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初穂料を包むのし袋の選び方や書き方。安産祈願やお宮参りなどであわじ結びは使える?
戌の日の安産祈願やお宮参りなどの祈祷のときに神社に納める初穂料。初穂料を包むのし袋は、ご祈祷のシーンによって使い分けたほうがよいのか悩むママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、初穂料に使うのし袋の水引の種類や選び方、のし袋の表と裏、上袋の書き方のマナーなどを、ママたちの体験談を交えながらご紹介します。
初穂料を包むのし袋とは
家族の安全や健康を願うために神社で祈祷をしてもらおうと考えている方の中には、神社に渡す初穂料や初穂料を包むのし袋について知りたいこともあるかもしれません。初穂料を包むのし袋についてご紹介します。
のし袋とは
のし袋とは、お祝い事や弔事・仏事などでお金を送る際に入れるための袋のことをいうようです。のし袋には、右上の方に「のし」の飾りが、真ん中のあたりには「水引」がありますが、印刷されている封筒タイプのものもあるそうです。初穂料は神社に納めるお金なので、直接手で金銭を持つことがよくないと考えられていたことから、のし袋に包んでお納めするようになったそうです。
初穂料を包む水引の種類
のし袋は慶事用と弔事用と2種類に分けられているようです。初穂料を包むのし袋は、慶事用のものを選ぶとよいでしょう。慶事用の中でも、水引の結び方には「蝶結び」「あわじ結び」「結び切り」の3種類があります。水引の結び方によって意味が変わるため、使う目的にあわせて選ぶとよいかもしれません。なお、水引については地域などによって本数が変わるようです。一般的にお祝い事の水引は奇数、弔事や仏事は偶数が使用されるといわれています。気になる場合は、奇数か偶数か、本数などのマナーを家族に確認してみましょう。
「蝶結び」「あわじ結び」「結び切り」を使う目的について、それぞれ詳しく見てみましょう。
蝶結び
蝶結びの水引は、何度も結び直すことができることから「何度あってもいい」お祝い事で使用しましょう。例えば、安産祈願やお宮参りなどです。
一方、結婚祝いは何度も繰り返すことは望ましくないため避けた方がいいかもしれません。
あわじ結び
あわじ結びは引っ張ると固く結ばれることが特徴の水引です。あわじ結びには「末永く付き合う」という意味があります。あわじ結びは、結婚祝いやお見舞い、弔事など幅広く使えますが、お宮参りでの使用は避けた方がいいようです。
結び切り
結び切りの水引は、一度結ぶとほどけないことから「一度きりで繰り返さない」ことに使用することとされています。例えば、結婚祝いや快気祝いなどです。
事前に用意できない場合、白封筒も使用可能
神社へ納める初穂料はのし袋に入れて納めることが望ましいですが、準備していない、事前に用意することが難しい場合などは水引が印刷された封筒タイプや白封筒を使用してもよいとされています。
シーン別、初穂料ののし袋の選び方
シーン別に初穂料をどのようなのし袋に包んだのか、ママたちに体験談を聞いてみました。
結婚式
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20代ママ
結び切りは堅結びともいわれ、一度結んだらほどけないとされています。結婚式では、一度きりのお祝い事として結び切りやあわじ結びののし袋を選ぶとよいようです。包む金額にあわせてふさわしいのし袋を選ぶとよいかもしれません。
お宮参り、七五三
30代ママ
子どものお宮参りのときに初穂料を渡しました。金銭をそのまま渡すのもよくないと思い、金銀の蝶結びののし袋に入れて持っていきました。
蝶結びの水引は、何度でも簡単に結び直せることから繰り返してもよいお祝い事に使われるそうです。お宮参りや七五三など何度でもお祝いしたいおめでたいことには、紅白や金銀の蝶結びの水引を選ぶとよいようです。
安産祈願、安全祈願
20代ママ
戌の日に神社で安産祈願をしてもらいました。日曜日で参拝客が多いかもしれないと思い、神社の方の手間も考え紅白の蝶結びが印刷されたのし袋を選びました。
水引やのしが印刷されたのし袋に初穂料を包んだというママの声もありました。神社によっては、必ずのし袋に入れて渡さなければならない場合と、のし袋に包まなくてもよいという場合もあるそうなので、事前に確認しておくとよいかもしれません。
のし袋の構成と包み方
初穂料を入れるのし袋の包み方には決まりがあるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
上袋・中袋がある
40代ママ
神社に納める初穂料には、上袋と中袋のあるのし袋を使っています。上袋はのしや水引がついている外側の袋です。筆ペンで「初穂料」と名前を記入しました。中袋には金銭を入れて、住所と名前を記入しました。
のし袋には、上袋と中袋があるものと上袋のみのタイプのものがあります。上袋と中袋で構成されているものがより丁寧な印象を与えられますが、神社へ納める初穂料は上袋のみのタイプのものでも問題はないようです。
お札の向き
20代ママ
神社に渡すお金なので、お札の向きをそろえて包みました。向きがそろっていると受け取る相手も気持ちがいいかなと考えました。
お札の向きをそろえることを意識したというママの声がありました。必ず向きをそろえなければならないということはないようですが、お札の向きが揃っていると丁寧な印象を持ってもらえそうです。
新札の方がよい?
