0歳の育児にかかる費用はいくら?月平均の育児費用をシミュレーション

0歳の育児にかかる費用はいくら?月平均の育児費用をシミュレーション

待ちに待った子どもの誕生はうれしいけれど、意外にも0歳児の赤ちゃんのお世話には費用がかかります。本記事では、0歳児を対象として、月の平均的な育児費用のシミュレーションを行い、KIDSNA編集部で概算をしてみました。育児にかかる費用のひとつの目安として参考にしていただけたらと思います。

0歳児の育児費用

ママにとって初めての赤ちゃんであれば、育児にかかる費用がどの程度か知らない方が多いはず。毎日のお世話が必要な赤ちゃんには、さまざまな準備物と費用がかかります。以下に具体的な育児費用をご紹介しましょう。

定期的にかかる育児費用

0歳児に定期的に必要な育児アイテムと費用についてご紹介します。


オムツ

赤ちゃんの必須アイテムの1つオムツ。0歳児のうちは1日平均で紙オムツだと10枚近く必要な場合もありますよね。

以下に、平均的な価格を元に1カ月にかかるオムツやおしりふきの費用をご紹介します。新生児用と、新生児以降のオムツのサイズで値段も変化。たった300円の差と思う人も多いかもしれませんが、1年で考えると育児費用は結構な差になります。

育児にかかる費用
TierneyMJ/Shutterstock.com

・新生児:14円(オムツ1枚の価格)×10(1日の使用枚数)×30(1カ月)=4200円

・新生児以降(Sサイズ、Mサイズが同価格として算出):15円(オムツ1枚の価格)×10(1日の使用枚数)×30(1カ月)=4500円

・おしりふき(1カ月1パック使用):100円


衣服

0歳の赤ちゃんが汗をかいたら肌着はこまめに取り換えてあげたいもの。また、ミルクを吐くなどで肌着は汚れやすいので、洗い替えの分も考えてある程度の数が必要となります。

また、夏は短肌着と長肌着のみで十分すごせますが、それ以外の季節は肌着の上に着る衣服が必要になってきます。サイズアウトした場合のために、生後3~4カ月以降はサイズ違いの準備も必要になってきます。お出かけする場合は、寒暖差に対応できるよう、赤ちゃんをくるむことができるおくるみが1枚あると便利です。

以下に、一般的な価格を元に被服費用を計算してみました。


【新生児】
・短肌着:700円(1枚の価格)×3(洗い替え)=2100円

・コンビ肌着:700円(1枚の価格)×3(洗い替え)=2100円

・カバーオール:2000円(1枚の価格)×3(洗い替え)=6000円

・靴下:300円(1足の価格)×3(洗い替え)=900円

【新生児以降】
・短肌着:700円(1枚の価格)×3(洗い替え)=2100円

・コンビ肌着:700円(1枚の価格)×3(洗い替え)=2100円

・カバーオール:2000円(1枚の価格)×3(洗い替え)=6000円

・おくるみ:2000円(1枚の価格)

・靴下:300円(1足の価格)×3(洗い替え)=900円

※新生児以降の価格はサイズ50~70の平均値


ミルク

赤ちゃんにとって必須のミルク。母乳が出るかどうかにより値段は異なりますが、今回は完全ミルク育児の場合の1カ月に必要な育児にかかる費用をシミュレーションします。なお、粉ミルクや哺乳瓶、消毒液は平均的な価格を元に算出しています。



・粉ミルク2000円×2※=4000円
※月齢によってミルクの消費量は異なりますが、2缶として算出

・哺乳瓶:1700円(1本分の価格)×2(洗い替え)=3400円

・哺乳瓶消毒液:700円

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最初にかかる育児費用

ベビーベッドなど最初にかかる大きな育児費用の合計は、新品購入する場合、10万円近くにものぼります。お下がりをもらうなどすることで、育児にかかる費用節約も可能ですが、新品にこだわる場合は、この程度の費用が必要であると念頭に入れておきましょう。


ベビーの寝具

必ずしも必要ではないベビーベッドですが、0歳の赤ちゃんの家にペットがいる場合などは便利かもしれません。しかし、新品を購入するとなるとある程度の費用が必要となってきます。以下に、平均的な価格を元に寝具費用をご紹介します。

0歳の育児費用
aprilante/Shutterstock.com

30000円(ベビーベッド)+12000円(敷布団、掛け布団、まくら、敷および掛け布団シーツ込)+4000(防水シーツ、洗い替え含む2枚の値段)=46000円


ベビーカー

主にベビーカーは2種類に分かれており、A型はB型より高価なものの、赤ちゃんと向き合っての移動が可能で、水平に近い状態にセッティングできる利点があります。

B型はA型よりも軽さと安さが魅力ですが、A型ほどリクライニングできない点や使用時期が赤ちゃんの首が座るころからと、新生児期は利用に適さないという点があります。例として、筆者が購入したベビーカーを挙げてみます。


・A型:40000円程度

・B型:30000円程度

育児費用のシミュレーション

育児費用のシミュレーションの結果、月平均の費用は新生児で9,000円、新生児期以降で9,300円と意外にも高め。また、オムツ費用は、子どものオムツが外れるまで継続的に必要な費用となります。

【新生児】
オムツ4200円+おしりふき100円+ミルク4700円(ミルク、消毒液含む)=9000円

【新生児以降】
オムツ4500円+おしりふき100円+ミルク4700円(ミルク、消毒液含む)=9300円

育児にかかる費用をシミュレーションしよう

費用のシミュレーション
TierneyMJ/Shutterstock.com

今回の記事では、0歳育児に必要な毎月の平均的な育児費用のシミュレーションをご紹介しました。育児にかかる費用は多いものの、やり方次第で上手にコストを抑えることも可能です。前もって手配できる品も多いため、出産前に準備するのもおすすめ。賢くコストを抑えて赤ちゃんとの生活を楽しみたいですね。

2017.11.22

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