苦手意識がつく前に楽しく学ぼう。時計と時間を知る絵本12選

苦手意識がつく前に楽しく学ぼう。時計と時間を知る絵本12選

「いま、なんじ?」と子どもに聞かれたら時間を学ぶチャンスです!今回は、時計に興味を持ちはじめた子どもが楽しく理解できる絵本をご紹介します。新学期をむかえる9月、時間の大切さや一日の流れを理解するきっかけにしてみてはいかがでしょう。

時計や時間がモチーフになった絵本

子どもが時計を指さして興味を持ちはじめたら、まずは時計や時間がモチーフになった絵本を読み聞かせてみましょう。少しずつ慣れ親しんでいくことが、苦手意識をもたずに学べるポイントかもしれません。


とけいのあおくん

お父さんの誕生日プレゼントに買われた、目覚まし時計のあおくんのほほえましいストーリーが描かれている作品。思わずあおくんを応援したくなる内容で、どんどんお話の中に引き込まれていく絵本です。

イギリス生まれのこの一冊。何よりもおしゃれでセンスあふれるイラストが子どもだけでなく大人の心も惹きつけます。時計側の気持ちがわかると、子どもの毎日も楽しくなるかもしれません。


コッコじかんがはじまるよ

カラフルなニワトリたちの描き方がとてもユニークで、小さい子どももたっぷり楽しめる絵本。

”コッコ時”という時間の単位がおもしろく、子どもが時間に興味をもつきっかけにもなりそうです。かわいらしいニワトリたちの一日を参考に、子どもたちと楽しい時間をすごしてみてはいかがでしょうか。


チキチキチキチキいそいでいそいで

「チキチキチキチキ」というフレーズが印象的な、子どもへの読み聞かせにぴったりな一冊。

物置でみつけた古い腕時計といっしょに、早送りのようにすごい早さで動きはじめるコウくん。そして家族や友だちも……!角野栄子さんの文章と荒井良二さんのイラストが絶妙にマッチした、読み終わると不思議と元気になれる作品です。


とけいのおうさま

思わず絵本のページを開きたくなるほどキュートなイラストで読者の心をつかむ一冊。長い針や短い針など、時計に関することがたくさん登場し、時計を覚えはじめたい子どもや時間を意識した生活をしたい子どもにおすすめです。

少しのんびり屋の王さまから、時間の大切さについても学ぶことができるのではないでしょうか。

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時計の読み方を学べる絵本

時計そのものに興味をもてるようになったら、次は時計の読み方を学びましょう。自然と読み方を身につけられる絵本から実践的に学べる絵本まで、さまざまな知育絵本をご紹介します。


メイシーちゃん、いまなんじ?

時計の読み方を学べるだけでなく、カラフルな歯車が後ろに見えるようになっており、時計が動くしくみまでも知ることができる知育絵本。時計の針をまわすと本物の時計のようにカタカタと音がするので、子どもの興味もぐっと強まりそうです。

メイシーちゃんの生活にあわせて、楽しみながら時計をまわしてみましょう。


まいにちのとけいのえほん

立体的に浮かび上がるイラストで、時計の読み方をわかりやすく伝えてくれる絵本。子どもの毎日の生活習慣の中から15のシーンを取りあげ、「とけいをみましょう、いまなんじ?」と、くり返し問いかける構成になっています。

区切りのよい時間だけでなく、分単位まで紹介してくれるため、長く楽しめることができそうなのも魅力。少しずつ難易度を上げながら、親子いっしょに学びましょう。


とけいのほん 1

この絵本の主人公は、時計の短針と長針のちびとのっぽ。ふたりといっしょにお話を楽しむ感覚で読み進めていると、いつの間にか自然と時計の読み方が身につきます。

シンプルながらかわいらしいキャラクターがとても印象的で、子どもも時計の世界に入り込みやすいのではないでしょうか。デジタル時計に慣れ親しんだ家庭でも、時計の読み方の入門編として手にとってほしい一冊です。


とけいのえほん

この絵本には、ストーリーも時計の針をまわすようなしかけもありませんが、時間にまつわるさまざまな情景がページ一面に描かれ、その美しさを感じながら時計の読み方を学ぶことができます。

太陽や鳥、星、人……私たちが日常でみるシーンが輝いて見え、当たり前のことを大切にしようとするきっかけにもなりそうな内容です。大切な人への贈り物にもぴったりかもしれません。

時間の概念を知る絵本

時間とは不思議なもので、早く感じたり遅く感じたりすることがあります。誰にでも平等に与えられている時間の概念を知ることができる科学絵本を集めました。


チックタック じかんってなあに?

1秒、1分、1時間といった時間の長さや過去、現在、未来であらわされる時間軸について、大人にとっては当たり前のことを子どもにわかりやすく説明してくれる一冊。

たとえば、1秒は絵本をめくるくらいの時間、時間割は1週間ごとに繰り返されるなど、子どもの身近な遊びや生活の中から、時間とは何かを教えてくれます。イメージしやすい絵本から、日々の時間の大切さを感じられるとよいですね。


絵ときゾウの時間とネズミの時間

ネズミの寿命は2~3年、ゾウの寿命は60~80年。ですが、一生の間に心臓がうつ回数は、ネズミもゾウも同じ15億回……それぞれの生き物が自分のからだのサイズに応じた時間軸で生きていることをやさしく教えてくれる絵本です。

子どもたちが大好きな生き物をテーマに、絵本を読みながら親子でそれぞれの時間について話し合ってみてはいかがでしょう。


ながーい5ふん みじかい5ふん

同じ5分なのに、なんだか長さが違う……誰もがしたことがある、そんな経験。どうしてこんなにも感じ方が違うのか、子どもたちの身の回りのエピソードを通して時間の不思議やおもしろさについて触れることができます。

大人にとっては、なるほどと感心ばかりの内容ですが、子どもならではの着眼点をもつことで新しい発見がありそうです。


じかんが どんどん

子どもがイメージしやすいイラストで、時間について楽しくわかりやすく教えてくれる絵本です。

身近なテーマで時間の概念を知ることができ、読み進めていくうちに時間の流れを体感できるようになっています。これからの新学期を有意義にすごすため、自分なりに時間を上手に使おうという意識が芽生えるかもしれません。


<執筆>KIDSNA編集部


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2021.09.06

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