スポーツの季節!思わず体を動かしたくなる絵本10選

スポーツの季節!思わず体を動かしたくなる絵本10選

スポーツは体が鍛えられるだけでなく、仲間と同じ目標に向かって頑張ることで協調性も養われます。そんなスポーツを始めるのにぴったりなこの季節に、絵本を通して体を動かす面白さやスポーツによる大きな力を子どもに伝えてみてはいかがでしょう。今回は、スポーツの魅力がいっぱいの絵本10選をご紹介します。

スポーツに興味をもつきっかけに

スポーツにはどんな種目があるのか、どんな楽しさがあるのか……子どもの「やってみたい!」を引き出すような、スポーツに興味をもつきっかけになる絵本を集めました。


スウィング!

ページを開くと、子どもがぶんぶんバットを振り回し、サッカーボールをリフティング。いったいどうなってるの!?と思わず声を上げてしまいそうな、新感覚のしかけ絵本。

そのなめらかな動きはアニメーション映像を見ているようで、さまざまなスポーツの動きがリアルに見て取れます。何度ページをめくっても飽きないこのしかけ。子どもが自然とスポーツに引き込まれていきそうです。


およぐ

一度苦手と感じたことに向き合うのは、子どもにとってはとても難しいこと。特に、子どもが水への恐怖心をぬぐえず、水泳が苦手という話はよく耳にします。

この絵本は、泳ぎの理論を科学的にひも解いて、とてもかんたんに説明しており、子どもたちにとって親しみある動物たちの泳ぎを見ながら、自然と理解できるようになっています。泳ぐことに不安を感じる子どもたちの背中を押してくれる、泳ぎの楽しさがいっぱいつまった絵本です。


サッカーしようよ!ブルンミ

世界中の子どもたちに愛され続ける作品を生み出している、ハンガリーの絵本作家マレーク・ベロニカさんによる、「ブルンミとアンニパンニ」シリーズの中の一作。

かわいらしいイラストが魅力的なこの作品は、サッカーがうまくできない主人公がやり方を教えてもらい練習していくうちにどんどん上達し、夢中になっていく様子を描いています。上手になって得意気な表情をする主人公に、自分の子どもを重ね合わせ、ほほえましく感じる方も多いかもしれません。


絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会

伸ばすと3m近くにもなる、パノラマ絵本。

細部まで描かれた緻密なイラストは、時間を忘れてしまうくらい見入ってしまうという読者も。文字はまったくありませんが、それによって子どもの想像力をかき立て、見る人によって違うストーリーが生まれる魅力があります。スタートからゴールまで、マラソンのあらゆる楽しさを親子で体感してみてください。

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さまざまな観点からスポーツを描いた絵本にふれて、親子でスポーツの魅力や楽しさを感じてみましょう。


かけっこ かけっこ

小さい子どもが楽しめる、読み聞かせにぴったりの絵本。

個性的な動物のキャラクターがみんないっしょにかけっこする様子からは、お友だちと走る楽しさがとてもよく伝わります。シンプルな文章とインパクトのあるイラストで、かけっこの勢いも感じ取れ、思わず体を動かしたくなるでしょう。


ぞうの金メダル

大人気の絵本作家、斎藤洋さんと高畠那生さんがタッグを組み、話題となった作品。

スポーツ大会に出場したぞうが、次々と金メダルを獲得していくストーリーですが、ぞうは金メダルの数なんてまったく気にしていません。競技に参加することをただただ楽しむ姿がとてもすがすがしく、絵本を読む子どももスポーツの楽しさを実感できるのではないでしょうか。


はっけん!スポーツ大会まちがいさがし

スポーツ大会の競技風景を描いた13枚の絵には、ほかの大会から迷いこんだスポーツ選手や、スポーツ用具などのまちがいがたくさん隠されています。まちがい探しを楽しむのはもちろん、ユニークなイラストは見ているだけでとても楽しい!

13種類のスポーツ解説もついているので、親子でスポーツに関するちょっとした豆知識を身につけてみてはいかがでしょう。

スポーツをする上で大切なこととは?

スポーツには競争や勝ち負けがつきもの、と思う人も多いかもしれません。ですが、それよりももっと大切なことが絵本から学びとることができます。子どもといっしょに、スポーツの本当の魅力を知ってみませんか?


よういどん

障害物競走に挑戦するくまくんが精いっぱい頑張る姿を描いた作品。主人公の姿に自分を重ね合わせて、小さい子どもの共感を呼ぶストーリーです。

どんなに失敗してもがむしゃらに挑戦し、思い通りにうまくできなくても楽しく前向きな姿を見せるくまくん。スポーツが苦手な子どもたちに、運動する楽しさと結果はどうであれ頑張ることの大切さ、挑む勇気を与える素敵な絵本です。


ホームランを打ったことのない君に

野球の試合でちっとも打てなくて、落ち込むぼくに共感する子どももいるかもしれません。また、ホームランを打ちたいけど打ったことがない悔しさや寂しさを自分の人生の一部に重ね合わせる大人もいるでしょう。

この絵本は、野球のことをよく知らないという方でも必ず心をつかまれ、感動せずにはいられない奥深いストーリーが描かれています。夢をあきらめないすべての子どもたち、そして大人たちに贈りたい一冊です。


ちいさなジーコ せかいで いちばん たいせつなもの

鹿島アントラーズ・テクニカルディレクターを務めるジーコの少年時代を描いた、こちらの作品。

7歳になったばかりの男の子ジーコが、サッカーを通して学んだ大切なこと。やさしくあたたかいストーリーからだけでなく、やわらかい色彩で描かれたイラストからもそれが伝わってきます。ジーコを強くし、またジーコが大切にしてきた3つの”ジーコ・スピリット”がつまったこの絵本。みなさんの人生できっと役立つはずです。


<執筆>KIDSNA編集部


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2021.07.19

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