お中元はいつからいつまでに送る?お中元の贈り方や遅れたときの対処法、お返しの仕方

お中元はいつからいつまでに送る?お中元の贈り方や遅れたときの対処法、お返しの仕方

お中元はいつからいつまでに送るとよいのか、送る時期について知りたいママもいるのではないでしょうか。また、用意が遅れてしまったときやお返しはどうすればよいのか、気になることもあるかもしれません。今回は、各地域のお中元の時期や贈り方、送る時期が遅れそうなときの対処法やお返しについてご紹介します。

お中元の時期

お中元とは、日頃お世話になっている方々に感謝の気持ちと健康を願う気持ちを表すための習慣です。お中元は地域によって送る時期が違うようで、いつからいつまでに送るのがよいのか悩むママもいるかもしれません。いつまでに送るとよいのかを、地域別でご紹介します。


北海道

「北海道では、お盆の時期にあたる7月下旬から8月15日頃までに送ることが一般的です。他の地域に送るときは、いつからいつまでに送ればよいのかを確認して、送るようにしています」(30代北海道在住)

北海道では他の地域より少し遅めの、7月下旬から8月15日頃までに送るようです。他の地域の影響もあり、最近では北海道でもお中元の時期が徐々に早まっているという声もありました。


東日本方面

お中元
takasu/Shutterstock.com

「関西地方から引っ越してきて、初めて東京の知人にお中元を贈ろうとしたとき、デパートの人にお中元の時期が違うことを聞きました。お中元は地域によっていつからいつまで送るのかが違うということを初めて知りました」(20代関東在住)

東日本にあたる東北、関東地域では他の地域より早く、7月1日から7月15日頃までに送ることが一般的といわれているようです。お中元期間が短く、配送が集中する可能性もあるため、早めに用意をしておくとよいかもしれません。近年は6月下旬から送り始める方も増えてきているようです。


西日本方面

「以前、関東に住んでいたので、早めに準備しようと思ったのですが、九州では7月15日から1カ月程度期間があるので、ゆっくり用意することができました」(30代九州在住)

西日本にあたる東海、関西、中国、四国、九州地方では7月15日から8月15日まではお中元の時期といわれているようです。西日本でも東日本のお中元時期の影響を受け、少しずつ早まっているようなので、遅くならないように前もって用意できるとよいかもしれません。

お中元の贈り方

お中元を贈る相手や贈る品物はどのようなものがよいのでしょうか。お中元を贈ろうと考えている相手が喪中の場合もあるかもしれません。お中元の贈り方について調べてみました。


贈る相手

両親や兄弟姉妹、親戚、会社の上司など、日頃お世話になっている人や感謝をしたい人へ贈るのがよいようです。会社の上司に贈る場合は、会社でお中元や贈り物に関する決まりがないか確認してから贈るようにするとよさそうです。

お中元は一度贈ると毎年贈るのが一般的なようで、誰に贈るのかは家族でしっかり相談して決められるとよいかもしれません。


贈る品物

お中元の品物の金額は3000円から5000円程度が一般的のようです。贈る品物は、相手の家族構成を考えたり、季節感のあるものを贈ると喜ばれるかもしれません。

一般的には、ビールやジュースなどの飲料品や、そうめんやスイーツなどの食品、長期保存ができる調味料などが選ばれているようです。好みが分からない場合は、カタログギフトを贈るのもよいかもしれません。


喪中の場合

お中元は感謝の気持ちを伝えるものなので、贈る側、贈られる側どちらが喪中の場合でも、贈ってよいといわれています。

しかし、贈る時期とのし紙には注意が必要なようです。贈る時期としては、四十九日を過ぎたことを確認して贈るようにし、のし紙は白い無地の奉書紙か白い短冊を用意するのがよいといわれています。

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お中元を送る時期が遅れそうなときは?

お中元のお返し
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家事や育児、仕事などで忙しい毎日を過ごしていると、お中元いつからいつまで送るのか忘れてしまい、用意が間に合わないということもあるのではないでしょうか。

「子どもの用事などでバタバタしていたので、お中元の用意をすることをすっかり忘れていました。配送も混んでいて間に合わないと言われてしまったので、残暑お見舞いとして贈り物をしました」(30代ママ)

お中元を送る時期が遅れそうなときは時期をずらして、暑中見舞いや、残暑見舞いとして送るとよいようです。8月の上旬にある立秋を基準に、立秋までは「暑中見舞い」、立秋が過ぎたら「残暑見舞い」として贈るのがよさそうです。

目上の人へは、のしの書き方を「暑中御伺」「残暑御伺」とするのがマナーといわれています。

お中元は日頃の感謝を伝えるものなので、もし遅れてしまったとしても手紙を添えるなどして、気持ちを伝えられるようにするとよいかもしれません。

お中元のお返しのマナー

お中元を送っていない相手からお中元が届いた場合、お返しをしなければならないのか悩むママもいるかもしれません。お中元のお返しのマナーについて調べてみました。


お礼状を送る

お中元は、日頃の感謝の気持ちを伝えるものなのでお返しの品は必要ないようです。感謝の気持ちを伝えたい場合は、お礼状などで伝えるのがマナーのようです。気心の知れた間柄の場合は、電話やメールで届いたことを伝えるのもよいかもしれません。

どうしても品物を贈りたい場合は、一旦届いたことをお礼状などで知らせたあとに贈るのがよいようです。


お返しはいつまでに送る?

お礼状は、お中元が届いたらすぐ送るようし、なるべく3日以内に届くように送るのがよさそうです。お中元を贈った側も、届いたことが早めに確認できて嬉しいかもしれませんね。

品物を贈る場合はお礼状から少し時期をずらして、1週間から10日以内に届くように贈るとよいようです。

お中元は時期やマナーを確認して贈ろう

お中元のマナー
jun.SU./Shutterstock.com

お中元は地域によって時期がさまざまで、いつまでに送るか悩むママも多いようです。送る地域によってお中元の時期がいつからいつまでなのか確認し、早めに用意するとよいかもしれません。遅れてしまいそうなときは、暑中見舞いや残暑見舞いとして贈るとよいようですね。

お中元を贈るときやお返しをするときのマナーを確認して、感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

2018.03.01

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