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落ちにくいインク落としのコツとは
子どもが油性マジックペンでプラスチックのおもちゃに落書きをしてしまったときなど、落とし方を知りたい方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを道具を使って落とす方法や落とし方のポイント、落ちにくい場合の落とし方のコツについて、体験談を交えて紹介します。
プラスチックの油性ペン汚れを落とすおすすめの方法
今回は、プラスチック製品についた油性マジックペンのインク汚れを落とすための道具や方法、汚れ落としのコツなどについて紹介します。
プラスチックについた油性マジックペンは、どのような道具を使えばきれいに汚れ落としができるのでしょうか。まずは、油性マジックペンのインク汚れを落とすときに使った道具や油性ペン汚れ落としの方法について経験者に聞いてみました。
消しゴム
Africa Studio/Shutterstock.com
30代ママ
プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを落とすときの道具に、消しゴムを使っているというママの声がありました。同じプラスチックでも表面に凹凸があるものは、消しゴムで落としにくいこともあるようなので、その場合はできるだけ細かく手を動かす落とし方をするとよいようです。
除光液・消毒用エタノール
40代ママ
食品保存容器に書いた油性マジックペンの文字を消したいときは、使わなくなった布製品やキッチンペーパーなどに除光液を染み込ませたものを使って落としています。消毒用エタノールやアルコールで代用することもありますよ。
除光液や消毒用エタノールやアルコールを布製品やキッチンペーパーにしみこませて、プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを落としているという声も。除光液もしくは消毒用エタノールやアルコールを使うときは、力を入れずに優しくふき取るように意識しているという声もありました。
また、素材によっては除光液や消毒用エタノールで色落ちしてしまうこともあるようです。目立たない箇所で、色落ちしないかどうか試してみた方がいいかもしれません。
新聞紙
40代ママ
プラスチックについた油性ペン汚れを新聞紙で落としたことがあります。水で濡らした新聞紙で油性ペン汚れをこすり取ることができます。一度では落ちないので、何度かこすると徐々に汚れが薄くなっていきます。新聞紙なら簡単に手に入るので、おすすめの方法です。
油性ペンのインク汚れを濡れた新聞紙で落としたという声もありました。油性ペンの油分を新聞紙のインクで落とすことができるようです。
油性ペン汚れの落とし方で気になること
水性ペンの汚れなら落とせるけれど、プラスチックについた油性マジックペンは、ティッシュや布製品でふき取るだけではなかなかとることができず、きれいに落としたいと思う方もいるのではないでしょうか。
子どもを持つ保護者の方々に、プラスチックについたインク汚れの落とし方について気になることを聞いてみました。
30代ママ
出産のお祝いにいただいたプラスチックのおもちゃに、子どもが油性マジックペンで落書きをしてしまいました。水性ペンだったら良かったのですが、食器用洗剤を使っても落ちなくて……。大切なものなので、きれいに落としたいと思っています。おすすめの方法があれば教えてほしいです。
30代ママ
プラスチック製の食品保存容器の中身を変えたので、黒の油性マジックペンで書いた食材名を消したいです。どのような道具を使えばきれいに消せるのかを知りたいです。
20代ママ
おさがりのおもちゃをいただいたのですが、水溶性のペンではないようでなかなか落とせません。子どものために落としたいと思っているので、落とす方法があれば知りたいです。
子どもが落書きをしてしまったときや食品保存容器に書いたメモを消したいときなどに、油性マジックペンの落とし方が気になる保護者が多いようです。プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れをきれいに落とすには、どのような道具があるのかを知りたいという声もありました。
プラスチックについた油性ペンが落ちない理由
油性マジックペンのインク汚れが落ちにくい理由は、その成分と性質にあります。油性ペンのインクは、顔料や染料を油性の溶剤に溶かしたものが多いようです。この油性の性質が、水に溶けにくく、通常の水や洗剤では落ちにくい原因となっている理由でしょう。
特に黒色の油性マジックペンは、顔料の濃度が高いため、より頑固な汚れとなりやすい場合があります。プラスチックの表面に付着したインクは、素材の微細な凹凸に入り込み、さらに落としにくくなることもあるでしょう。
一方、水性ペンとの違いは明確です。水性ペンのインクは水溶性の成分で作られているため、水や中性洗剤で比較的簡単に落とすことができます。しかし、油性ペンのインクは水をはじく性質があるため、通常の方法では落ちません。
