キヤノンの新コンセプトカメラ、PowerShot PICKとPowershot ZOOMで幼児向け教育プログラムを実施!

キヤノンの新コンセプトカメラ、PowerShot PICKとPowershot ZOOMで幼児向け教育プログラムを実施!

キヤノンのカメラを使ったワークショップ「PICK&ZOOM教育プログラム」には、子どもたちに必要な力を育むためのヒントがたくさんあります。子どもの成長・発達に詳しい専門家を迎え、実際に5歳の子どもたちを対象に実施されたカメラを使った教育プログラムの様子をレポートします。

子どもの生きるチカラを育む「PICK&ZOOM教育プログラム」

学校などの教育現場においてアクティブ・ラーニングの重要性が高まっている昨今、キヤノンでは、保育園児や幼稚園児、小学生低学年を対象としたオリジナル学習プログラム

「PICK&ZOOM教育プログラム」を展開します。

 

この教育プログラムは、カメラや写真を撮ることで、子どものさまざまな力を育む内容になっています。カリスマ保育士てぃ先生と脳科学者瀧先生にも話を伺いました。

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実際に保育園で行われた「PICK&ZOOM教育プログラム」をレポート

今回「PICK&ZOOM教育プログラム」を実施したのは、Picoナーサリ玉川上水公園。年長の子どもたち9人がカメラを楽しみながら行った2022年10月13日、21日の2日間にわたるプログラムの様子をレポートします。


PICK&ZOOM教育プログラム

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STEP1:PowerShot ZOOMを使って撮影してみよう!

まず最初に、子どもたち全員にPowerShot ZOOMを渡して、先生から基本操作の説明をしました。

 

PowerShot ZOOMは遠くのものを近くで見れたり、近くのものをより大きく見れたり、スマートフォンやデジカメでは見られない写真が撮れる望遠鏡型カメラです。(※焦点距離[35mm判換算]:100mm/400mm/800mm(デジタルズーム)

先生の説明を真剣に聞く子どもたち
先生の説明を真剣に聞く子どもたち
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キャプション:「望遠鏡みたいでおもしろいよ」「ぼくにも見せて」お友だちとPowerShot ZOOMの楽しさを共有

練習が終わったら、次はいよいよ「好きなもの」をテーマに自由に撮影をします。

カメラを手に、早速撮影を始める子どもたち。「好きなものはなんだろう?」と考えながら、思い思いにPowerShot ZOOMを覗いています。

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大好きな先生を撮りたい!
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外の景色の撮影に夢中
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お気に入りのキャラクターの水筒、うまく撮れるかな?
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お友だちと撮影し合うのが楽しい
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ぼくの好きなもの、撮れた!

てぃ先生:改めて「日常の当たり前のこと」を見つめ直すよい機会になりますね。観察力や探究心も育まれそうです。もともと興味があったものを探究するだけでなく、今まで興味がなかったものに改めて興味を持つきっかけにもなりそうです。


STEP2:撮った写真を発表してみよう!

次は自分が撮影した作品をみんなに発表します。

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「ぼくが写ってる!」とうれしそうな子どもたち
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「どうしてこれを撮ったの?」とお友だち同士の会話も弾みます
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お友だちが撮影した写真に興味津々の子どもたち
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実際にPowerShot ZOOMで子どもが撮影した写真①撮影中のお友だち
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実際にPowerShot ZOOMで子どもが撮影した写真②外から見た保育園の窓
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実際にPowerShot ZOOMで子どもが撮影した写真③木と木のあいだに見つけたドングリ

てぃ先生:シンプルな楽しさはもちろんありますが、それ以上に他者が撮影した写真を見ることで、その子の新たな一面を知ったり、こういう見方もあるのかと多様性を自然に受け入れられるいい機会になると思います。他人の気持ちを想像することにもつながりますよね。


STEP3:実はその様子をPowerShot PICKが撮影していました!

今回の取り組みに欠かせないもうひとつのカメラがPowerShot PICK。子どもたちの様子を最適なタイミングで自動撮影していました。

 

PowerShot PICKは、自動で人の顔を見つけて、シャッターを切ってくれる自動撮影カメラです。

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その場に溶け込んだPowerShot PICKが子どもたちの自然な姿を撮影します
子どもがカメラを意識しないのでいい表情が撮れます(PowerShot PICKで撮影)
子どもがカメラを意識しないのでいい表情が撮れます(PowerShot PICKで撮影)
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好奇心いっぱいの子どもの表情(PowerShot PICKで撮影)
外でのびのび遊ぶ子どもの姿(PowerShot PICKで撮影)
外でのびのび遊ぶ子どもの姿(PowerShot PICKで撮影)

てぃ先生:今の子どもたちはスマホなどで撮影されることに慣れているので、ついポーズを撮りがちですが、これなら「自然な姿」が撮れますよね。あと、撮影者はいつも写真の中に不在ですが、これならみんな一緒に写真の中に残るのがとてもよいですね。

