男性の育児休業。開始日や取得率、手続きはどうしたらよい?

男性の育児休業。開始日や取得率、手続きはどうしたらよい?

いつからいつまで取得できるのかなど調査

妊娠や出産にあわせて、男性の育児休業について調べているパパやママは多いかもしれません。 勤め先での立場を考えるとなかなか育児休業が取りづらかったり、育児休業を検討しているがルールがわかりづらい場合もあるでしょう。今回は、男性が育児休業を取得する場合の取得率や開始日、手続き方法などをご紹介します。

男性の育児休業についてどう思う?

男性で育児休業を取得したいと思っている人は少なくないかもしれません。子どもの成長を肌で感じられたり、ママもパパが近くにいると心強いでしょう。

実際に男性の育児休業についてどのように思うのかパパやママたちに聞いてみました。

パパの意見

40代パパ
ママが大変なのはわかりますが、自分の稼ぐという役割を果たさなければという気持ちが強いです。専門職で自分の代わりがいないし収入面に不安があるので育休を取ると給与が減るのが困ります。仕事の職種によって育休の取りやすさは変わると思います
40代パパ
育休は取りたいですが会社で理解を得るのが難しいです。給料も全額保証されるわけではないので、育休期間中に給料が下がるのは不安です。違う部署の人で育休をとった男性社員がいて、育児の大変さなど理解できて本人的には充実していたかもしれませんが、周りの人が大変そうなのを見ると、まだまだ育休を取るのは難しいと感じました

給与面の不安や会社での立場を気にするパパは多いようです。育休取得実績がある会社などは、出産や育児に関しての理解が深く育休取得もスムーズでしょう。

また、取得実績がなく無理だと思っていても、実際に会社へ相談したら好意的に話が進むという場合もあるかもしれません。

ママの意見

笑顔の女性
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30代ママ
いつも私1人で子どもの面倒を見ることが多いので、パパが育休を取れたらとても楽になると思います。何度かパパに希望を伝えても、勤め先への忖度で無理な様子でした。母乳育児が安定する4~5カ月だけでもパパの育休が取れたら産後うつの対策にもなるのではないかと思います
30代ママ
里帰り出産から自宅に戻ってきたとき初めての育児になれず、さみしくて夫の帰りを心まちにしていました。夫が1カ月でも育児休業を取ってくれていたらすごくうれしかったと思います。子育てが少し落ち着いてから再びセカンドキャリアを目指す感覚を持っているのは女性のみのような気がします。パパが育児を手伝っているという感覚ではなく、夫婦2人の子どもなんだから当たり前に育児する文化になってほしいです
30代ママ
新生児期は人の手がいくつあっても足りないと感じたので、男性の育休がもっと一般的になって欲しいです。女性のように長期ではなく最初の1カ月だけでも大分ママは助かるし、育児の大変さを夫婦二人で理解できるのではないかと思います

少しの期間だけでもパパに育休を検討してほしいと考えるママは多いようです。

パパに育休の希望を伝えるときは、いつからいつまで取得できるのか、社会保険料免除や給付金があることなど具体的な内容を伝えると、パパの反応も変わるかもしれませんね。

男性の育児休業の取得率

現在、実際にどのくらいの男性が育児休業を取得しているのでしょうか?

厚労省の平成29年度「雇用均等基本調査」によると、男性の育児休業取得率は5.14%とのことです。育児休業を取得したいと考える男性は年々増えてはいますが、女性の取得率83.2%と比べるとまだ高くはありません。

厚労省では平成32年度までに男性の取得率を13%にしたいという目標を立てており、「イクメン企業アワード」や「イクボスアワード」という男性の育児休業取得の模範となる企業や個人を表彰する取り組みも行っています。

出典:厚生労働省「育MEN イクメンプロジェクト」ホームページ

育児休業の基本ルール

オフィス街のビル
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パパも育児休業を取りたいと思ってはいるけれど、実際には難しく詳しい内容はわからないという人もいるかもしれません。

女性のように男性も育児休業の取得が「育児・介護休業法」という法律で認められていて、育児休業に関する規定が勤め先にない場合も申し出ることで取得が可能です。

実際に育児休業についての規定をご紹介します。

育児休業の条件について

同一事業主に1年以上雇用されていて、育児休業の申出から1年以上雇用予定であり、週3日以上働いていれば育児休業が取得できます。

同一事業主で雇用期間が1年以上あり、子どもが1歳6か月になるまでに契約更新する場合は、契約社員も取得できます。また、専業主婦(夫)も取得することができます。

育児休業の期間について

子どもの1歳の誕生日の前日までに申し出た期間に、育児休業が取得できます。1歳~1歳6か月以降に保育園に入れない場合も、1歳6か月~2歳までの間に取得できます。

ママもパパも取得する場合は、1歳2か月まで取得することができますが、休業期間の限度は1年間になります。

また、出産後8週間以内にパパが育休を取得した場合、2回目の育休を取得できる「パパ休暇」という特例もあります。

育児休業は長期のイメージがあるかもしれませんが、短期間でも取ることができるので仕事の都合などにあわせて検討してみるとよいでしょう。

手続きについて

予定している育児休業開始日から1か月前までに申し出ることが必要です。原則は書面ですが、事業主によっては電子メールやFAXで申し込むことも可能です。

なるべく早い時期から労務担当者に相談するなど、職場の理解を得ることが大切でしょう。

育児休業中の給与や社会保険料について

育児休業中の給与は勤め先によって変わります。休業中に給与が支払われなかったり減額される場合は、雇用保険から最高で月額67%の「育児休業給付金」が支給されます。

また、休業中は健康保険、厚生年金保険ともに社会保険料免除となります。

厚労省のホームページでは育児休業に関する内容が掲載されているので詳しく知りたい場合には確認してみるとよいかもしれません。

出典:厚生労働省「育MEN イクメンプロジェクト」ホームページ

男性も育児休業の取得を検討しよう

赤ちゃんを抱くパパ
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男性が育児休業を取得することについてパパやママの意見や、実際の取得率、基本規定などをご紹介しました。

普段から勤め先でコミュニケーションを円滑にして、育児休業についての希望を伝えておいたり、休業中の手当や期間などを確認しておくとスムーズに取得できるかもしれません。

ママとパパで話し合いながら育児休業について検討し、少しでも育児の負担を減らして子育てライフを満喫できるとよいですね。

2019年05月30日

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