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ご飯にも合う!さわらとほうれん草の味噌グラタン【魚屋さんレシピ】
子どもに食べさせたいと思いつつ、「レパートリーがない」「なんとなく苦手意識がある」などの理由で食卓にのぼることが少ない魚料理。この連載では魚屋三代目の柳田昇さんが、親子で魚好きになる簡単で飽きのこない魚レシピを紹介します。
こんにちは、魚屋三代目です!
「秋に食べたい定番メニュー」が今月のテーマ。
今回は旬の食材を使ったグラタンをご紹介します。
使った魚介は、これから冬にかけて脂がのる鰆(さわら)。そこに、じゃがいもとほうれん草を組み合わせました。今回は、ホワイトソースに味噌を加えて、ご飯にも合うグラタンに仕上げています。
立体感のある盛り付けで、お子さまにも喜んでいただけますように!
さわらとほうれん草の味噌グラタン
材料
・さわらの切り身…3切れ
・じゃがいも…小6個(小さいものが無い場合は300gくらい)
・ほうれん草…1袋(200gくらい)
・ホワイトソース缶…1缶(300gくらい)
・牛乳…100ml
・味噌…大さじ1半〜2
・みりん…大さじ1
・グラタン・ピザ用チーズ…適量
・塩…少々
・こしょう…適量
・サラダ油…大さじ1
・ドライパセリ…お好みで
作り方
1. よく洗ったじゃがいもを耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかぶせてから電子レンジ(600w)で4分加熱。上下をひっくり返して、さらに3分加熱する。竹串を刺し、スッと入っていけばOK。(竹串が入らなければ更に加熱する)
2. ほうれん草を少しかために茹でる。冷水にとり、水気を絞って4〜5センチくらいに切る。
3. 鍋にホワイトソース、牛乳、味噌、みりんを加え、弱火でよく混ぜながら熱する。味見で味噌の風味と塩加減を確認し、お好みの濃さになるまで味噌を追加して混ぜる。
4. 先ほどの鍋に、ほうれん草を加えて混ぜ合わせる。
5. さわらの切り身を半分に切る。フライパンでサラダ油を熱し、さわらと先ほど加熱したじゃがいもに塩とこしょうをふって炒める。さわらが十分に焼け、じゃがいもにも焼き色がついたら火を止める。
6. グラタン皿にほうれん草を混ぜたソースを入れ、さわらとじゃがいもを盛り付ける。その上にチーズを乗せたら、250℃に熱したオーブントースターで表面に焼き色がつくまで焼く。
7.大体5〜7分くらいで焼き上がり、仕上げにお好みでドライパセリをふって完成。
料理のコツ・ポイント
さわらは血合いのところに骨(血合い骨)があるかもしれません。その場合は取り除くか包丁で切り落としておきましょう。
今回は白味噌を使っていますが、お好みのものをお使いください。味噌によって塩分濃度が違うので、味見をしながら加減してみてください。
今回使用したほうれん草のほかには、小松菜や白菜などもオススメ。キノコ類なども合いますので、こちらもお好みで組み合わせてみてください!
魚屋さんが教えるさわらの目利き・選び方
さわらの切り身は身に艶があり、血合いが赤くきれいなもの、そして皮目が輝き、斑紋がはっきりとしているものを選びましょう。
魚屋さんが教えるさわらの豆知識
魚編に春と書いて鰆(さわら)と読みます。
春と付くので、春が旬だと思われがちですが、実は地域によって異なります。
一般的に関西では春、関東では冬と言われていますが、冬の産卵前に水揚げされたさわらには脂がのり、この場合は「寒鰆」という漢字表記に変化します。
Profile
魚屋三代目・柳田昇
昭和49年 8月3日生まれ。
神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店『魚武商店(うおたけしょうてん)』の三代目。
父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。
その他、料理家としてレシピ本などの書籍やレシピ提案、レシピ提供、テレビ、料理教室など幅広く活動中。
<執筆、写真提供>柳田昇
<構成>KIDSNA編集部