写真を通して育まれる「5つの力」とは

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「PICK&ZOOM教育プログラム」は、子どもたちのどのような力を育んでくれるのでしょうか。てぃ先生と瀧先生に詳しい話を伺いました。


将来的な学業成績にも影響!知的好奇心を深掘る

瀧先生:子どもの脳の成長に欠かせないのが「知的好奇心」です。一生懸命に写真を撮ったり、カメラを覗いて被写体を探したり。このように「これがきれい、面白い、あれはなんだろう?」と思って行動することが、良い刺激をもたらします。


自分を客観視する メタ認知能力の向上

瀧先生:メタ認知とは自分のことを俯瞰的にとらえて、客観的な判断を下すためのチカラです。幼少期はまだ自分を客観視することが苦手ですが、自分が写っている写真を見ているだけでも、メタ認知を鍛えることができると考えられます。

 

メタ認知を鍛えることは、自分を客観的に受け入れることですから、結果として、レジリエンスや自己肯定感、感情をコントロールする力を高めることに繋がります。


自分はこんなに愛されている!自己肯定感を高める

てぃ先生:お友だちや先生と写っている写真を見ると「こんなに楽しく話しているんだ!」「先生はぼくをこんなに優しく見守ってくれているんだ」と感じることができます。

 

自分が愛されている様子を客観視することは非常に重要です。よく鏡の前でハグしてあげてください、と話をするのですが、視覚でも大事にされていることが分かるとより満足度や幸福感が高まりますよね。PowerShot PICKだとより自然体で触れ合う様子を確認することができます。


多様性の時代 他人の個性を受け入れる

てぃ先生:自分やお友だちの写真を見せ合うことでイメージを共有し合うことができます。自分が良いと思ったものとは違っても良いのです。写真に正解はありませんから。お互いの作品を受け入れる、多様性の時代を生きる子どもたちにとって大切な力を育む一歩だと思います。


先取りノスタルジーで「幸せ」を感じる

瀧先生:脳科学で「先取りノスタルジー」として注目されているワードがあります。「ノスタルジー」とは昔を懐古することですが、先取りノスタルジーとは現在のこの瞬間を楽しかった思い出として写真などに残すことで、それが将来にこの楽しかった思い出を思い出すことで幸福感を感じられ、脳に良い刺激となると考えられています。

子どもの成長を支える「PowerShot ZOOM 」「PowerShot PICK」

今回のプログラムで使用した2つのカメラ「PowerShot ZOOM 」「PowerShot PICK」をご紹介します。


望遠鏡型カメラ「 PowerShot ZOOM」

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子どもたちの手にもすっぽり収まる小型サイズですが、100mm/400mm/800mm(デジタルズーム)の焦点距離をもつ優れものです。操作も非常に簡単で、ボタンを押すだけでズームを切り替えられます。

 

写真も動画も撮影可能。覗きながらズーム機能を使えるので、興味を持ったものを観察し、最高の瞬間を残すことも簡単に行えます。

 

※夜間や暗いシーンでの撮影、星空などの天体観測では適していないシーンがあります。

※35mm判換算。100mmと400mm時は光学ズームによる切り替え。800mm時はデジタルズームのため、画質が低下します。

 

てぃ先生:PowerShot ZOOMは、子どもの興味関心を広げるツールだと思います。そして、子どもが新しい発見をしている姿を見ている大人も、その子の新しい部分に気づけるのではないでしょうか。


自動撮影カメラ「PowerShot PICK」

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自動で人の顔を見つけて、シャッターを切ってくれる自動撮影カメラです。最高の表情と最高のアングルを自動で判定して撮影をしてくれるので、カメラマン要らずで、思い出を残すことができます。

さらに、声やスマホで操作しての撮影も可能。アプリを使えば撮影設定のカスタマイズや人物登録も。撮影後は、おすすめ画像を自動でセレクトしてくれるのも嬉しいポイント。

 

てぃ先生:実は僕もPowerShot PICKを保育園でもプライベートでも使っています!園で子どもたちを撮影しようとすると、その間撮影者は保育をできなくなってしまいますが、PowerShot PICKがあれば保育をしながら撮影ができます。

子どもの好奇心や表現力、自己肯定感につながるカメラ

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今回のプログラムでは、「PowerShot ZOOM 」で子どもの好奇心や表現力を広げることができ、「PowerShot PICK」では子どものメタ認知や自己肯定感を高めることができます。お友だち同士、先生とのコミュニケーションも生まれ、他者を理解することや想像力を育むことにもつながったのではないでしょうか。

 

てぃ先生:写真のいいところは「残せること」と「他者と共有できること」だと思います写真として残すことで他者と価値観の共有ができ、想像力も広がります。個性やその子らしさを表現することもできるので、ママやパパ、園の先生が子どものことをより深く知るためのツールにもなるのではないでしょうか。

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KIDSNA STYLEでは、今後も「PICK&ZOOM教育プログラム」の活動を支援し、その模様をお届けしていきます。

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