どうすれば子どものチャレンジ力が育つ?てぃ先生に聞く、大切な2つのこと
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子どもの挑戦心や自主性が大切といわれる昨今、子どものチャレンジ精神をどのように育み、親がどう寄り添うべきなのかを知りたいママやパパは多いのではないでしょうか。そこで今回は、これからの時代を生き抜くために大切な挑戦心の育み方や親の寄り添い方について、YouTubeチャンネル登録者数70万人の現役保育士てぃ先生に話を伺いました。
今回は、KIDSNAアンバサダーのみなさんがてぃ先生を囲む座談会の形で、子どもの挑戦力に関するお話を伺いました。
無条件に子どもを認めることが「挑戦力」を育む
子どもの可能性を広げるために、さまざまなことに挑戦する力を身につけてほしいと思うママやパパは多いと思います。
てぃ先生:子どもの挑戦心は、放っておいても伸びますが、意識的に大人が働きかけた方が伸びやすいといえます。
ただ、子どもの背中を無理やり押すことでは伸びません。ママやパパの「働きかけ方」が大切です。
てぃ先生:大人が挑戦してほしいと思ったときは、実はもうタイミング的に遅いかもしれません。その前から仕込んでおく必要があります。
チャレンジ意欲がある子に共通しているのは、好きなことや興味関心が強い分野をしっかり持っているということ。なぜかというと、自分にとって揺るぎない好きなことや得意なことがあると、なにかに挑戦して失敗したとしても「これはできなかったけど、自分には○○があるから大丈夫」とすぐに立ち直ることができるからです。
逆にそういうものがない状態で初めてのことに挑戦するのは、大人でも不安ですよね。
ですので、その子の好きなものに向き合う時間を大切にすることが、挑戦心につながるのかなと思います。
そのためには、普段からどのような接し方をしたらよいでしょうか
てぃ先生:条件つきの愛情や承認ではなく、子どもを「無条件に」認めてみてください。
よい結果が出なくても「一生懸命取り組んでいる姿がすてきだった」と、過程を認めることが大切です。たとえば、勉強に取り組むときも「正解だからすばらしい」ではなく、「がんばって最後まで考えられたね」。
このように、普段から過程の部分を褒めてもらえている子どもは、「結果はどうであれ一生懸命やればママやパパが認めてくれる。だからチャレンジしてみよう」という気持ちになります。
逆に条件つきで自分のことを褒められる機会が多い子どもは、よい成果を出さないといけないという意識が強くなってしまいます。そのため、ママやパパに結果を褒めてもらえないかもしれないと思った時点でチャレンジしたくなくなります。
動画やゲーム、子どもの「夢中」とのつきあい方
子どもにさまざまなことへ挑戦してほしいという想いから、子どもが一つのモノだけに夢中になっていることに悩むママもいるようです。夢中の対象が動画やゲームだと、余計に「やめさせた方がいいのかな」とモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。
子どもが動画やゲームなど「受動的なコンテンツ」に夢中になりがちです。もっと自主的に取り組めることをしてほしいのですが…
てぃ先生:気にしすぎなくて大丈夫です!受動的なコンテンツを楽しむ時間もあれば、他のことに主体的に取り組む時間もあるなら、そこまで考えなくてもよいかもしれません。動画やゲームを楽しむ時間が長い日もあれば、そうじゃない日もあるのではないでしょうか。
大切なのはバランスなので、「子どもが主体的じゃない」と不安を抱える必要はないと思います。むしろ大人が「これは受動的/主体的」と考えすぎているかもしれません。
