初めての子育ては不安だらけ。しつけ、授乳、寝かしつけ…ママたちの克服法

初めての子育ては不安だらけ。しつけ、授乳、寝かしつけ…ママたちの克服法

2017.07.08

初めての子育てにママたちは不安や悩みがたくさんあるでしょう。「子育てってこんなに大変なことだらけなの」と疲れを感じることもあると思います。ほかのママたちは不安をどのようにして克服したのか、また子育てを通して新たに発見したことや学んだことなど体験談を通して考えてみました。

初めての子育てはみんな不安

初めての子育ては、「子どもにきちんとしつけができるか」「子どもが病気になったらどうしたらよいのか」「体力がもつかが心配……」などと不安は尽きないものです。

筆者が幼稚園教諭として働いていたときに、初めてのお子さんの子育てに不安や心配ごとを抱えているママたちがたくさんいました。悩みはそれぞれでしたが、子育ての不安から多くの相談をうけました。

どんなことが不安だったか?

実際にママたちは初めての子育てに、どのような不安があったのでしょうか。ママたちにアンケートをとってみました。


きちんとしつけができるか

子どもが大きくなるにつれ、「きちんと子どもにしつけをすることができるのかな」と不安になりました。特に言葉がちゃんと通じない2歳ぐらいが一番不安だったかもしれません。(30代/小3・小1のママ)


体力面

夫が仕事で忙しく、ほぼ一人で育児をしていたので精神的・体力的にもつかが不安でした。(40代/小1のママ)


すべて!

泣いたらどうしよう、授乳(ミルク)どうしよう、寝かしつけ、日光浴、初めての外出……などすべてが不安でした。(30代/小4のママ)


子どもの病気

画像

活発な長男が4歳ごろから走ると息があがるようになりました。風邪を引いたり寝る時間が遅くなった日は、必ず苦しそうで子どもも親も眠れずに大変でした。真夜中までその状態が続くと救急病院へ連れていき、朝方帰ってくるという感じでした。

この子はただ体が弱いだけ、器官が弱いだけと思い込み、元気になる姿を見ると、大丈夫!と自分に言い聞かせていました。(40代/大3・高2・中3のママ)

こちらの記事も読まれています

どう不安と向き合ったか?

さまざまな不安にママたちはどのように向き合い、乗り越えていったのか、体験談を紹介します。


人に頼る

自分1人でなんとかしようとすると苦しくなるときもあります。身近な人に話したり、頼ることで克服した人が多いようです。


・実家の親と話しました。(40代/小1のママ)

・夫や友人に相談していました。(30代/小3・小1のママ)

・近所の方たちが30分だけでも預かってくれたので気晴らしにもなり、また「これは大変ね」と悩みを共有できたことがよかったです。(30代/小3・小1のママ)


自分で解決

日々の子育ては、時間に追われて誰かに話す時間がなかったり、気軽に話せる人が身近にいない場合もありますよね。

そのときのママたちの対処法を聞いてみました。


・まずはやってみて、分からなければ人に聞いたりネット検索したりしていました。徐々に自分なりのやり方が確立されてなんとかなりました。(30代/小4のママ)

・相談してもその場しのぎというか、少しはスッキリしても根本的なことは解決できないので、最後は自分で考えてやるしかなかったような気がします。(30代/小3・小1のママ)


自分で調べたり、自分を信じてやってみることで前に進めた人もいるようです。


外出して気分転換する

気分転換に子どもを連れて外出したことが良かったと思います。近くのスーパーに出かけただけでも気分転換になりました。(40代/小1のママ)

画像

ほんの少し外に出てみるだけで気分が変わって元気になれるのではないでしょうか。

初めての子育ては学びと発見の連続

初めての子育てを通してママたちが学んだことや新たに感じたこと、発見はそれぞれにあるようです。ママたちの意見もさまざまでした。


強がらず、遠慮せずに頼ることが大事!

わたしは一人じゃ子育てできないな……と思いました。誰かに助けてもらわないと不安を克服することはできなかったので、他人に頼ることの大切さや自分に限界があることを知りました。それは子育てだけじゃなくて仕事やさまざまなことに役立っているような気がします。(30代/小3・小1のママ)


自分1人で考えない

・子育ては内に籠らないこと。外に出て外気を吸うことです。(40代/小1のママ)

・勝手に素人判断せずに、もっと早く病院の診断を受ければよかったと反省しました。自治体の認定疾病があることもこの経験から知りました。何か異常が起きたら、いろいろと調べなくてはと学びました。(40代/大3・高2・中3のママ)


試行錯誤して子どもとかかわる

子どもによって必ず共通の「これが良い」というのはなかったので、子どもの様子や機嫌を見て接することが大切だと思いました。

手のかかるタイプの子どもだったので、友だちの子どもを見ているとこんなにおとなしい子どもがいるんだと気付いたこともありましたが、手がかかった分いろいろな経験ができてよかったです。(30代/小4のママ)

不安があって当たり前

画像

初めての子育てでしっかりやろうという思いから、頑張りすぎてしまうママは多いようです。

初めての子育てに不安や分からないことがあり、悩む気持ちはみんな同じです。子どもが初めて経験することは、ママにとってもすべてが初めての経験になります。
たくさん悩んで多くの経験をしながらママも子どもといっしょに成長していけたら良いですよね。

2017.07.08

家族カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。