授乳中の食べ物で気をつけたいこと。バランスの取れたメニューとは

授乳中の食べ物で気をつけたいこと。バランスの取れたメニューとは

授乳中もさまざまな悩みを抱えているママにとって、食べ物は赤ちゃんに影響するため、特に気をつかうことのひとつでしょう。授乳中に食べるのを控えた方がよい食べ物にはどんなものがあるのでしょうか。気をつけたい食べ物から栄養バランスがとれた、手軽に食べられるメニューまでご紹介します。

授乳中の悩み

赤ちゃんが成長するのに欠かせない授乳。なかでも、母乳育児をするママにとっては、授乳に関してさまざまな悩みをもっているようです。

ママたちは実際にどのような悩みをもっているのでしょうか。


食べ物や薬

ママが食べたものの成分が母乳に移行して、赤ちゃんに影響を及ぼすことを不安に感じている方もいるかもしれません。

特に薬の服用には気をつかったという声もあり、薬が飲めないことを前提に普段の生活習慣を乱さないようにすることが大切のようです。

授乳期間はいつからいつまで?食事や料理など授乳中に気をつけることを紹介

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授乳中のママの食べ物はどうする?ママたちが食べていた食事や料理を調査

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赤ちゃんの状態

赤ちゃんが暴れる、うなる、怒る、噛む、バタバタするなど、落ち着いて授乳できずに悩んでしまうママもいるようです。

赤ちゃんだけでなくママも授乳に慣れていないと、赤ちゃんがうなって落ち着かなくなることもあるかもしれません。授乳ケープやクッションを使用したり、母乳やミルクを見直したりすることで授乳環境を整え、赤ちゃんとママが穏やかに授乳の時間を過ごせるように工夫しているママもいるようです。

授乳中に赤ちゃんが暴れる、うなる、怒る?ママの授乳の悩みなどを調査

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ママの体重

産後に体重が増えて悩むママもいるでしょう。そのため、授乳中のダイエットや生活習慣について気になる方もいるようです。

Mak3t/Shutterstock.com
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授乳中の体重の増減は人それぞれで、ミルクなのか母乳なのかによっても異なり、ダイエットを意識したママのなかには、食べ物に気をつけながら自身の体重と向き合っていたという声もありました。

適度な運動を心がけることで、授乳中も健康第一に過ごせるかもしれません。

【体験談】授乳中は痩せる?痩せない?ダイエットしていたのかママに調査

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授乳中の食べ物

甘いもの

授乳中は、特に甘いものを食べてはいけないわけではないようです。赤ちゃんに栄養を届けているため、お腹が空いたり甘いものを食べたくなったりすることもあるかもしれませんが、バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。

極端に甘いものを我慢する必要はないようですが、夜の間食を避けたり、カフェインやアルコールなどの気になる成分を成分表で確認したりして、食べすぎることのないよう気をつけたいですね。

【産婦人科医監修】授乳中に甘いもの。ケーキ、アイスなど食べられる範囲や食べ方

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寿司や刺身などの生魚

妊娠中に控えていた寿司や刺身などを授乳中に食べてもよいか気になる方もいるでしょう。

魚に含まれる水銀がからだに影響を及ぼす可能性を不安に感じているママもいるかもしれませんが、母乳を介して乳児が摂取する水銀量は低いことが分かっているようです。

寿司や刺身などの生魚や魚卵を食べるときは、脂肪分が多く、食べすぎると乳腺炎になる可能性があるいくらなどの魚卵やトロは食べすぎに注意し、脂質の多い魚を避けてタイやヒラメ、カレイ、アジなどの白身魚を選ぶと安心でしょう。

【産婦人科医監修】授乳中に寿司、刺身は食べても大丈夫?母乳への影響について

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辛いものなどの刺激物

辛いものを食べると母乳も辛くなるという医学的根拠はなく、授乳中に辛いものや刺激物、香辛料を摂取しても問題はないようです。

Natalia Klenova/Shutterstock.com
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ママの食べ物に関わらず、血液から作られる母乳の成分は一定に保たれる仕組みになっているようです。授乳中に限らず、日々の食事でバランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。

【産婦人科医監修】授乳中に辛いものを食べるとおっぱいの味も変わるのか

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はちみつ

乳児にはちみつを与えると乳児ボツリヌス症を発症する可能性があるということを聞いたことがあるママもいるかもしれません。では、授乳中のママから母乳を通して赤ちゃんに影響することはあるのでしょうか。

大人は消化器官が発達しているため、授乳中のママがはちみつを食べても赤ちゃんにはちみつが行き届くことはないようです。

食べ物によって母乳がつまったり、乳腺炎になると思い、はちみつが母乳をつまらせるのではないかと気になる方もいるかもしれませんが、食事によって母乳がつまるという医学的な根拠は明確的には報告されていないようなので、はちみつに限らず、正しい知識をもって、授乳中も食べ物を上手に摂取したいですね。

【産婦人科医監修】授乳中にはちみつを食べてもよいのか?母乳への影響

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授乳中のメニュー

授乳中は赤ちゃんのためにも、できるだけバランスよく栄養のある食事を心がけたいママもいるでしょう。なかには、手軽に食べられるものを夜食として食べていたママもいるようです。しっかりと母乳を出すためにも量やタイミングに気をつかいながら、体調に合わせて準備できるとよいでしょう。

特に授乳中は薄めの味つけでバランスのよい献立を意識するとよいようです。

授乳中に夜食は食べる?おにぎりやバナナなどの夜食メニューなど

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豚汁などのスープ

たっぷりの野菜と豚肉が一度にとれる豚汁を中心に献立を作ると、副菜がシンプルでも食材のバランスがとりやすいかもしれません。なるべく脂を落とすために、まずは豚肉を茹でるのがポイントのようです。

iStock.com/Hana-Photo
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豚汁にうどんを加えて、豚汁うどんにアレンジしてもよいでしょう。寒い季節はからだをあたためるので、いつでも食べられるようにたくさん作り置きしたという声も聞かれました。


炊き込みご飯

具だくさんな炊き込みご飯を作ったママもいるようです。授乳中は、食事の時間をゆっくりとれない場合もあるでしょう。いろいろな野菜を入れた炊き込みご飯は便利かもしれません。また、おにぎりにしておくと片手で食べられるので時間を問わず手軽に栄養をとれそうです。


魚のみそ煮

下処理の手間がかかる魚も缶詰を使うことで、簡単に献立に取り入れられるようです。みそ煮のような和風の味付けのほかにも、トマト缶やカレー粉などを使い洋風にアレンジしてみてもメニューの幅が広がってよいでしょう。

【体験談】授乳中に作ったレシピ。献立のポイントやメニューとは

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授乳中は赤ちゃんのためにバランスの良い食事を

授乳中は、口にする食べ物や食事のバランスなど、必要以上に気をつかってしまうこともあるでしょう。

iStock.com/paulaphoto
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赤ちゃんの世話で時間に余裕がなく、授乳中もさまざまな悩みを抱えているママもいるようです。食べ物に関してはどのような影響があるのか、正しい知識をもつことが大切でしょう。ママにとってストレスにならないよう、手軽に食べられるメニューを取り入れながら、楽しい食事の時間を過ごせるといいですね。

2020.11.30

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