遠足を楽しみにしている子どものために絵本を読んであげたいと考えているママもいるかもしれません。今回の記事では、遠足がより楽しみになる絵本や季節にあわせた絵本の選び方、遠足の絵本を読み聞かせるときの工夫について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
遠足に行くことがわかった日から遠足を楽しみにしている子どももいるのではないでしょうか。初めて遠足に行く年少の子どもの場合は、遠足がどのようなものかわからず不安になることもあるかもしれません。絵本を使って遠足を楽しみな行事にしてあげられるとよいですね。
実際に、ママたちは子どもが遠足をさらに楽しみにできるよう、どのような絵本を読み聞かせていたのでしょう。
遠足の前には遠足をテーマにした絵本の読み聞かせをすると、子どもも遠足を楽しみにできるのではないでしょうか。どのような遠足の絵本を選んだのかママたちに聞いてみました。
「遠足の前に読み聞かせをする絵本は、行き先にあわせたものを選ぶようにしています。動物園に遠足に行くときは動物が登場する絵本、公園に遠足に行くときは公園での遊びをテーマにした絵本を選び、子どもがワクワクできるよういっしょに楽しんでいます」(4歳年少のママ)
遠足を楽しみにしている子どもに目的地のことが描かれている絵本を選ぶと、遠足を待ちわびる気分がいっそう盛り上がりそうです。行き先の他に、遠足に行くときに乗るバスの絵本をあわせて選んだら喜んでくれたというママの声もありました。
「遠足の絵本を選ぶときは子どもと同じ年齢の子どもたちが登場する内容を選んでいます。『この子たちも年中さんだってね』と話すと『ぼくと同じだね、どこに行くのかな』と興味をもって絵本を見てくれます」(5歳年中のママ)
同じ年齢の子どもたちが遠足に行く絵本を見ると、子どももいっしょに遠足に行くような気持ちになって楽しめるかもしれません。ママのなかには、子どもの好きな絵柄の遠足の絵本を選ぶと共感しやすいようだったという声もありました。
「うちの子の保育園では春と秋に遠足に行くので、遠足の前にはそれぞれの季節にあわせたお話の絵本を選んで読んでいます。春の遠足の前には、ちょうちょやたんぽぽが描かれている絵本を見て『ちょうちょにあえるかな?』と楽しみにしていました」(4歳年少のママ)
子どもに読み聞かせをするために季節にあう内容を選ぶママがいました。遠足の絵本のなかには季節の花や虫が描かれているものもあるので「遠足に行ったときに見つけたい」と子どもの楽しみに思う気持ちがふくらみそうです。
子どもが遠足をより楽しむための絵本にはどのようなものがあるのでしょう。ママたちが用意した絵本について聞いてみました。
「遠足の前の日に持ち物を準備して遠足を待ちわびるという内容の絵本を用意しました。お弁当やハンカチ、ティッシュなどを準備するところが子どもの遠足の準備と同じなので、自分が絵本に登場しているかのように楽しむことができたようです」(6歳年長のママ)
遠足の前日を描いた絵本は、子どもが自分と同じだと感じて共感をもちやすいかもしれません。他には、遠足が楽しみすぎて眠れなくなったという内容の絵本を読んで「明日は早起きできるように今夜は早く眠ろうね」と話したというママの声もありました。
「子どもの遠足の楽しみのひとつにお弁当があるようなので、本物のお弁当を広げたような絵本を用意しました。子どもは『こんなにいっぱい食べられるかな』などと言いながら遠足のお弁当がとても楽しみになったようでした」(5歳年中のママ)
遠足で子どもが楽しみにしているお弁当のことを描いた絵本もあるようです。絵本を見ながら明日のお弁当のおかずについて想像するのも楽しそうです。お弁当を題材にした絵本には、動物や虫がそれぞれの好物を持って行く愉快なお話もあるようですので、見比べて楽しむのもよさそうですね。
「年少の子どもが初めての遠足を楽しみにできるように、好きなキャラクターたちが遠足に行く絵本を用意して読み聞かせをしました。キャラクターと自分を重ねあわせて『私も遠足に行ったら野原に寝転びたい』と楽しみにしていました」(4歳年少のママ)
子どもの好きなキャラクターが登場する遠足の絵本を用意したママがいました。遠足に慣れていない年少さんも、好きなキャラクターが遠足を楽しむ絵を見れば、初めて行く遠足の楽しさを想像しやすいかもしれません。
遠足の絵本はどのように読み聞かせをすると子どもが喜んでくれるのでしょう。読み聞かせるときの工夫についてママたちに聞いてみました。
「遠足の絵本を読み聞かせるときは、実際に遠足に持って行くものを見せながら読むようにしました。お弁当を食べるシーンでは用意したお弁当箱の蓋を開いて見せることで、遠足でお弁当を食べる様子を思い浮かべることができたようです」(4歳年少のママ)
遠足の絵本の読み聞かせに実際の持ち物を使うと子どもが遠足のシーンを想像しやすいかもしれません。初めて遠足に行く年少の子どもといっしょにシートを敷いて水筒の蓋を開けたりお弁当箱を並べたりするといった演出をすることで、当日の練習にもなったというママの声もありました。
「普段の読み聞かせではお話の通りに読んでいますが、遠足の絵本を読むときにはお話のなかに子どもの名前を入れて呼びかけるなど会話を織り交ぜて楽しむようにしています。絵本に描かれた青空を見て『お天気がよくなるといいね』などと会話もはずみました」(5歳年中のママ)
普段の絵本の読み聞かせと違い、遠足の絵本は子どもと会話をしながら読むこともあるようです。登場人物の名前を子どもの名前に置き換えて読み聞かせをすると、遠足が現実的に思えて楽しみが増すかもしれません。
遠足を待ちわびる子どものために絵本の選び方や読み聞かせ方を工夫しているママがいました。初めて遠足に行く年少の子どもも楽しめるように、遠足にあわせた季節の絵本や子どもの好きな動物が登場する絵本を読み聞かせてあげるのもよさそうです。
絵本の選び方を工夫して、遠足がより楽しみになるとよいですね。
2019年03月10日
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