子どもが迎える初節句、せっかくなら家族や親族といっしょに賑やかにお祝いしてあげたいですよね。今回は赤ちゃんの節句を初めて祝うママに向けて、具体的なお祝い方法や料理の選び方、参加者の服装、感謝を伝える挨拶などについてご紹介します。
初節句は子どもの無事な成長を祝い、今後の健やかな成長と厄除けを願う行事といわれています。祖父母からひな人形や兜などを贈られる家庭も多いと思いますが、これらは子どもの身代わりとなって災厄を引き受けるとされているそうです。
お祝いの方法としては親族を招いて食事会を開いたり、ひな人形や兜の前で写真撮影をする家庭が多いようです。
子どもが2人目だったり祖父母が遠方に住んでいる場合などは「親と子どもだけでおいしいご飯を食べた」という意見や「神社で祈願し祝詞を上げていただいた」というママもいました。
お祝いを行う日程は3月3日の「桃の節句」の時期に、参加する人たちの都合の付く土曜日、日曜日に決める家庭が多いようです。
ひな人形を飾る時期については所説あり、地域によっても異なるようですが「立春以降から遅くともひな祭りの1週間前までに飾る」という意見が多数でした。また「雨水の日」に飾ると良縁に恵まれるという言い伝えもあるようです。
なお、直前の3月2日にひな人形を飾るのは「一夜飾り」と呼ばれており、縁起が悪いとされているようです。
片づける時期にも所説ありますが、気温や湿気を考慮し終わってすぐに片づける家庭が多いようです。地域によっては旧暦の4月3日や「啓蟄の日」も適した日とされているようです。
見た目が華やかだったり「良縁」を意味する食材が好まれるようです。「ちらし寿司」は縁起物食材と言われている「海老」「れんこん」「豆」などが入っておりお祝いの席にふさわしいとされているようです。「良縁」の意味をもつ「ハマグリ」でお吸い物を作ったママもいました。
その他にも旬の食材を使うことで春の訪れを伝えたり、飾り物としても見かける「菱餅」にも子どもの災厄除けや健康を願う思いが込められているそうです。
お祝いを行う日程は5月5日の「端午の節句」の時期に、お祝いに参加する人たちの都合の付く土曜日、日曜日に決める家庭が多いようです。
兜やこいのぼりを飾る時期については、節句は季節の変わり目を表すこともあり「春分の日を過ぎてからできるだけ早い時期に飾る」という意見が多く見られました。「できるだけ早い時期」というのは「先手必勝」(武将が先手を打って勝利した)から「端午の節句」へと繋がっているそうです。
片づける時期については特に言われはないらしく、「こどもの日」を過ぎた天気の良い日に片づけたママが多いようです。梅雨に入る前にホコリや湿気を取り除くことを第一に考えたらよいのかもしれませんね。
「こどもの日」が近づくと菓子店などで「柏餅」や「ちまき」を見かけるママも多いと思います。柏の葉や、ちまきに昔使われていた茅(ちがや)の葉には「子孫繁栄」や「邪気払い」の意味があると言われており、男の子のお祝いにふさわしい食べ物とされているそうです。
料理では5月の旬の食材でもある「鰹」が「勝男」とかけて男の子にふさわしいとされていたり、「まっすぐに育つ」とかけて「タケノコ」が好まれるようです。
お祝いの席にふさわしい「鯛」や出世魚である「ブリ」などもふさわしい食材として声が集まりました。
今回アンケートを行った中では自宅で食事会を開いたママが多く、招いた親族も子どもの祖父母に限られていました。準備が大変な印象がありますが、「お赤飯とハマグリのお吸い物だけ準備し、鯛は魚屋さんに頼んだ」といったような出来合いのものや出前を上手に活用するママも多いようです。
自宅なら赤ちゃんもリラックスして過ごせたり、ひな人形や兜を眺めながら食事や写真撮影ができるのもメリットと考えられているようです。
外食で食事会を行ったママからは、お店選びの際に「個室や座敷のあるお店に絞り込んだ」という声が多く集まりました。初節句お祝いコースを用意しているお店もあるそうなので事前に調べてみるとよかもしれません。
産後外出の機会が少なかったママの中には「子どもは食べられないので、自分の食べたいメニューを優先し、中華屋の個室でお祝いをしました」という体験談もありました。
外食でお祝いしたママは特に服装を気にかけたそうです。パパはスーツやシンプルなジャケットなど、ママはフォーマルなワンピース、授乳中の場合は授乳しやすい服装が優先になるようです。
子どもはよそ行きの服装で少しおめかしができたら、特別な日として記憶に残りそうですね。赤ちゃんは体温調節できる服装であることを第一に考えるとよいようです。
ドレスコードを作る場合は、出席する祖父母や親族にも事前に伝えておくと安心でしょう。
お祝いの席でよく使われる「挨拶」ですが、初節句のお祝いでも「挨拶」を取り入れる家庭もあるようです。感謝の気持ちが伝わるように、子どもの成長に関するエピソードも交えながら挨拶をすると、堅苦しくなりすぎず和やかな雰囲気のまま進行できるようです。
参加する親族の人数が多い場合は「挨拶」を取り入れることで時間の調整も取りやすくなる場合もあるようです。
初節句は家族の大切なお祝い行事のひとつとも言えるため、いつまでも記憶に残る一日にしたいですよね。お祝いの時期や方法は家族や親族にとって無理がないように決めていくとよいかもしれません。
食事会を開く場合も、料理や服装、挨拶などについて堅苦しく考えず、自分たちらしいお祝いスタイルを考えてみてはいかがでしょうか。
2018年01月31日
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