共働き夫婦では、育児をしながら料理・洗濯・育児などの家事と仕事との両立が難しく、時間がない中で、旦那・妻の分担がうまくいかずに負担がかかり、ストレスがうまれてしまう事があります。今回は、育児中の共働き夫婦はどんなことにストレスを感じてしまうのか、共働き夫婦の家事分担における問題や、コツ、解決方法について考えてみました。
仕事や家事、育児に追われる毎日の中で「本当は、もう少し夫にサポートしてもらいたい」と考えているママは少なくないと思います。
夫が仕事に集中できている環境がうらやましい、家事が100%自分なので風邪をひいても休めないなど、家事負担のバランスが取れていないと感じてしまうこともありますよね。そこで、夫婦間の家事バランスを見直す機会を設けてみてはどうでしょうか。
まずは現状を把握するために、海外の事例をみてみたいと思います。どのような家事分担の方法があるのでしょうか。
共働きが多い国の"夫婦における家事分担事情"をのぞいてみましょう。
このデータによると、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリスのパパに比べると、日本のパパが家事や育児に費やす時間は断然短いのがわかります。こうした現状の裏付けとしては、“家事は女性がやるべき”という思想との因果関係が見えてきます。
一日24時間と限られた時間の中で、やることはたくさんありますよね。男女平等のイメージがあるアメリカでも、ベッドに入ってからも天井を眺めながら「明日やることリスト」を頭の中でシミュレーションするそうです。
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という定義にスウェーデンでは8割以上、イギリスでは6割以上、アメリカでも半数を超える人が反対という考えをもっているようです。
一方「どちらかといえば賛成」も含めると、日本では半数を占めています。そして女性も約4割の方が同じ意識であることがわかります。
この資料から10年ほど経過した今では、もう少し意識が欧米化されていると思いますが、まだまだ「何もしてくれない夫」も実在するのではないでしょうか。各家庭によって格差が出てきているのが、現代の特徴と言えるでしょう。
旦那はいわゆる、「家事しない系男子」で、家事を今までしたことがないらしく、指示をしないと何もすることはありません。何故何も動かないのかを聞いたら、そもそも何をしていいのかが分からない。と言われ、的確に指示をするようにしてみたものの、すぐにやろうとはしてくれません。
「私が皿洗いをしている時に、洗濯物を畳んでほしい」と頼んで、皿洗いを終えて戻ってみたら、洗濯物は全く畳まれておらず、始めたばかりで、結局一緒に洗濯物を畳むことに。
手伝ってくれるのはありがたいし、嬉しいけども、「時間短縮」のためにやっているのに、時間短縮に全くなっておらず余計なストレスが…
子育てと仕事、家事をするようになって、一日にやることが多くなりました。特に朝はより一層バタバタしていて、夫はのんびりして忙しい私を横目にテレビをのんびりと見ていて..思わず「疲れた」とため息をついてしまうくらいに、ストレスを感じてしまいます。
そんなに余裕があるんだったら手伝ってほしい!
それでは、どのように夫婦で家事分担したらよいのでしょうか。具体的な方法を考えてみました。
【夫】洗濯、食後の後片付け、浴室掃除、子どものお風呂と寝かしつけ…
【妻】掃除、食事の買い物と調理、部屋の掃除、子どもの送迎…
以上のように、完全に担当を決めて、責任を果たしていく方法です。
それぞれが責任をもって役割をこなすことが条件とすると、割り切って家事を考えられるようになります。できる・できないを確認し、お互い納得したうえで担当を決めていきましょう。ただし「家事は夫もするべき」という考えをもってくれていることが大前提となるので、パパに事前確認が必要です。
二人とも朝が早い、帰りが遅いなど家事に割く時間が少ない夫婦に合った方法です。
効率よく家事をこなすために、ママが料理をしている間にパパができること(子どもとお風呂に入る、明日の準備、洗濯物をたたむなど)をしてもらってはいかがでしょうか。
強要せずに、気持ちよく協力してもらうためには、感謝の気持ちが必要です。妥協する場面も出てくることを認識しておくとよいでしょう。
夫婦間のコミュニケーションと双方の理解力、そして思いやりがあれば実施できる方法です。
柔軟な協力体制のもと成立するので、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を密に。パパには、いつもママがやっていることを代理でできるような器用さが求められるので、普段からパパが家事に対して苦手意識をもたないように協力し合う姿勢が重要かもしれませんね。
旦那は指示をしても「やるやる」と言って全くやらない癖を持っていたのですが、さすがに私も手一杯で、家事を少しでも手伝ってほしくて、「頼み方」「言葉」を変えるようにいたしました。
コツは簡単で、「〇〇やって!」「〇〇をやってほしい。」というのではなくて、
「〇〇やってくれたら嬉しいな。」「〇〇時まで終えたら、〇〇時から二人で映画でも観よう!」というように言い方を変えてみたら、あの山のように動かない旦那が動いてくれるようになりました。
私のストレスも軽くなって、言葉を変えて頼んでよかったと思っています。
子育てをしながら仕事をしていたので、朝にやることは盛りだくさんありました。ほんの少しでも手伝ってくれればよかったのですが、当日に「あれやって、これやって」と言われてもやってはくれず、相手にも時間があることを考えて、前日にお願いをするようにしました。
コツは、相手の出勤時間とか、趣味の時間とか、タイムスケジュールを把握すること。
相手の一日を知っていると、適切な時間に手伝って欲しいお願いができて頼まれた方もストレスを感じづらいと思っています。
どの方法を取るにしても、まずは夫婦間でのコミュニケーションが必要です。
共働き夫婦では時間の確保が難しく、その中でも育児、家事、仕事があり、疲れた状態が続いたり、ストレスが溜まりがちです。これをすれば万事解決というコツではありませんが、パートナーとして選んだ夫を信じて、遠慮せずに相談をして頼ってみるのはいかがでしょう。
妻にだけ負担をかけたいと思っているわけではありませんので、うまく家事の分担をして、無理のないライフスタイルを実現できるよう、勇気を出して一声かけてみると良いかもしれません。
2017年06月02日
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