内祝いにのし紙を用意するとき、のしなしでもよいのかや蝶結びと結び切りの違い、内のし外のしの他に、自分で印刷してよいのか気になる方もいるかもしれません。今回の記事では、内祝いの水引の種類や苗字などの名前の書き方の他に、結婚や出産、入学などのシーン別の贈り方についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
のし紙やのし袋ののしとは、お祝いの品物やお金を贈るときに添える飾りのことで、昔は鮑を干して添えていたようです。現在では簡易的にのしと水引が印刷されたのし袋やのし紙も使われることがあるようです。
ママたちに、内祝いを贈るときののしの用意の仕方について聞きました。
「お店で内祝いのプレゼントを購入した際に、のし紙をつけるかどうかの確認がありました。内祝いなのでのしなしではいけないと考えて、店員さんに相談しながらのし紙を掛けてもらいました」(30代ママ)
「内祝いのプレゼントを選ぶときに、蝶結びと結び切りの違いがわからず悩んでしまいました。そこで、店員さんにそれぞれの意味を聞いてお祝いにあわせて用意しました」(20代ママ)
「内祝いのプレゼントを自分で詰めあわせて作りたいと考えたので、のし紙も自分で用意しました。贈り物の箱のサイズにあわせて、のし紙のソフトを使って自宅で印刷しました」(40代ママ)
内祝いののしの用意の仕方はお店で用意したり自分で印刷するなどさまざまなようです。自分でのし紙を印刷するママのなかには、内祝いののしのマナーを知らないことで、戸惑ってしまったという声もありました。
内祝いののしを用意するときに、水引の種類や選び方の他にも、表書きや名前の書き方を知っておけると慌てることが少ないかもしれませんね。そこで、のしのマナーと用意するときのポイントをまとめてみました。
水引には結び方に意味があることから、お祝いのお返しで水引なしで贈ることはないようです。
内祝いの水引には「結び切り」と「蝶結び」があるとされています。結び切りとは、両端を引っ張ってもほどけない結び目なことから一度きりという意味が込められ、結婚のお祝いで使われているようです。対して、何度あっても喜ばれる出産などのお祝い事は、何度でも結べる蝶結び(花結び)を選ぶとされています。
水引の色は、赤白が一般的のようですが、特別な贈り物の場合は金銀色の水引を選ぶこともあるようです。本数は3本、5本、7本、10本があり一般的には5本とされ、3本は5本の簡単結び、7本は5本の丁寧結びと位置づけられているようです。また、婚礼関係には両家を結びつけるという意味あいで、5本二束の10本がよいとされています。
表書きとは、水引の上の部分に書くお祝い事の名目で、基本的には「内祝」となりますが、頭にお祝い事をつけて「結婚内祝」「出産内祝」とする場合もあるようです。水引の下に書く名前は、送り主の名前を書くとよいでしょう。
基本的には一般的なお祝いの内祝いであれば苗字のみ、子どもの祝い事であれば子どもの名前を書くとよいようです。名前をなしにしても、マナー違反にはならないようですが誰からの贈り物かわかるように、名前を入れておくと親切かもしれません。
内祝いは送り主から直接手渡しや配送するのが基本ですが、場合によっては、人を介して贈ることもあるようです。そのような場合、名目の左上あたりに相手の名前を入れるとよいようです。
のし紙の掛け方には、贈り物の包装の上から掛ける「外のし」と包装紙の中に包み込む「内のし」があるようです。直接手渡しする場合は「外のし」を選ぶのが一般的で、配送の場合は、のし紙が剥がれてしまわないように「内のし」にするとよいようです。
シーン別の、のしの表書きや名前の書き方が気になるママもいるかもしれません。実際にママたちに、内祝いののしについてどのような表書きを選んだのかを聞きました。
「結婚式の引き出物には、10本の結び切りの水引に『寿』の表書きを選びました。名前は、両家の苗字にするか迷いましたが、新郎新婦の名前を書くようにしてもらいました」(30代ママ)
結婚祝いのお返しをする場合、表書きの名目は「寿」「結婚内祝」などとするとよいようです。名前部分は、一般的に両家の苗字を入れるようですが、最近では新郎新婦の名前のみという場合もあるそうです。
「親戚に宛てた新築の内祝いには、金銀の水引で蝶結びにして、『新築内祝』ののし紙を掛けてもらいました。名前は苗字を書いてもらい、内のしにして配送しました」(40代ママ)
新築祝いの内祝いでは、何度あってもよいという意味を込めて「蝶結び(花結び)」を選ぶのが一般的とされているようです。贈る相手や、品物にあわせた水引の色や本数を選ぶとよいかもしれません。
「子どもの出産内祝いには、表書きは『出産内祝』として、赤白の蝶結びとのしがついたのし紙を用意しました。名前は子どもの名前を漢字で入れてもらいました」(20代ママ)
出産内祝は、何度も繰り返し喜びが訪れますようにという意味が込められた「蝶結び(花結び)」を選ぶのがマナーのようです。名前のお披露目ということで、難しい読み方の場合や読み方が複数ある場合は、ふりがなを振っておくと親切かもしれません。
「入学のお祝いのお返しの贈り物には、蝶結びの水引に表書きを『入学内祝』としてもらいました。名前部分は苗字ではなく子どもの名前を書き、内のしにして配送しました」(40代ママ)
「初節句の内祝いでは、紅白の蝶結びののし紙に『節句内祝』として子どもの名前を記入しました。お祝いの席に出席した方へ直接手渡すため、外のしをかけました」(20代ママ)
入学や初節句の内祝いには、何度あっても嬉しいという意味を込められた「蝶結び(花結び)」が選ばれているようです。また、成人式の内祝いにも、紅白の「蝶結び(花結び)」を選ぶのが一般的で、表書きを「成人内祝」として子どもの名前で贈ったというママの声がありました。
内祝いの贈り物に、のしが印刷されたのし紙を掛けることもあるようです。また、同じ内祝いであっても、結婚には水引を結び切りにして両家や新郎新婦の名前を、出産や入学、初節句などの場合には蝶結びの水引を選んで子どもの名前を入れるのが一般的のようです。名前はなしよりある方が贈った相手もわかりやすいしれません。
書き方だけでなく、内のし外のしなど、内祝いのマナーを知り、贈り物にあわせて選ぶことができるとよいですね。
2018年12月02日
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