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子どもを怒ってばかりいませんか。イライラをニコニコに変えるには
Profile
製造メーカーの生産開発部、情報システム会社の開発部で長く勤務。執筆活動としては、育児サイトやITサイトへのコラム執筆や教育関連の電子書籍4冊出版など。プライベートでは4児の父。
「早くしなさい!」と子どもを怒ってばかりいませんか。いつもイライラしていちゃいけない、とは思っていても、なかなかむずかしいですよね。そんなママのために、イライラをニコニコに変えるアイディアをお届けします。
子どもは予想外のことをするもの
小さな子どもは大人が予想していなかったことをやらかします。ごはんの器をひっくり返したり、ゴミ箱の中に入ってみたり、汚いものを平気で触ったり口に入れたり。予想外のことをするものですから、大人の予定通りにものごとが進まなくてイライラしてしまいます。
私も予定通りにものごとが進めないとイライラしてしまうタイプでした。そんな私でしたが今ではあまりイライラしなくなりました。そのきっかけとなったできごとを紹介します。
年賀はがき売り場でイライラ
何年か前の年末、私は年賀はがきを買いに郵便局に行きました。郵便局の前には特設のはがき売り場が設置されていました。そこでは一人のおばさんがはがきを売っていました。
私の前に一人の女性客がいて少しややこしい注文をしていました。
「インクジェットはがきを65枚とプーさんのはがきを28枚と…」と、3~4種類のはがきを買おうとしていました。
売り場のおばさんははがきを数えて電卓で計算しています。その途中で、「あと、桜のはがきを15枚追加して」と女性客が追加注文をします。
するとおばさんの数えていた数と計算はリセットされてしまいました。また最初からやり直しです。
早くしてくれないかなあ、と私は少しイライラしてきました。
「あ、桜のはがきはインクジェットのにしてください」女性客がまた口をはさみます。
おばさんは電卓を置いてはがきを入れ換えます。そしてまた計算を初めからやり直すようです。
「おいおい、初めからやり直すなよ。金額は同じなんだし」と私は心の中で突っ込みました。そんなことをしてるうちに私の後ろに長い列ができていました。
売り場のおばさんもテンパってきたのでしょうか。合計8千円ちょうどで、一万円札をわたされるとお釣りを電卓で計算しています。
10000-8000=2000なら小学生でも暗算で答えを出せるのに。
そう心の中でつっこんでみると、なんだかおばさんたちのやりとりがおもしろく思えて、不思議とイライラがおさまりました。
マンガ家の視点
子育ての「あるあるネタ」
このKIDSNAには、子育てをネタにした多くの4コママンガが載っています。そこでよくあるパターンは、子どもがやらかしたイタズラなどを取り上げるというものです。
子どもが何かをやらかしてしまうと、せっかくやったことが無駄になったりあと片付けが必要になったりして、ママはどっと疲れてしまいますよね。
でも、このKIDSNAのマンガ家たちは「やってくれたよ、これはマンガのネタになる」と心の中でちょっと喜んでいるのではないでしょうか。
子育てマンガにしてみたら…
私はマンガを描いてはいませんが、ブログを書いています。KIDSNAのマンガ家たちと同じように、子どものイタズラなどをブログの材料にしている部分があります。そして書くことによって、あまりイライラしなくなりました。ブログを書くのもマンガを描くのも似ているかもしれません。
子どもが何かをやらかしたらイライラして怒るのではなく、一歩引いて客観的に見てみましょう。そして、これを4コママンガにしたらどうなるかしらとちょっと考えてみてください。これはマンガのネタになるな、と思うとイライラしなくなるのでは、と思います。
ニコニコでのびのび育てる
イライラしないために心を落ち着ける方法をいろいろ試しているママもいることでしょう。そんなママは、ここに挙げたように、マンガ家になったつもりで子どもを見る、という方法も試してみてください。
イライラがニコニコに変わればママの子育てのストレスは減ります。子どものほうも、ニコニコされているほうがのびのびと育つのではないでしょうか。イライラをニコニコに変えてしまいましょう。
ライター: 四児の父・あべっかん
本職はIT系のエンジニアです。息子二人と娘二人を育てながら教育関係のブログを書いています。