
孫を甘やかす祖父母に、違和感を感じた経験はありますか?おやつの時間以外にお菓子をたくさん食べさせたり、ゲームを与えすぎる過保護な祖父母に、困ってしまうときもありますよね。孫をかわいがってくれるのは嬉しいけれど、孫に甘い祖父母とどうつき合っていけばよいのでしょう。周りのママはどう考えているのか聞いてみました。
周りのママはどんなとき「孫に甘い!」と感じるのでしょう。甘やかす祖父母への想いを聞きました。
「子どもがねだるとすぐにお菓子を食べさせるので、わがままな子になってしまうんじゃないかと心配です」
「食事前でも子どもがねだるとおやつをあげてしまうので、ご飯をしっかり食べられず困ります」
「祖父が甘いおやつが好きな事情もあり、いつも大量のおやつで出迎えてくれます。子どもが食べ過ぎて体を壊さないか心配です」
「祖父母は子どもたちに『食べ物は好きなものしか食べなくてよい』と言ってるようです。好き嫌いなく何でも食べてほしいというママやパパとのしつけをしているのでちょっと困ります」
「祖母が用意してくれたのに子どもが『これは食べない!』と言うと好みの食べ物を作り直してくれる場合が多々あります。甘いですよね」
「転んだらすぐに手を出して抱き上げます。自分で起き上がるたくましさをつけてほしいのに……」
「娘はシャワーを嫌がります。気にせず頭も体もシャワーで洗っていましたが、祖母に『かけ湯で洗ったほうがよいんじゃない?』と言われました。過保護だなぁと感じることがあります」
「1日祖父母に預かってもらったとき、テレビばかり見せます。本を読むなど、テレビを見るだけじゃない時間の過ごし方を身につけて欲しいと思っているので気になります」
「ゲームは〇時間と我が家では決めていますが、祖母の家では注意されないので困ります。私と同じように注意してとは言いませんが、子どもを諭すような声掛けをしてもらえたらと思ってしまいます」
「子どもが好きな電車関連のおもちゃはだいたい買ってくれています。欲しいものを我慢する経験や大切さを知ってもらいたいと思ってるので、甘やかしすぎないでと思ってしまいます」
「久々に預けると新しいおもちゃを用意してくれていました。子どもが飽きさせないよう工夫してくれたのだと、好意をありがたいと感じています」
「行きたいといったら、連れて行っています。連れて行けないときは、その理由を理解し我慢してもらいたいので、甘やかすばかりではいけないと感じています」
孫の「したい」「やりたい」要求を叶えてくれる祖父母が多いようです。孫を可愛がるあまり「甘やかす」という結果に繋がるのかもしれませんね。
祖父母に対し「甘やかしすぎないで」とは言えませんよね。言いたいけれどうまく言えない、そんな気持ちにどう向き合っているのかを聞きました。
「義両親には何も言えません。子どもが小さい今だけと思って諦めています」
「預けている間はずっとテレビでアニメが流れていました。我が家は必要なとき以外はテレビを見ないよう習慣づけていたので困りましたが、預かってもらっている立場なので、特に『困る』とは伝えませんでした」
「親である私たちはちょっと厳しめに育てている分、甘やかしてくれるのが祖父母だと思っているので、その間は祖父母に任せます」
「祖母がやたら子どもを甘やかすのですが、自分も自分の祖父母には甘やかされてきたので割り切っています」
「祖父母が楽しんで甘やかしているならよいかなと思います。子どもには『おばあちゃんがよいと言ってもお母さんは違うよ。みんな考え方が違うから自分で判断してね』と言い聞かせてます。子どもが小学生だからかもしれませんね。小さいころは我慢していました」
祖父母に対し注意はせず、ママ自身のなかで解決している場合が多いようです。孫を甘やかす祖父母への接し方で気になる点はあっても、直してもらおうとは思わないママが多いのかもしれません。
ママやパパの都合で、子どもを預かってもらう場合もありますよね。祖父母とかかわりあうことで子どもやママにどういった変化があるのでしょう。そのよさを聞きました。
「両親以外の大人と親しくなることで子どもたちの視野が広がるんじゃないかなと思います。うちの両親も楽しんでいるようでした」
「ママパパから受ける『唯一無二』の愛情を子どもは祖母からも感じているらしく、祖母への愛着が半端ないです。寂しい気持ちにもなりますが、よかったと感じます」
「『ものづくり』を祖母がいっしょにやってくれていたおかげで、子どもは『ものづくり』が好きになっています。私は苦手な分野なので、確実に幼少期にかかわりが深かった祖母のおかげだと思っています」
「私が仕事で帰りが遅いとき、子どもに夜ご飯を食べさせてくれました。ときにはお風呂も済ませ、車で送ってもらう場合も。至れり尽くせりで、私の負担が軽減しました。保育園以上のサポートがあったので、祖父母に預けてよかったと感じています。そんな愛情のもと子どもたちも過ごせたので、幸せだったと思います」
「実父が入院したとき、義祖父母に長い間預かってもらい助かりました。子どものイヤイヤ期にもめげず、あちこち連れて行ってくれました。遊んであげられない、という気持ちを持たずに済みました。子どもも私より祖父母の言うことなら素直に聞いていたようです」
子どもを甘やかす祖父母と深くかかわり合うことは、いろいろな意味でのよさがあるようです。
「甘すぎて心配なときはありますが、親とは違って全面的に甘えられる存在であってほしいです」
「両方の祖父母と頻繁に会っているためか、甘える態度を子どもはあまり見せません。ただ親とは違った甘えポイントがあるようで、その関係は続いていってほしいです」
「子どもには『何があっても認めてくれる。許してくれる』存在が必要な気がします。そんな役割を担っていただけたらと思っています」
「おじいちゃんとおばあちゃんを大好きでいてほしいです。私もそうだったので。離れて住んでいますがいろいろな内容を話せる関係になったら嬉しいです」
子どもにとって心を許せる、甘えやすい存在でいてほしいというママが多いようです。
「孫を甘やかしすぎないで」と思う一方、子どもにとって甘い祖父母は大切な存在だと感じているママが多いようです。過保護すぎたり、おもちゃやゲーム、お菓子や食べ物ばかり与えないでと思っても、そんな甘やかしてくれる祖父母と孫の関係性を大事に思っているからかもしれません。祖父母と孫、ママとパパみんながいつまでも仲よくすごしていけるとよいですね。
2017年10月26日
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