小さな子どもがいる家庭では、油性マジックペンの使用には特に注意が必要です。インク汚れの予防策として、使用時にはしっかり監督し、使用後はすぐにしまうなどの対策をとる必要があるかもしれません。
油性ペン汚れのNGな落とし方
油性ペン汚れを落とすにはさまざまな方法があるようですが、その中にはNGな方法もあるようです。汚れが落ちないだけでなく、色落ちしてしまったり余計に汚れてしまったという経験者からの声が聞かれました。
どのような方法がNGなのか、具体的に聞いてみました。
メラミンスポンジ
30代ママ
プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを落とそうとメラミンスポンジを使ったところ、黒い油性マジックペンのインク汚れも落ちたのですが、メラミンスポンジでこすり過ぎてしまったのか周りのプラスチックも色落ちしてしまいました。
メラミン樹脂から作られたメラミンスポンジは、細かい網目状の空洞が汚れをかき出す仕組みになっているようです。ただ、汚れていないプラスチックの部分も一緒にこすってしまい、色落ちしてしまうという声がありました。メラミンスポンジでこすり過ぎないよう注意が必要かもしれません。
歯磨き粉
40代ママ
以前に油性ペンのインクは歯磨き粉に含まれる研磨剤で落とせると聞いたことがあり、試したことがあります。汚れはほとんど落ちずに歯磨き粉のベタベタが手に残っただけでした。
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、油性ペンのインク汚れを落とすのに歯磨き粉を使ってみたという経験者の声もありました。油性ペンのインクは落ちないようで、手に歯磨き粉のベタベタ感が残っただけのようです。
クレンジングオイル
20代ママ
クレンジングオイルで油性ペンの溶剤も落とせるのではないかと試しに使ったことがあります。油性ペン汚れは落ちませんでした。
油性ペンのインクをクレンジングオイルで落とそうと試した方もいるようです。油性ペン汚れが落ちないだけでなく、クレンジングオイルの油分をふき取るのが大変だったという声もありました。
油性ペンを上塗り
30代ママ
ホワイトボードの油性ペンは上塗りすることで落とせると聞いたことがあったので、油性ペンも上塗りしたら落ちるかもしれないと試してみました。インク汚れが浮いてきた印象はありませんでしたが、全く落ちませんでした。
油性ペンを上塗りして汚れを落とそうと試した方の声も聞かれました。インク汚れは浮いてくるものの、汚れが広がってしまう可能性もあるようです。
油性ペン汚れを落とす際、上記のメラミンスポンジや歯磨き粉、クレンジングオイルを使うこと、油性ペンを上塗りすることは避けた方がいいかもしれません。
プラスチックについた油性ペンを落とすポイント
プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを落とすときは、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。
早めに作業をする
30代ママ
油性マジックペンは時間が経つと色がプラスチックに沈着してしまう可能性があると思いました。子どもが落書きしたときや書き間違えたときは、できるだけ早めに落とすように意識しています。
油性マジックペンなどのインクは、特に黒などの濃い色は時間が経つほど色素が沈着していくこともあるようなので、落書きや書き間違えをしたらすぐに落とした方がよいかもしれません。消しゴムや除光液、消毒用エタノールは、100均や薬局などですぐに購入できるので、もし家庭にない場合は用意しておくとよさそうです。
家に新聞紙があれば、早めに試してみるといいかもしれません。
試してから落とす
Olha Kozachenko/Shutterstock.com
30代ママ
インク落とし用のクリーナーを使ったら、クリーナーの成分が合わないのかおもちゃのプラスチックが色落ちしてしまったことがありました。それからは、裏側や隅の目立たない場所で試してから落とすように気をつけています。
使う道具の種類や素材によっては、プラスチック自体が痛む原因になるかもしれません。インク落とし用クリーナーに限らず、プラスチックの汚れ落としグッズを使用するときは、目立たない場所で一度試してみるとよさそうです。
油性ペンがなかなか落ちない場合は
インク落としクリーナーや洗剤やアルコールなどの汚れ落としグッズを使っても、プラスチックについたインク汚れが落ちずに困っているママもいるかもしれません。なかなか落ちない油性マジックペンのインク汚れの落とし方を聞いてみました。
ツールを組み合わせて使う
30代ママ
表面がザラザラしているプラスチックの容器は、油性マジックペンの黒いインク汚れが溝に入り込んでインクが落としにくくなると思いました。そのようなときは、除光液をつけた後にクリーナーでふき取るなど、道具を組み合わせて使うように工夫をしています。
プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れが落としにくい場合、1つの道具だけではなく、さまざまな道具を組み合わせて使っているというママの声がありました。素材や成分などを考えて、道具の組み合わせ方を工夫しながら、いろいろ試してみてもよいかもしれません。
専用のクリーナーを使う
30代ママ
上の子どもが使っていた粘土ケースを下の子どものときに使おうと思い、3年前に書いた名前を落とそうとしましたが、なかなか消えませんでした。どうしても落ちなかったので、市販の油性マジックペンを消す専用のインク落としクリーナーを使用しました。
油性マジックペンの種類や経過時間によっては、道具を組み合わせる方法でもきれいにならないこともあるようです。その場合は、道具を使って無理に落とそうとせず、専用のインク落としクリーナーを使う判断をしてもよいかもしれません。
【プラスチック以外】素材別インク汚れの落とし方
インク汚れや油性マジックペンの汚れは、素材によって適切な落とし方が異なります。ここでは、布製品、木製品、陶器製品についた油性マジックペンのインク汚れについて、実際の体験談から素材別の落とし方を紹介します。
素材別1:布製品についたインク汚れ
40代ママ
子どもが油性マジックペンで洋服に落書きをしてしまったとき、アルコールでたたいてから水で流し、通常の洗剤で洗いました。早めに対処したおかげでインク汚れがきれいに落ちました。
服に油性マジックペンで大きなインク汚れをつけてしまった場合など、布製品についた場合は、アルコールを使うと効果的です。コットンにアルコールを含ませて、黒いインク部分を優しくたたくようにして落とします。
その後、水で洗い流し、通常の洗剤で洗います。黒いインクは特に目立つため、アルコールを使った早めの対処が重要なようです。
素材別2:木製品についたインク汚れ
20代ママ
子どもが木の机で油性マジックペンでお絵かきしていたら裏写りしてしまいました。消毒用エタノールで擦ってみたら、ほとんどのインク汚れが消えてほっとしました。
木の机や床に油性マジックペンで落書きされてしまった場合の汚れ落としには、消毒用エタノールをしみ込ませた布で拭くことがおすすめです。
消毒用エタノールをしみ込ませた布でインク部分がついた床などを優しく擦ると、インクが浮き出て落ちることがあります。ただし木の表面を傷つける可能性もあるため、目立たない場所で試してから使用するようにしましょう。
素材別3:陶器製品についたインク汚れ
30代ママ
子どもが洗面台に黒の油性マジックペンで落書きしてしまい、どうしたらよいか悩みました。手元にあった重曹で擦ってみたら、インクが落ちたので驚きました。
洗面台についた油性マジックペンのインク汚れが水で落ちないケースでは、重曹が役立つことがあります。重曹を水でペースト状にし、インク部分を擦り、その後水で洗い流します。ただし、陶器の種類によっては傷つく可能性があるため、注意が必要です。
インク汚れは、素材によって適切な落とし方が異なります。焦らずに、素材別の適切な方法で対処することが大切です。
今回紹介した方法はあくまでも一般的な対処法であり、全ての汚れに効果があるわけではありません。どうしても落ちない場合は、専門業者に相談するのも一つの手段です。
工夫してプラスチックの油性マジックペン汚れを落とそう
iStock.com/beeboys
今回の記事では、プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れを道具を使って落とすおすすめの方法や落とし方のポイント、落ちにくい場合の落とし方のコツについて、体験談を交えて紹介しました。
油性ペンのインクは、顔料や染料を油性の溶剤に溶かしたものが多く、この油性の性質が落ちにくい原因となっているようです。
子育てをしていると、おもちゃや食品保存容器などプラスチックや床、机などについた油性マジックペンのインク汚れに困ることが多いでしょう。汚れ落としに成功した経験談によれば、なかなか落ちない黒いインク汚れを落とすためには、消しゴムや除光液、新聞紙などの道具を使用しているようです。
インク落としクリーナーなどのツールを使うとき、素材や成分の種類によっては汚れ落としと同時に色落ちや傷がついてしまうことがあるため、一度目立たないところで試しておくとよいかもしれません。
プラスチックについた油性マジックペンのインク汚れがなかなか落ちない場合は、洗剤やアルコールと布製品など、複数のツールを組み合わせて使っているという声もありました。またプラスチックだけでなく布製品など素材別に落とし方が変わるようです。
道具や汚れ落としテクニックを工夫しながら、プラスチックについた油性ペン汚れに対抗していけるとよいですね。
表面がツルツルしているプラスチックのおもちゃに子どもが落書きをしたときは、消しゴムを使って落としています。一気に力を入れず、少しずつ丁寧にこするとよいですよ。