるママもいるでしょう。離乳食に取り入れると、栄養面でどのようなメリットがあるのか見てみましょう。
いわしにはタンパク質やカルシウム、鉄、ビタミンDが含まれていて、離乳食期の赤ちゃんが摂りたい栄養がたくさん含まれています。また、いわしの脂質には、DHAやEPAといわれる不飽和脂肪酸が含まれています。DHAには脳を活性化させる効果、EPAにはアレルギー症状や生活習慣病を予防する効果があるといわれています。
いわしを離乳食に取り入れるときのコツ
いわしを使った離乳食を作るとき、小骨の処理などはどのようにするとよいのでしょうか。いわしを使った離乳食を作るときの調理方法や調理のポイントをママたちに聞いてみました。
臭みを取る
1歳5カ月の子どものママ
いわしを調理するとき、臭みが気になりました。腹わたを取ってから流水で洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ると匂いも気にならなくなりました
いわしを離乳食に使うときは、臭みが気になることもあるかもしれません。いわしは傷むのが早いと思い、買ってきたらなるべく早く調理したというママの声もありました。
小骨を取り除く
1歳3カ月の子どものママ
いわしを3枚に卸してからピンセットを使って小骨を取り除いています。子どもが食べやすくなるように、丁寧に抜き取ってから調理しています
1歳4カ月の子どものママ
頭と内臓を取り水洗いしたいわしを、さっと茹でてから圧力鍋で加熱しています。加熱したいわしの身は、フードプロセッサーでフレーク状にしてつみれやハンバーグ、そぼろなどにすると、小骨も気になりません
小骨があるいわしの下処理に、ピンセットや圧力鍋を利用するママもいるようです。自分で処理をするのが難しいと感じて、スーパーの鮮魚コーナーで小骨まで取り除いてもらったというママの声もありました。
いわしの缶詰を活用する
1歳4カ月の子どものママ
離乳食にいわしの水煮缶を使っています。骨ごと食べさせることができて、調理も簡単です
1歳6カ月の子どものママ
だしが出てうまみも出るので、いわしの水煮缶は汁気を切らずに丸ごと離乳食に使っています。下処理をしないで缶詰を開けたらすぐ調理できるので便利です
水産加工品であるいわしの缶詰を離乳食に使ったというママの声もありました。水煮缶を丸ごと使って、だし汁として活用しているママもいるようです。骨ごと食べさせることができるので、いわしの栄養をたっぷり取ることができそうですね。
いわしの水煮缶は、水産加工品としてさまざまなものがあります。商品によっては塩分や化学調味料が含まれているものがあるようです。離乳食づくりに使う場合は、原材料を確認して食塩不使用や無添加と記載されているものを選ぶといいかもしれません。
いわしの粉末を活用する
1歳4カ月の子どものママ
インターネットで購入したいわしの粉末を離乳食で使っています。スープのだしにしたり、ふりかけの材料にしたり、とにかくいろいろなものに使えます。離乳食づくりだけでなく、大人のご飯づくりにも天然だしとして使っています
水産加工品としてのいわしは缶詰だけでなく、いわし粉末やいわし削りぶしなどもあるようです。手軽にいわしを食べさせたいと、いわしをまるごと粉末にしたものやいわし削りぶしを離乳食に活用しているというママもいました。離乳食だけでなく、お味噌汁のだしの素や昆布と混ぜてふりかけとして使っているというママの声もありました。
いわしが入っているベビーフードを活用する
1歳3カ月の子どものママ
いわしの下処理が大変だったため、いわしが入っているベビーフードを活用しています。小骨や鮮度の心配なく食べさせることができるため便利です
ベビーフードを活用していわしを食べさせているというママの声もありました。育児やママ、パパの状況によっては、いわしの下処理が大変なこともあるでしょう。外出時にも便利なベビーフードを活用するのもいいかもしれませんね。
冷凍保存を活用する
1歳5カ月の子どものママ
いわしで離乳食を作るときは、冷凍保存をすると便利でした。焼き魚などのほぐし身を1食分ずつ製氷皿に入れて冷凍させたり、つみれやハンバーグはバットに離して並べてから冷凍させ、食品保存パックに移し替えておきました
1歳2カ月の子どものママ
煮干しを使った水出しのだし汁を冷凍保存していました。解凍して離乳食の味付けや食材をすりつぶすときに使っていました。1回分を製氷皿に入れて保存していました
日々の離乳食づくりでは、冷凍保存を上手に活用できるとよいかもしれません。下処理が大変なときは一度にまとめて調理して冷凍したというママの声もありました。
いわしを離乳食に取り入れるときの注意点
いわしを離乳食に取り入れるときに、ママたちはどのようなことに気をつけたのでしょうか?いわしを離乳食に取り入れるときの注意点を聞いてみました。
注意点① 鮮度が落ちないうちに調理する
1歳2カ月の子どものママ
離乳後期になっていわしを食べさせました。鮮度が落ちると食中毒になることがあるといわれたので、買ってきたらすぐに調理していました
1歳6カ月の子どものママ
子どもが魚でアレルギーを起こすことは少ないそうですが、食中毒が起きることがあると保健師さんから聞いたので、スーパーで買うときに鮮度に気をつけています
