子どもの習い事でメリットも多いバイオリン。始める時期や教室の選び方について

子どもの習い事でメリットも多いバイオリン。始める時期や教室の選び方について

2018.03.09

子どもの習い事で、男の子も女の子もバイオリンを検討している人もいるでしょう。バイオリンを習うメリットやいつから始めればよいのか、教室の選び方、通わせても続かないときの解決法などをご紹介します。

バイオリンの習い事を始めるきっかけ

幼児がバイオリンの習い事を始めるきっかけはさまざまです。子ども自ら習いたいと言い出すこともあるかもしれません。小さい頃からバイオリンの曲を聴いて音楽にふれたり、バイオリンのおもちゃで遊んだりしているうちに興味を持ち、男の子女の子問わず自然と習い事にバイオリンを選ぶこともあるようです。

パパやママがバイオリンを習っていて自分の子どもにも習わせたいというきっかけもあるかもしれませんね。

バイオリン教室に行くのはいつから

バイオリン
zhu difeng/Shutterstock.com

子どもにバイオリンを習わせるのは、いつから始めるとよいのでしょうか。


3歳~5歳

将来プロを目指すなどバイオリンを本格的に習わせたいなら、3~5歳ごろの早い時期から始めるといいようです。目安は、子どもが言葉を理解している、弦を指で押せる力がある、バイオリンを持って立てる(身長約100cm以上)などのようです。


6歳(小学校就学時)

先生の話をきちんと理解し、集中してレッスンに取り組んでもらいたいため、小学校に入る頃に習い始める場合もあります。年齢はあまり気にせず、ある程度の集中力がついてきたタイミングで始めるのが良いかもしれません。

バイオリン教室に行ってよかった点、メリット

子どもにバイオリンの習い事に通わせると、どのようなメリットがあるのでしょうか。


楽譜がよめるようになる

最初は読めなかった楽譜も、練習を通していつの間にか読めるようになり、バイオリン以外の楽器や音楽に興味を持つきっかけになるかもしれません。


弦楽器に親しめる

幼稚園や小学校に置いてあるピアノやオルガンなどの鍵盤楽器、学校で習うことの多いリコーダーなどに比べると、バイオリンをはじめとする弦楽器にふれる機会は少ないかもしれません。習い事を通して、幼児が弦楽器に親しむ機会が増えます。

バイオリンの習い事の費用

バイオリン教室に通うには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。


バイオリン教室の月謝

バイオリンの習い事の月謝は、月4回のレッスンで約7000円~10000円が相場です。レッスンの状況によって月謝があがる場合もあり、月20000円以上になる教室もあるようです。

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その他の費用

習い事の月謝
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バイオリンの習い事では、幼児の体の成長に合わせて楽器の買い替えが必要だといわれています。バイオリンの大きさには、大人用を含めて7段階のサイズがあり、体に合わなくなったら買い替えます。

例えば6歳ごろから始めて4段階目の大きさから使いだすとすると、大人と同じ大きさのバイオリンを使えるようになるまで、4回程度買い替える必要があります。 バイオリンは、数万円から1,000万円を超える高額なものまでさまざまです。楽器本体だけではなく、練習により消耗する弓毛の張り替えも必要となり、数カ月~半年の間で5,000円~6,000円かかります。

バイオリン教室によっては楽器のレンタルもできるので、賢く利用するといいでしょう。また、ある程度レッスンが進むと コンクールに参加する機会もあり、参加料がかかるものです。さらに、コンクールに向けての追加のレッスン費用や、コンクール用の衣装代、楽譜の費用などもかかってきます。

教室の選び方

子どもをバイオリン教室に通わせたいとき、どのような選び方ができるのでしょうか。

送迎のしやすさ

体験レッスンで気に入った教室が見つかっても、自宅からの場所が遠すぎるなど送迎に時間がかかるなら、一度検討した方がいいでしょう。長く通うためにも、送迎のしやすさは重要なポイントです。上達してコンクールに出るようになると、通う回数も増え、長い移動時間が難点となるかもしれません。

また、車で送迎することが多いなら、教室の周辺に駐車場があるかなども確認しておくといいでしょう。


時間帯と週末の活用

幼児向けのバイオリン教室のレッスン時間は、1回につき30分としているところが多いようです。夜の時間帯も開けている教室なら、他の習い事などとの調整もしやすくなります。

また、土・日もレッスンを行っている教室なら、子どもが大きくなっても平日は日頃の勉強に集中して、週末はバイオリンを練習するなどメリハリもつけやすいでしょう。

続かないときの解決法

始めは楽しそうに通っていたバイオリン教室でも、途中で「行きたくない」と言って行きたがらなくなる場合もあるでしょう。続かないかも、と感じた時にどのような解決法があるのでしょうか。


嫌がる理由を探る

子どもがバイオリン教室に行くのを嫌がったら、なぜ行きたくないのか理由を探りましょう。単純に楽しくない、レッスンについていけない、他のことに興味があるなど、さまざまな理由があるかもしれません。


辞めるタイミング

子どもの興味が変わって、習っている途中でバイオリンを辞めたいとなることもあるかもしれません。辞めるタイミングはさまざまですが、例えば、その時練習している曲の発表が終わったらコンクールが終わったら、といったキリの良いタイミングを選ぶと良いかもしれませんね。

始める時期や教室選びは慎重に

バイオリンを弾く女の子
jean schweitzer/Shutterstock.com

バイオリン教室は、幼稚園や学校だけではふれる機会の少ない弦楽器と親しめる習い事です。幼児期から習わせるのか、男の子か女の子かなど、いつからバイオリンを始めるのがよいのかは、子どもの成長度合いによっても異なります。

教室の選び方としてはすぐに「続かないかも」と感じないように、時間帯の幅が広く送迎しやすいなど、まずは続けることができそうか、それぞれの子どもにメリットがありそうかどうかを基準にしてみてはいかがでしょうか。

2018.03.09

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