【KIDSNA編集長×ママ座談会】子どもの“ひらめき”を育むために、親としてできること
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子どもの好奇心は学びを広げる原動力になりますが、これからの時代はその好奇心をカタチにする力が必要です。どんなに素晴らしいアイディアも、実現できなければアイディア止まり…。カタチにすることで、はじめて価値が生まれます。そこで今回「ひらめきをカタチに」をテーマにKIDSNA編集長×ママ座談会を実施。子どもの好奇心を伸ばす方法、それをカタチにするための思考力についてトークしました。
KIDSNA編集長が考える、これからの時代に必要な力
グローバル化やIT化が進み、自分が子どもだった時代と今とでは、求められる能力も変化しています。
ーーこれからの時代、どんな力がより必要になるのでしょうか?
「考える力」はどう身に付けるか
ーーでは、「考える力」はどう身に付ければよいのでしょうか。
『自分で考えなさい!』みたいなことって、つい言ってしまいがちだけど、考えるって漠然としていて難しいですよね。
わかります。つかみどころがないというか。考える方法を学んだことってないですもんね。
そうですよね。人によって考える力の定義はさまざまですが、個人的には、『何か疑問や課題を見つけたときに、自分なりに状況を分析して、進むべき道を自分で決める力』のように捉えています。
でも理屈はわかっても、じゃあ親として何ができるの?と聞かれたら困ってしまいますよね。
できればお勉強のような形ではなく、楽しみながら身に着けてほしいです。
そうじゃないと続かないですもんね。考える力といえば、去年から小学校でプログラミング教育がスタートしましたよね。
プログラミング教育は、まさに「論理的に考える力」を育むことが主な目的とされていますね。ちなみに皆さんはどのように取り組んでいますか?
図書館でプログラミングの本を借りて、子どもといっしょに少し勉強してみたのですが、難しくてそっとページを閉じました(笑)。
わたしたちはプログラミングを習ってきてないので、子どもにどう教えればよいか戸惑いますよね。
子どもにどうやって教えればいいかわからない…という声は、ママたちからよく聞きますね。
近年ではさまざまなプログラミングのおもちゃやサービスが登場していますが、今回は工作とプログラミングを掛け合わせた、ユニークなプログラミング教育ロボットembot(エムボット)をご紹介します。
工作×プログラミング?「embot」でものづくりにチャレンジ
実際に親子でembot(エムボット)を体験してもらいました。
付属のダンボールに限らず、紙コップや空き箱、牛乳パックなどの身近な素材を使って、自分だけのオリジナルロボットを作れるembot(エムボット)。
工夫次第でいろいろなロボットを作ることでき、アイデアをカタチにしやすいところが特徴です。
プログラミングのレベルは全部で5段階あり、徐々にレベルアップできるから、やる気が続きやすいのも魅力。
ひらめき次第でつくれる作品は無限大!ユーザー向けサイトembottersでは、どんなプログラムがつくれるのかをチェックできます。
遊べば遊ぶほど、プログラミングに夢中に
親子で一緒に楽しめるところがいいですね。はじめてで、ここまでできると思わなかったです。
お子さんすごい集中してましたよね!うちは、子どもより私の方が夢中になってしまいました(笑)。
それぞれ個性が出てましたよね!こういうのって意外とパパが得意だったりするので、パパと子どものコミュニケーションツールとしてもいいかもしれないと思いました。
たしかに…!
パソコンやアプリで完結するのではなく、目の前でリアルに動くロボットを観察しながら学ぶことで、よりプログラミングの理解も深まりそうです。
プログラミング教育は、プログラミング技術を身に付けることが目的ではなく、生涯にわたってやりたいことを実現していく力を育てるためのひとつのツール。
プログラミング的思考があれば、目的に向かって物事の道すじや解決法を導き出すことができます。
プログラミング的思考を身に付けられる、ものづくりプログラミングサービスembot、ぜひ親子で体験してみてはいかがでしょうか。
2021.03.17
わたしたちが子どもの頃は、暗記型の教育が主流でしたが、ここ20年くらいで、『非認知能力(=好奇心、やりぬく力、コミュニケーション力など)』も一緒に育んでいくことが必要という考え方が浸透してきました。
なかでも『これなんだろう?』『やってみたい!』『もっと知りたい!』という好奇心は、学びを広げる大きなきっかけになります。
『やってみたい!』をカタチにできると、それが自信となり、さらに成長できますよね。そのためには、やはり『考える』が必要だと思います。