30代ママ
子どもの成長を願うためのものだったので、お宮参りの初穂料は新札を用意しました。包むときも気持ちが引き締まりました。
初穂料は必ずしも新札でなくてはならないということはないようです。しかし、神社へのお礼として渡すものになるため、なるべくきれいな状態のものでしわや汚れが付いたお札は避けるとよいかもしれません。
初穂料の相場はいくら?
初穂料にいくら包めばいいのか、相場を知りたいママやパパもいるでしょう。
初穂料は、神社ごとに金額が定められています。神社のホームページに初穂料が掲載されていることもあるようです。
ホームページに掲載されていない場合は、神社に問い合わせをしたというママの声がありました。問い合わせをしても、「お気持ちで構いません」といわれてしまうこともあるようです。参考までに、お宮参りの初穂料の相場は、5,000〜10,000円程度といわれています。
初穂料を包むのし袋の書き方
初穂料を入れるのし袋には、書き方のマナーはあるのでしょうか。上袋と中袋の書き方をご紹介します。
上袋の書き方
© hanack - Fotolia
20代ママ
戌の日の安産祈願のときに初めて初穂料を用意しました。どのように書けばわからなかったので母に聞いたところ毛筆が良いと教えてもらい、水引の上の部分に「御初穂料」と書きました。
30代ママ
お宮参りのときの初穂料には、神社に渡す謝礼という意味から、のし袋の上の段に「御礼」と書き、下の段には子どもの名前をフルネームで書きました。書くときは筆ペンを使いました。
のし袋の表書きは、水引の上に「御初穂料」や「御礼」と書くとよいようです。水引の下には名前を書きますが、結婚式では夫婦それぞれの旧姓を、安産祈願では夫婦連名、もしくは姓のみを書くとよいようです。名前を連名で書く場合は、年齢順で書くようにしましょう。お宮参りや七五三など、子どもがご祈祷を受ける場合は子どもの名前を書くとよいとされています。
なお、上袋を書くときには筆ペンなど毛筆で書くようにしましょう。
中袋の書き方
30代ママ
交通安全祈願のときに用意したのし袋に中袋が入っていたので、中袋の表面には金額を大きく書き、裏面には住所と名前をパパに書いてもらいました。
中袋は、表面に包んだお金の金額を大きく「金〇〇円」と書き、裏面の左下に住所と名前を書くとよいようです。中袋も連名で書く場合は、年齢順で記入しましょう。一般的には大字を使って金額を書くとよいとされていますが、書きなれていない場合はあまり無理をせず書きやすい方を選ぶとよいかもしれません。
大字とは、記載した金額の改ざんを防ぐために使用する旧字体のことをいいます。例えば、「金壱萬円」「金伍仟圓」と記載するものです。
のし袋には中袋がない封筒タイプもあるそうです。その場合、のし袋の裏面の左下に金額と住所を記入するとよいそうです。
シーンにあわせたのし袋を選ぼう
© polkadot - Fotolia
今回の記事では、初穂料に使うのし袋の水引の種類や選び方、のし袋の表と裏、上袋の書き方のマナーなどを、ママたちの体験談を交えながらご紹介しました。
初穂料を包むのし袋は、戌の日の安産祈願やお宮参りなど目的にあわせて選ぶとよいでしょう。目的によっては、水引の種類、表書きや裏書きの書き方も変わることがあるため意識しておくとよいかもしれません。七五三や安全祈願、結婚式など、シーンやマナーにあわせてのし袋を使い分けてみてはいかがでしょうか。
神社で結婚式を挙げたときには、一度結ぶとほどけないとされている結び切りの水引ののし袋に入れて渡しました。金額に相応するのし袋を選びました。