ジュニアシートはいつまで?シートベルトの付け方や嫌がる場合の対応

シートベルトカバーなどのグッズも紹介

ジュニアシートはいつまで?シートベルトの付け方や嫌がる場合の対応

ジュニアシートを使うとき、シートベルトの付け方や調整方法、シートベルトを嫌がる、外す場合はカバーやフックなどで対応できるかなどが気になるママもいるかもしれません。今回は、ジュニアシートの必要性や種類、シートベルトの付け方、枕やクッションを使うなど嫌がるときの対応について、資料や体験談を交えてご紹介します。

ジュニアシートについて

子どもの成長や年齢にあわせて、ジュニアシートを新調する場合など、ジュニアシートはいつまで必要なのか気になることもあるかもしれません。また、チャイルドシートとの違いやシートベルトの正しい付け方などが気になるママもいるようです。

今回は、国土交通省やJAFのホームページを参照しながら、ジュニアシートについてや、シートベルトの付け方などについて調べてみました。


ジュニアシートとは

チャイルドシートには乳児用、幼児用、学童用の3種類があり、一般的に学童用のチャイルドシートをジュニアシートとも呼ぶようです。

国土交通省のホームページによると、学童用のチャイルドシートは、

体重15から36kg以下(4から10歳くらい、身長135cm以下が目安)

出典: チャイルドシートの基礎知識/国土交通省

の子どもを対象とし、特徴としては、

おしりの位置を高くすることで、大人用のシートベルトが、正しい位置にかけられるようにします

出典: チャイルドシートの基礎知識/国土交通省

とされています。使用できる年齢や身長の目安、特徴などは製品によっても異なる場合もあるようなので、ジュニアシートを選ぶ際はメーカーのホームページなども確認するとよいかもしれません。


ジュニアシートはいつまで必要?

国土交通省のホームページによると、チャイルドシート(ジュニアシート)を使用する年齢について

6歳未満の子供を乗せる場合は、チャイルドシートを使用しなければならないこととされています。

出典: お子様を車に乗せる際の注意事項について/国土交通省

と記載されています。また、JAFのホームページによると、法律では6歳とされていますが、子どもの身長が足りない場合は安全にシートベルトが使うことができないことから、140cmに達するまではジュニアシートを使うように推奨されているようです。

子どもの年齢の他、体格にあわせていつまでジュニアシートを使うかを考えられるとよいかもしれません。

ジュニアシートの種類

ブースタータイプのチャイルドシート
iStock.com/maroke

ジュニアシートには、主に背もたれ付きや背もたれなしの2タイプあるようです。それぞれの特徴について調べてみました。


背もたれ付きタイプ

背もたれ付きのジュニアシートは、シートベルトを通すフックがあることから、肩ベルトの調整がしやすくなっているようです。枕やサイドにサポート部分があるタイプは、子どもが寝たときに体勢が崩れにくいかもしれません。

なかには枕や背もたれを段階的に取り外して調整できるタイプもあり、子どもの成長にあわせて長く使うことができたというママの声もありました。


背もたれなしタイプ

座面を上げることによって大人用のシートベルトが使える背もたれなしのジュニアシートは、ブースターシートともいわれているようです。背もたれがないことから持ち運びがしやすいため、車を複数所有している場合や実家などの車に乗ることが多い場合などに便利だったというママの声がありました。

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シートベルトの付け方のポイント

ジュニアシートを使う場合に、どのようなことを気をつけるとよいのでしょうか。JAFのホームページを参考に、ジュニアシートを使う際のシートベルトの付け方のポイントを調べてみました。


取り付け位置の確認

ジュニアシートに座る前に、まずはジュニアシートが座席の背もたれと離れていないか確認するとよいようです。その際、車のシートのリクライニングなども、あまり倒しすぎないように調整することも大切になりそうです。

子どもが慣れないうちは、ママやパパがいっしょに確認しながら調整するとよいかもしれません。


シートベルトを通す

チャイルドシート
iStock.com/Tramino

シートベルトの付け方は、ジュニアシートのフックや引っ掛け部分を通すようにして装着するとよいようです。背もたれ付きの場合は、肩ベルトを通すフックなどがあるため、位置を確認して通すことがポイントになりそうです。

使用しているジュニアシートの説明書でシートベルトの付け方についてしっかり確認しておくと、慌てずにすみそうですね。


バックルで固定する

シートベルトを正しい位置に通し、最後に車の座席にあるバックルでカチっと音がなるまでしっかりと装着し固定しましょう。バックルにはまっていないことで、シートベルトが走行中に外れてしまうこともあるかもしれません。

子ども1人でバックルに固定することが難しい場合は、大人がサポートするなどいっしょに確認することで、子どものシートベルトに対する意識も高めていけるとよいですね。 

出典:はじめてのチャイルドシートクイックガイド/一般社団法人日本自動車連盟(JAF)

シートベルトを嫌がるときの対応

シートベルトを締める際に、子どもが嫌がることや、走行中にシートベルトを外すといった場面もあるかもしれません。子どもがシートベルトを嫌がる場合の対応について聞いてみました。


子どもにあわせて調整する

「子どもがシートベルトを嫌がるとき、確認してみるとシートベルトが正しく装着できておらずお腹あたりがきついようでした。それ以来、子どもにあわせてシートベルトを通す位置や長さを調整するようにしています」(30代ママ)

「シートベルトを付けるのに時間がかかると、『外す』といって大泣きすることがありました。肩ベルトを調整するシートベルトフックを使って、装着しやすいように工夫しました」(40代ママ)

シートベルトが正しく装着できていないことで、子どもが嫌がることもある場合は、子どもにあわせて長さなどを調整できるとよいかもしれません。スムーズに調整できるように、シートベルトを通す位置などもしっかり確認していたというママの声もありました。


シートベルトカバーを使う

「シートベルトがそのまま体に触れるのが気になるようで嫌がることがありました。かわいい動物のクッションカバーを付けると、『ふわふわして気持ちいい』と喜んでくれました」(20代ママ)

「うちの子はお腹周りが気になるのか、シートベルトを付けるのを嫌がることがあったので、お腹をサポートするクッション性のあるシートベルトカバーを使っていました」(30代ママ)

子どもが使うシートベルト用のカバーには、クッションタイプや枕タイプなどさまざまな種類があるようです。カバーの他にも、角度調整ができるグッズや、シートベルトを嫌がって外すときはベルトをロックするグッズなどもあるようなので子どもにあったタイプを見つけられるとよいかもしれません。

正しいシートべルトの付け方で安全なドライブを

チャイルドシートに乗る男の子
ANURAK PONGPATIMET/Shutterstock.com

ジュニアシートの使用義務は、法律では6歳までとされているようですが、大人用のシートベルトは身長が足りない場合に正しく装着できないことから、140cmまではジュニアシートを使うことが推奨されているようです。

シートベルトを嫌がることや外すことがある場合は、子どもにあわせてシートベルトを調整したり、クッションカバーやシートベルト枕といったグッズなどを活用したりするのもよいかもしれません。

シートベルトを通す際のフックなども気にかけながら、正しく装着できるように子どもと付け方を確認できるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年1月22日時点で作成した記事になります。

2019.01.23

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