いわしでアレルギーを発症するのはまれなケースのようですが、いわしの鮮度が落ちることによる食中毒を引き起こすことがあるようです。そのため、いわしを離乳食に取り入れるときに鮮度に気を付けていたというママの声がありました。
注意点② 小骨に気を付ける
1歳2カ月の子どものママ
いわしは小骨の処理が大変なので、はじめから骨とりの処理がしてあるものをネットスーパーで購入しています。離乳食用に使うときは、念のため骨がすべて取り除かれているか確認しています
1歳の子どものママ
いわしの小骨の処理が大変だと感じています。離乳食づくりに使う場合は、刺身用に売られているものを使っています
いわしは栄養価が高く、離乳食に取り入れたい食材である一方、小骨などの下処理が大変というママの声がありました。骨とりの処理がされているものを購入したり、離乳食用に刺身として売られているものを使っているママもいるようです。
離乳食後期のいわしレシピ
離乳食後期の頃に、ママたちはいわしを使ってどのような離乳食を作っていたのでしょうか。ママたちが実際に作ったいわしの離乳食レシピをご紹介します。
いわしのつみれ汁
10カ月の赤ちゃんのママ
いわしのすり身と片栗粉を混ぜて丸めたものを茹で、火を通してつみれを作ります。別の鍋で大根やにんじんなどの野菜を煮て、柔らかくなったらつみれを加え、醤油で味つけをしました。片栗粉でとろみをつけてあげると、食べやすかったようでおいしそうに食べてくれました
つみれを作るとき、片栗粉を混ぜると舌触りが滑らかになり赤ちゃんでも食べやすくなるようです。つみれを作ったときは、まとめて茹でておき冷凍保存をして、再び加熱してからお粥などに混ぜて食べさせたというママの声もありました。お粥以外にもスープに入れたり、フライパンで焼いてつみれハンバーグにするなど、さまざまなつみれレシピがあるようです。
いわしの芋餅
11カ月の赤ちゃんのママ
手づかみの離乳食の作り方で知ったレシピです。茹でて潰したじゃがいもに片栗粉と水を加えて混ぜます。すり潰したいわしを混ぜて小判状に丸めたものを、少量の油でこんがりと焼きました。手づかみ食べに慣れてきた頃だったので、上手に持って食べてくれました
じゃがいもと片栗粉を使って舌触りのよい、いわし入りの芋餅を作ったママもいるようです。小判型にすることで、離乳食後期の手づかみ食べの練習にもなるかもしれません。
離乳食完了期のいわしレシピ
離乳食完了期には、いわしを使ってどのような離乳食を作っているのでしょうか。ママたちが実際に作ったレシピをご紹介します。
いわしと豆腐のハンバーグ
1歳5カ月の子どものママ
フレーク状にしたいわしに、豆腐や玉ねぎのみじん切りをあわせていわしと豆腐のハンバーグを作りました。少量の醤油で味つけをしたので、手づかみをしながらパクパクと食べてくれました
離乳食完了期にハンバーグを作るとき、いわしと豆腐を使ったというママの声もありました。豆腐を混ぜ込んだことで食感も柔らかくなり、1歳の子どもでも食べやすくなるかもしれませんね。
いわしの混ぜご飯
1歳3カ月の子どものママ
細かく切って茹でたいわしの身とにんじん、しめじなどを温かいご飯に混ぜて、風味づけに青のりをまぶしました。ご飯に混ぜ込むと、いわしの食感も気にならないようで、子どもにも食べやすかったようです
いわしの身をご飯に混ぜ込んで離乳食を作ったというママもいました。柔らかめのご飯でコロコロのおにぎりにすれば、手づかみをしながら楽しく食べられるかもしれませんね。
いわしのトマト煮
1歳6カ月のママ
離乳完了期に、いわしの水煮缶とトマトのカット缶、いろいろな野菜を入れてトマト煮にしました。水煮缶は汁ごと使ってだし汁にしています。いわしとトマトのうまみでいつも美味しそう食べています
いわしの水煮缶とトマトのカット缶でトマト煮にしたというママもいました。いわしの水煮缶は骨ごと食べられて調理も簡単なので、離乳食づくりに便利というママの声もありました。他の野菜や魚介類を入れたり、味付けに変化をつければ、幼児食期にも活用できそうですね。
赤ちゃんに合わせていわしを離乳食に取り入れよう
今回の記事では、いつからいわしを離乳食に使ったのかや取り入れる際の注意点や調理方法、つみれレシピなどについてママたちの体験談を交えてご紹介しました。
離乳食でいわしをいつから使い始めるかは、離乳食後期や完了期など、赤ちゃんの様子にあわせて考えたママがいるようです。いわしを離乳食に使うときは、小骨を取り除いたり冷凍を活用したりするのもよいかもしれません。
つみれや豆腐を混ぜたハンバーグなどのレシピにいわしを取り入れながら、子どもが食べやすい離乳食を作ってみてはいかがでしょうか。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
※記事内で使用している参照内容は、2018年11月5日時点で作成した記事になります。
離乳食後期になり、まぐろなど他の赤身の魚も食べられるようになったので、いわしも取り入れてみました。まずはひと口から始め、子どもの様子を見て量の調節をしながら食べさせました