初穂料を包むのし袋。安産祈願やお宮参りなどで使う袋の選び方や書き方

初穂料を包むのし袋。安産祈願やお宮参りなどで使う袋の選び方や書き方

2018.11.08

初穂料を包むのし袋は、戌の日の安産祈願やお宮参り、安全祈願や結婚式など、シーンによって使い分けたほうがよいのか悩むママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、初穂料に使うのし袋の水引の種類や選び方、のし袋の表と裏、中袋の書き方のマナーなどを、ママたちの体験談を交えながらご紹介します。

初穂料を包むのし袋とは

家族の安全や健康を願うために神社で祈祷をしてもらおうと考えている方の中には、神社に渡す初穂料や初穂料を包むのし袋について知りたいこともあるかもしれません。初穂料を包むのし袋について調べてみました。


のし袋とは

のし袋とは、お祝い事や弔事などでお金を送る際に入れるための袋のことをいうようです。のし袋には、右上の方に「のし」の飾りが、真ん中のあたりには「水引」がありますが、印刷されているものもあるそうです。初穂料は神社に納めるお金なので、直接手で持つことがよくないと考えられていたことから、のし袋に包んでお供えするようになったそうです。


初穂料を包むのし袋の種類

のし袋は慶事用と弔事用と2種類に分けられているようです。初穂料を包むのし袋は、慶事用を選ぶとよいでしょう。慶事用の中でも、水引の結び方には「蝶結び」「あわじ結び」「結び切り」の3種類あります。水引の結び方によって意味が変わるため、使う目的にあわせて選ぶとよいかもしれません。

シーン別、初穂料ののし袋の選び方

初穂料を包むのし袋はどのようなものを選べばよいのでしょうか。シーン別でご紹介します。


結婚式

結婚式
iStock.com/kokouu

「神社で結婚式を挙げたときには、一度結ぶとほどけないとされている結び切りの水引ののし袋に入れて渡しました。金額に相応するのし袋を選びました」(20代ママ)

結び切りは堅結びともいわれ、一度結んだらほどけないとされています。結婚式では、一度きりのお祝い事として結び切りやあわじ結びののし袋を選ぶとよいようです。包む金額にあわせてふさわしいのし袋を選ぶとよいかもしれません。


お宮参り、七五三

「子どものお宮参りのときに初穂料を渡しました。お金をそのまま渡すのもよくないと思い、金銀の蝶結びののし袋に入れて持っていきました」(30代ママ)

蝶結びの水引は、何度でも簡単に結び直せることから繰り返してもよいお祝い事に使われるそうです。お宮参りや七五三など何度でもお祝いしたいおめでたいことには、紅白や金銀の蝶結びの水引を選ぶとよいようです。


安産祈願、安全祈願

「戌の日に神社で安産祈願をしてもらいました。日曜日で参拝客が多いかもしれないと思い、神社の方の手間も考え紅白の蝶結びが印刷されたのし袋を選びました」(20代ママ)

水引やのしが印刷されたのし袋に初穂料を包んだというママの声もありました。神社によっては、必ずのし袋に入れて渡さなければならない場合と、のし袋に包まなくてもよいという場合もあるそうなので、事前に確認しておくとよいかもしれません。

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初穂料を包むのし袋の書き方

初穂料を入れるのし袋には、書き方のマナーはあるのでしょうか。表書きと中袋の書き方をご紹介します。


表書きの書き方

のしに名前を書く
© hanack - Fotolia

「戌の日の安産祈願のときに初めて初穂料を用意しました。どのように書けばわからなかったので母に聞き、水引の上の部分に『御初穂料』と書きました」(20代ママ)

「お宮参りのときの初穂料には、神社に渡す謝礼という意味から、のし袋の上の段に『御礼』と書き、下の段には子どもの名前をフルネームで書きました」(30代ママ)

のし袋の表書きは、水引の上に「御初穂料」や「御礼」と書くとよいようです。水引の下には名前を書きますが、結婚式では夫婦それぞれの旧姓を、安産祈願では夫婦連名、もしくは姓のみを書くとよいようです。お宮参りや七五三など、子どもがご祈祷を受ける場合は子どもの名前を書くとよいとされています。


中袋の書き方

「交通安全祈願のときに用意したのし袋に中袋が入っていたので、中袋の表面には金額を大きく書き、裏面には住所と名前を書きました」(30代ママ)

中袋は、表面に包んだお金の金額を大きく「金〇〇円」と書き、裏面の左下に住所と名前を書くとよいようです。一般的には大事や旧字を使って数字を書くとよいとされていますが、書きなれていない場合はあまり無理をせず書きやすい方を選ぶとよいかもしれません。

のし袋には中袋がない封筒タイプもあるそうです。その場合、のし袋の裏面の左下に金額と住所を記入するとよいそうです。

初穂料の書き方について厄払いや戌の日、結婚式での違い。金額を書く際に使う数字とは

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のし袋の包み方

初穂料を入れるのし袋の包み方には決まりがあるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。


お札の向き

「神社に渡すお金なので、お札の向きをそろえて包みました。向きがそろっていると受け取る相手も気持ちがいいかなと考えました」(20代ママ)

お札の向きをそろえることを意識したというママの声がありました。必ず向きをそろえなければならないということはないようですが、お札の向きが揃っていると丁寧な印象を持ってもらえそうです。


新札の方がよい?

「子どもの成長を願うためのものだったので、お宮参りの初穂料は新札を用意しました。包むときも気持ちが引き締まりました」(30代ママ)

初穂料は必ずしも新札でなくてはならないということはないようです。しかし、神社へのお礼として渡すものになるため、なるべくきれいな状態のものでしわや汚れが付いたお札は避けるとよいかもしれません。

シーンにあわせたのし袋を選ぼう 

お宮参り
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初穂料を包むのし袋は、戌の日の安産祈願やお宮参りなど目的にあわせて選ぶとよいでしょう。目的によっては、水引の種類、表書きや裏書きの書き方も変わることがあるため意識しておくとよいかもしれません。七五三や安全祈願、結婚式など、シーンにあわせてのし袋を使い分けてみてはいかがでしょうか。

2018.11.08

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