いろいろなことに興味を持ってほしいのですが、自分の好きなことしかやりたがりません
てぃ先生:興味関心のバリエーションを広げたいというママの気持ちはよくわかります。でも、子どもが夢中になっていることを無理にやめさせる必要はないと思います。
むしろ子どもが一生懸命取り組んでいることや好きなことを突き詰めないと、興味関心は広がりにくいともいえます。
最近は「グリッド」ともいわれていますが、なにかを最後までやり抜く力を育むことが重要です。せっかく子どもが集中している時に中断させてしまうと、集中力も伸びにくいと思います。
自分の好きなこと、やりたいことを最後まで取り組む経験は子どもにとって重要で、それが挑戦心につながることもあります。
子どものチャレンジ精神を妨げない親の接し方
「ママやって」といわれて、つい子どもがチャレンジする前に手助けしてしまいがちです
てぃ先生:いいと思います。ママやパパに時間や心の余裕があるなら、子どもの「これやって」に対してすべて応えた方が、子どもの自立が早くなります。
子どもに「抱っこして」といわれて、甘えん坊にしたくないとか自立心を促したいと考えてあえて抱っこしない親御さんもいますが、子どもの側からすると、拒否されたら「どうやったら抱っこしてもらえるだろう」ということばかり考えるようになり、意図に反してより甘えん坊になることがあります。
一方で、普段から子どもの欲求に対して常に「いいよ」と対応していると、子どもがママやパパに応えてもらうための作戦を考える必要がなくなります。ですので、子どもから求めてきたものはなんでも応えたほうが、実は子どもの自立はむしろ早くなるんです。
登園前に自分で靴を履きたがる子どもに、時間がなくてついつい手助けしてしまいます
てぃ先生:1日、または1週間の中で、子どもが自分で靴を履くことに挑戦する機会は1回だけではないですよね。月曜日は忙しくて挑戦する時間がなくても、土日にできればいいという考え方をしてみるのはどうでしょうか。
たった1回、子どもの自主性を削いでしまったことを気にしなくてもいいと思います。きっと保育園では自分で靴を履くことに挑戦していますよね。
もし、ちゃんと挑戦してほしいと思うならそのための時間を確保する、もしくは履きやすい靴を準備するなどの工夫をしたらよいと思います。
子どもの挑戦心を育む2つのポイント
最後に、てぃ先生に子どもの挑戦心を育むための2つのポイントについて教えてもらいました。
てぃ先生:ひとつめのポイントは「スモールステップ」です。
たとえばジャングルジムに登ることに挑戦する場合、最初から「ほら、ジャングルジムで遊ぼう!」という言い方をすると、子どもはハードルの高さを感じてしまいます。
それよりも「あの赤いところにタッチしてみよう」と、ジャングルジムの下の方を触ることから始めて、それができたら「やったー!触れたね」と認めます。そして徐々に「次は青いところ」「次は緑を触ろう」と具体的な場所を子どもが目指せるように促します。
大まかで高い目標設定より、すぐにできそうな具体的なスモールステップから始めるほうが挑戦しやすいのは、きっと大人も同じですよね。
ふたつめのポイントは、子どもがチャレンジする上で「リカバリーの方法を知っていること」です。
例を挙げると、ご家庭で子どもにお茶を運ぶお手伝いをお願いした時にすぐに取り組める子もいるのですが、そうじゃない子は、きっとうまくいかなかった時の自分を想像するからなんですよね。
そういう子には「ここにタオルを置いたから、もしお茶をこぼしたらふいてね」と、先に失敗したときの対処法を伝えると、挑戦しやすくなると思います。リカバリー方法を知ることで、子どもは安心して最初の一歩が踏み出せます。
子どもの挑戦心をくすぐる、心強い見守りアイテム!
