こちらの記事も読まれています
ひらがなを読める・書くのはいつから?やり方や教えるときのコツ
ひらがなやカタカナは小学校で学びますが、近ごろは幼稚園生でも書くことができたり、じょうずに読める場合もあるようです。いつから教えるのがいいのか悩んでいるママもいるでしょう。そこで今回は、ひらがなをいつから教えたか、また教えるときのコツなど、体験談を交えてお届けします。
ひらがなを覚えるのはいつから?
子どもの誕生日や成長によってそれぞれ時期は異なりますが、ひらがなは4~5歳で読めるようになり、5~6歳で書くことができるケースが多いようです。
では、どんなときに「そろそろひらがなを教えようかな」とママたちは思うのでしょうか。
幼稚園でお友だちからお手紙をもらったけれど
筆者の息子が幼稚園の年少の頃にクラス内で手紙交換がブームになり、お友だちから何通かお手紙をもらいました。まだぎこちない文字で
「〇〇くんへ、いつもあそんでくれてありがとう。こんどつみきであそぼうね」
というかわいい手紙でした。息子はまだひらがなを書けなかったので、絵だけ描かせて、私が言葉を添えてお返事を渡しました。今思えば、ひらがなを覚えるいい機会だったのかもしれません。
小学校の入学説明会で
入学前の説明会で
「自分の名前は書けるようにしてください」
と言われました。もちろん小学校ではひらがなを教えてくれますが、大抵の子がある程度わかっているという前提で進めていく場合もあり、学校や先生によっても差があると聞いています。全てのひらがなの読み書きの練習はともかく、正しい鉛筆の持ち方や、直線や曲線など思うように動かせる「運筆」はなんとなくでも練習を進めておこうと思いました。
ひらがなを教えるポイント
まずは、ひらがなに興味を持つことから
いくら親が熱心に教えようとしても、子どもがひらがなに興味がないとなかなか覚えられないものです。好きな絵本やキャラクターグッズ、おもしろい看板など、子どもの目につく物から少しずつ自然と覚えられると無理がないでしょう。
お絵描きボードやおもちゃも便利
ひらがなの練習は紙や鉛筆だけでなく、普段から馴染んでいるおもちゃを遊びの延長として使うと、楽しんで覚えられるかもしれません。磁気ボードや消せるペンで、絵を描きながらひらがなも書くとよいでしょう。ひらがなの書いてある積み木を並べたり積んだりして、読めるかどうかクイズにしてみると興味を持ってくれるかもしれません。
あいうえお順じゃなくていい
ひらがなが読めるようになってきたら、次は書く練習です。鉛筆をコントロールして直線や曲線などを書く「運筆」ができるようになってから、ひらがなに入りましょう。50音の「あ」から……とあいうえお順にこだわらなくても、書きやすい文字「く」「し」「つ」など、簡単なものからの方が始めやすいですね。
【体験談】楽しむのがいちばんの近道
興味がないのに押し付けていた
「息子が2歳のとき、大きなひらがなや書き順が書いてある絵本を購入しました。寝る前の読み聞かせタイムに、子どもと一緒に「あ」から「あひるの“あ”だね」と言いながら指でなぞっていましたが、
子どもは興味がなさそうで、集中して聞いていませんでした。
しかも私が一度に欲張っていくつも教えようとしたので、余計に退屈だったようです。今思えば息子はまだ興味もなく、かといっておもしろくする工夫もしなかったので、ただの押し付けだったなと思います」
学習教室に通う
「年中から、そろそろしっかり文字や数の勉強を始めさせたいと思い、近所の学習教室に体験レッスンに行かせたら、もっとやりたい!と気に入ってくれたので週に2回通い始めました。
先生に褒められることが嬉しかったり、もっと進んでいるお友だちに刺激を受けたりしていたようです。
自主的な方法だと、どうしてもやらない日が続くこともありますが、教室では毎回宿題も出るので、家で私が見ながら定期的に文字の練習プリントができました。面倒に感じる日もありましたが、教室だけでなく、家でも繰り返しやることで定着していったと思います。
当時の先生も、「子どもは何度も忘れるので、繰り返しが大事」と言っていました。家でやる場合は、曜日や時間を決めると続けやすいと感じました」
絵本を使う
教室に通ったり、好きなキャラクターの名前を覚えることで、徐々にひらがなに興味を持つようになりました。絵本の読み聞かせをするときには「ねずみの“ね”を間違えて“ぬ”にしちゃったら、“ぬずみ”になっちゃうね!」など、息子が間違えやすいひらがなを印象に残るように、笑いながら話を広げていました。
お風呂でクイズ
お風呂にはテレビなど余計なものもないので、ひらがなを教えるのにいい場でした。浴室の壁にひらがな表を貼り、消せるクレヨンや指で、曇った浴室の鏡や壁でなぞってクイズ形式にしながら楽しく覚えられたと思います。また、たまにパパがお風呂でおもしろおかしく教えていたようで、男同士で長風呂を楽しんでいました。
長い目でみてあげましょう
子どもがひらがなを覚えるには、時間がかかり、さまざまな工夫が必要になることもあります。何度も間違えたりして大変なこともあるでしょう。けれど、そんなママの心配をよそに、いつからかすんなりと覚えていることもあるようです。たくさんの経験を通して、子どもが書くことや読めること楽しいと感じられるといいですね。