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新幹線や電車の子どものマナー。飛行機や高速バスの体験談など
子どもといっしょに新幹線や電車などの公共の乗り物に乗る際、事前にマナーをわきまえていないと周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。周囲も自身も嫌な思いをしないためにも、飛行機や高速バスの体験談を交えてマナーについて考えてみました。
公共の場でのマナーとは
公共の場では、子どものマナーは親が意識していないと周囲から予期せず「マナー違反だ」と思われてしまうこともあるようです。
例えば公共の乗り物に乗っているとき。子どもが走り回ったり大声を出し続けたり、靴のまま椅子の上に乗ったりしたら周囲の人はどう思うでしょうか?
マナー違反だと思われないためにも、今回集めたママたちの体験談や意見などに、きちんと耳を傾ける必要がありそうですね。
公共の乗り物に乗るとき
公共の乗り物に乗るとき、ママはどのようなことで困ってしまったのかを聞いてみました。
新幹線
「子どもが新幹線で泣き続けてしまい、到着するまで子どもをあやし続けなければならなくなってしまいました。おかげで私は1度も座席に座ることができずに目的地に到着」
「子どもが6カ月の頃新幹線で大泣きしてしまい、授乳室や外の景色が見える場所などを探して、新幹線内をずっとうろうろするハメになりました」
電車
「子どもといっしょに電車に乗った際、子どもが抱っこ紐から無理やり脱出しようとして困った経験が。抱っこ紐から出る靴が近くにいる人にぶつかりそうで大変でした」
「子どもが電車内でぐずってしまったため、グリーン車に移動して車内販売で子どもが食べられそうなパンを買い、どうにかその場をしのいだことがあります」
今回ご紹介したのはごく一部ですが、子どもといっしょに公共の乗り物に乗ったママの多くが、さまざまな苦労を経験しているようです。とはいえ子どもがまだ小さいうちは、公共の場でのマナーを理解させるのは至難の業でしょう。
公共の乗り物に乗る際は、周囲に迷惑がかからないよう、懸命に対処するママの姿勢が何よりも大切なのかもしれませんね。
子どものマナーで気になる点
「自身が公共の乗り物に乗っている際、同乗している子どものマナーが気になったことはあるか?」というアンケートを取ったところ、多くの人が「ある」と回答しました。
どうやら多くの人が「子ども自身がマナー違反をしている」という認識ではなく、「注意しない、見て見ぬふりをする親がマナー違反なのでは?」と感じているようです。
子どもが小さいうちは大声で泣いたり、はしゃいでしまうのは仕方のないことなのかもしれません。しかし、それを親自身が当然のものと捉えて、何もしない姿勢がマナー違反につながってしまうようですね。
また、公共の場で親が周囲に迷惑をかけないよう必死に子どもと接しているときは、周囲もある程度寛大な心を持つようにすることが大切なのかもしれません。
具体的には一体どのような点がマナー違反だと捉えられてしまうのでしょうか。乗り物別に声を集めてみました。
電車
「車両から車両へ走り回って電車内で遊んでいる子どもを見たとき、ちょっと迷惑かなと思いました。電車のなかでは静かにすることや、走り回ったら人にぶつかる可能性もあって危険だということを、その場で親が注意すべきではないかと感じました」
「靴を履いたまま席に立っている子どもを見かけたとき、何もせずに隣に座っている親に対して疑問を感じました。年齢の低い子どもであったら、親が靴を脱がせてから窓の外を見せるようにするなど、親が子どもとかかわることが大切なのでは?と思いました」
飛行機
「国際線のロングフライトに乗っているとき、泣き続けている子どもの横でずっとスマホゲームをしている親を見かけて、呆れました」
「後ろの席の子どもが私の座席シートを蹴って遊び続け、全然眠れませんでした。横にいる親は映画に夢中。CAさんに言って注意してもらいましたが、何故親が気づけないんだろうと疑問に思いました」
新幹線・電車内でのマナー
降りる人優先
ドアが開いた瞬間に、我先にと電車内に乗り込もうとする子どももいます。
走り回れるような年齢の子どもには、新幹線や電車に乗る際は降りる人が優先である旨を親が根気よく教え続けることが大切です。
ファミリー車両の活用
夏休みや年末年始などの車両が混み合う時期に、ファミリー車両という子連れ専用の車両を設けている新幹線もあります。
利用者が全員子連れであるため気兼ねなく車中を過ごすことができるので、ときには活用してみるのもよいでしょう。
高速バス内でのマナー
時間帯に注意
高速バスの場合隔離されたスペースを確保することができないため、子どもがぐずり続けてしまった場合など、子どもの声がバス中に響き渡ってしまいます。
深夜バスなど乗客が寝ることを前提としている高速バスは、子どもが小さいうちは避けた方がよさそうです。
オムツが取れていない時期は避ける
新幹線や飛行機とは異なり、高速バスの場合トイレがついていないため、子どもがオムツを汚してしまった場合は周囲に臭いの問題などで迷惑をかけてしまいます。
高速バスは子どもがオムツが取れていない時期は避け、子どもの年齢を考えて利用するようにしましょう。
飛行機内でのマナー
手荷物の場所に注意
機内持ち込みの荷物のなかに、子どもをあやすおもちゃや子どものお世話グッズなどがある場合、上の棚にしまわずにシートの下に置いておいた方がよさそうです。
何かある度に上の棚から荷物を出し入れしていたら近くの席の人も落ち着かず、また子どもへの対処も遅くなってしまうので、手荷物の場所は搭乗時に気をつけるようにしましょう。
機内での授乳やミルク
飛行機のなかで授乳する際は、授乳ケープを利用するのがよいでしょう。また、ミルクを飲ませる場合は客室乗務員にお願いするとお湯を用意してくれます。
航空会社によっては子ども向けのサービスを提供しているところもあるので、事前にどんなサービスを受けられるか確認しておいた方が安心できますね。
新幹線や電車のマナーを子どもに伝えよう
公共の乗り物に乗る際は、授乳もオムツ替えも、できれば乗車前に1度済ましておくのが理想的です。
子どもといっしょに新幹線や電車など公共の乗り物に乗る場合、「周りに迷惑をかけないかな?」と不安に思ってしまうママもいるでしょう。でも、あらかじめ気をつけた方がよいマナーを心得ておくことで、その不安は解消できるかもしれません。
高速バスや飛行機などに乗る際も気を張りすぎることなく、子どもと楽しくお出かけできるとよいですね。