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端午の節句の飾りにはどのような意味があり、いつから飾ったらよいのか気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では端午の節句の飾りの意味や飾る時期、飾りを誰が買うのかやママたちが作った手作りの飾りについて、体験談をまじえてご紹介します。
端午の節句の飾りの意味
5月5日の端午の節句が近くなると、お店などで鯉のぼりや兜を目にすることが多くなるかもしれません。端午の節句の飾りにはそれぞれどのような意味があるのかをまとめてみました。
外飾り(鯉のぼり、武者幟)
家の外に飾る鯉のぼりや武者幟などの外飾りには、男の子の成長を願う意味が込められているそうです。
鯉のぼりは、鯉が清流の他に池や沼でも生息することができる生命力の強い魚であることから、どんな環境にも耐え立派な人になるようにと子どもの立身出世を願う飾りとされています。
内飾り(兜、鎧)
家の中に飾る鎧や兜などの内飾りは、武家社会の風習が由来とされているそうです。兜や鎧がもつ「身体を守る」という意味が重視され、病気や災難から子どもを守ってくれるようにという願いを込めて飾るようです。
昔は兜や鎧は子どもの厄を背負うものとして一人一人に用意するのが理想とされていましたが、最近では父親のものを息子が受け継ぐという考え方のもと、お下がりを飾るという家庭もあるようです。
端午の節句の飾りはいつから飾る?
端午の節句の飾りはいつから飾るとよいのでしょう。飾りをいつから飾っていたのかをママたちに聞いてみました。
「兜を長く眺めることができるように、娘の桃の節句が終わったらできるだけ早く飾るようにしています。両手に収まるかわいらしいサイズの兜を購入して玄関に飾っているので、外出時や帰宅時に眺めることができて嬉しい気持ちになります」(30代ママ)
「動きたい盛りの子どもが誤って倒したりしないように、五月人形は端午の節句の1週間程前から飾っています。端午の節句のお祝いが終わったら翌日くらいに片づけることが多いです」(30代ママ)
「我が家では春分の日が終わったあたりから和室に鎧人形を飾り始めます。自分のものが飾られる特別感が嬉しいのか、その時期だけ和室で遊ぶことが多くなります」(30代ママ)
端午の節句の飾りをいつからいつまで飾るかについての決まりはないようです。子どもの様子や飾る場所などによって、飾りをいつから飾るのかを決めているというママたちの声がありました。
端午の節句の飾りは誰が買う?
五月人形などの飾りを購入する場合、誰が買うのか気になるママもいるかもしれません。端午の節句で誰が飾りを買ったのかをママたちに聞いてみました。
子どもの祖父母
「地元の昔からの風習に習い、我が家では初節句にあわせて私の両親が兜を買ってくれました。夫の両親からはかわいらしい鯉のぼりの吊るし飾りをいただきました」(40代ママ)
「五月人形しか用意することを考えていなかったのですが、双方の実家が購入を申し出てくれたので金額を折半して買ってもらいました。立派な人形を用意してもらい、息子のお祝いが華やかにできて嬉しかったです」(30代ママ)
子どもの祖父母が端午の節句の飾りを購入してくれたという家庭もあるようです。それぞれの実家が購入を申し出てくれた場合は、外飾りと内飾りで分担したり費用を折半したりするとよさそうです。
夫側、妻側どちらの両親が兜を買うかは地域の風習によって異なるようなので、気になる場合は一度確認してみるとよいかもしれません。
パパとママ
「それぞれの両親に負担をかけたくないので、端午の節句の飾りは自分たちで用意しました。値段も手頃ながらおしゃれな兜を選ぶことができ、夫婦ともに気に入っています」(20代ママ)
「見た目や収納面にもこだわりたいと考え、端午の節句の飾りは自分たちで買うことにしました。最終的に、夫の好きな武将がモチーフになったケース入りの兜を購入しました」(30代ママ)
子どもの祖父母の負担を減らしたり、気に入ったものを選んだりしたいという理由から、パパとママが飾りを買ったという家庭もあるようです。
子どもの祖父母が購入を考えていることもあるかもしれないので、自分たちで用意したい旨を事前に話しておくとよいかもしれません。
手作りの端午の節句の飾り
端午の節句の飾りを手作りしたいと考えるママもいるかもしれません。どのような手作りの飾りを作ったのかをママたちに聞いてみました。
ちりめん細工の兜
「出産予定日が4月だったので、端午の節句の飾りは妊娠中にちりめん細工の兜のキットを購入して手作りしました。子どもの成長を願いながら作る過程も楽しく、初節句のお祝いを手作りの兜でお祝いできて嬉しかったです」(30代ママ)
お店やインターネットで販売されているキットを使って、端午の節句の飾りを手作りするママもいるようです。
ちりめんやクラフトビーズ、編みぐるみなどさまざまな種類のキットが売られているので、子どもといっしょにお店に行き子どもに好きな飾りを選んでもらったというママも声もありました。
鯉のぼりのガーランド
「アパート暮らしで鯉のぼりを飾るスペースがないので、端午の節句では折り紙で鯉のぼりのガーランドを作り部屋に飾りました。子どももかわいいと喜んでくれたので、作ってよかったと思いました」(20代ママ)
スペースや予算の問題などで鯉のぼりを飾ることが難しい場合は、ガーランドを作って飾るという方法もあるようです。素材をフェルトに変えたくさんの色を使ってカラフルな鯉のぼりを作ってあげると、毎年楽しめる飾りを作ることができそうですね。
フェルトの五月人形
「子どもが飾りに愛着を持ってくれるとよいと思い、フェルトで子どもが好きなキャラクター、兜、鎧を縫ってオリジナルの五月人形を作りました。大きなフェルトでおそろいの兜を作って被らせてあげたらとても喜んでくれました」(40代ママ)
フェルトを使って五月人形を手作りしたというママもいるようです。フェルトを使えば汚れてもふき取ることができるので、子どもの身近なおもちゃとして遊んでもらうのもよいかもしれません。
端午の節句は飾りでお祝いしよう
端午の節句の飾りは外飾りか内飾りかによって意味が異なり、いつから飾るのかについての決まりは特にないそうです。誰が買うのかについても地域の風習やママたちの考え方によって違いがあり、お下がりを利用したり手作りしたりするママたちの声もありました。
1年に1度の端午の節句のお祝いを、飾りを使って華やかにお祝いできるとよいですね。