そんな子どもの最初の一歩を踏み出すために、ぴったりのアイテムをご紹介します。
子ども用腕時計型見守りスマートフォン「myFirst Fone R1s」は、子どもの新しいチャレンジや初めての単独行動時に安心のアイテムです。
安心のリアルタイムGPS位置情報
「myFirst Fone R1s」ではリアルタイムGPS追跡機能があるので、アプリ上で子どもの位置情報の履歴を確認することができます。5〜60分のトラッキング頻度や、時間帯や曜日など細かい設定も可能です。
セーフゾーンエリアの登録
「myFirst Fone R1s」で地図にセーフゾーンエリアの設定をしておくと、子どもがお設定したエリアを越えたときに管理者アプリに通知がきます。「学校」「家」など複数のセーフゾーンエリアが登録できるので便利です。
手あげ点灯とワンタッチSOS
「myFirst Fone R1s」には手上げ点灯機能(ジェスチャー機能)も搭載されていて、手を挙げると自動点灯します。
また子どもが万が一の時、SOSボタンを使用して緊急信号を送信すると同時に30秒間周囲の音を録音します。ママやパパは緊急信号を受信して管理者アプリを起動すると、緊急の位置通知と周囲の音の30秒間の録音を受信することができます。
4G音声通話・ビデオ電話
4G LTE通信サービスを提供している音声/データ通信用SIMと専用アプリを使うことで、ママやパパとのビデオ・音声通話、IP電話(データによる通話)ができます。データ通話ができますので、通信料はかかりません。
その他便利な機能を多数搭載
防水機能、心拍数測定など便利な機能がたくさん搭載されている「myFirst Fone R1s」は、耐衝撃にも優れているので子どもに持たせても安心。音楽プレーヤーやアニメーション文字盤機能も搭載されています。
てぃ先生:「myFirst Fone R1s」は腕時計の形をしているので子どもも喜んで着けてくれそうです。腕に装着するので、落としたりなくしたりしづらいのもよいですね!
「myFirst Fone R1s」についてママの感想は?
子ども用腕時計型見守りスマートフォン「myFirst Fone R1s」を初めて知ったママはどのように感じたのでしょうか。感想を聞いてみました。
子どもが小学校に入学すると少しずつ別行動が増えるので、そろそろ連絡手段が必要だと感じていましたが、スマホだと紛失が怖くて…。
「myFirst Fone R1s」は腕時計型なので、これなら持たせてみようかな、と考えるきっかけになりました。
キッズ携帯を持たせても着信に気づかない、そもそも家に置いたまま遊びに行くことが多い息子ですが、腕時計型の「myFirst Fone R1s」なら着けてくれそうなので連絡がとれるようになるかも。
子どもが低学年のうちはまだひとりでお留守をさせるのが不安ですが、顔を見て通話できる「myFirst Fone R1s」があれば初めてのお留守番にも挑戦させられそうです。
息子が低学年のころにキッズ携帯を持たせたのですが、1カ月ですぐに紛失してしまいました。ポケットに入れて公園に遊びに行って失くしたようで、数日間探しましたが結局見つかりませんでした。
高学年になった今はスマホを持っていますが、ゲーム目的の使用になりがちなので「myFirst Fone R1s」をもっと早く知っていたら連絡手段として購入を検討したかったです。
「myFirst Fone R1s」でスタンプラリーに挑戦!
ママやパパが子どもの居場所を知ることができるのは、やっぱり安心ですよね。
「myFirst Fone R1s」があれば、今回のスタンプラリーのように子どもが初めて挑戦することを安心して見守ることができそうです。
ありのままの子どもを認めてあげることが挑戦心につながる
座談会の中で印象的だったのはてぃ先生の「ありのままの子どもの姿を認めてください」という言葉です。
この子なかなかチャレンジしないなと大人が思っていても、子どもの中では大きな挑戦をしている最中かもしれません。それぞれの子どもが自分の範疇の中でできることに一生懸命挑戦しているので、そんなありのままの姿を認めてくださいね。
「myFirst Fone R1s」があれば親子のコミュニケーションもスムーズになり、子どものスモールステップをクリアすることや、失敗したときのリカバリー方法を知るためにも役立ちます。
新しいことに挑戦する子どものありのままの姿を安心して見守ることができる「myFirst Fone R1s」の購入をぜひ検討してみませんか。
どのような働きかけ方をしたらよいのでしょうか