子どもの1歳の誕生日に、一升餅を使ってお祝いをしようと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、一升餅の意味やお祝いの仕方、いつからいつまでに行ったのかやお祝いのための準備、使った一升餅はいつ食べるのかについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
1歳の誕生日にするとされる、一升餅を使ったお祝いとはどのようなものなのでしょう。一升餅の由来や意味をまとめてみました。
一升餅とは一升のお米(約1.8kg)を使ったお餅のことだそうです。「一升」を「一生」にかけ、「一生食べ物に困らないように」「一生健康にすごせるように」という願いを込めて1歳になる子どもの誕生日を祝う行事とされています。一升餅は丸い形をしていることから、「人生を円満にすごせるように」という意味合いも含まれているそうです。
一升餅は「誕生餅」「踏み餅」「背負い餅」「力餅」などとも呼ばれ、地域によって言い方や祝い方が異なるようです。
一升餅を使ったお祝いの仕方には、風呂敷やリュックを使って背負わせる、草履を履いて踏ませる、抱かせる、わざと尻もちをつかせるなどの方法があるようです。
一升餅を背負って立てた場合は「自分の足でしっかり立てる(自立する)」とされ、転んでしまっても「厄落としになる」、立てない子や座ったままの子も「家を離れるのが遅くなる(家を継いでくれる)」などといわれ、立てても転んでも縁起がよいとされているそうです。
一升餅は1歳のお祝いであることから、両家の両親を呼んで食事をしたり記念に写真を撮るという家庭もあるようです。一升餅のお祝いの他に、そろばんや財布、筆などを用意して子どもの前に並べ、子どもがどれを取るかでその子の将来を占う「選び取り」をしたというママの声もありました。
一升餅のお祝いはいつからいつまでにするとよいのでしょう。いつ一升餅のお祝いをしたのかをママたちに聞いてみました。
「一升餅は1歳のお祝いと聞いたので、お祝いも誕生日当日に行いました。足腰が丈夫になるようにと風呂敷の上からお餅を踏ませたのですが、恐る恐る足を着けている様子がかわいかったです」(30代ママ)
「親戚全員が集まれる日が子ども誕生日以前しかなかったので、誕生日より2週間早くお祝いしました。大好きなおじいちゃんおばあちゃんに会えて子どもも嬉しそうでした」(20代ママ)
「お餅を背負ってがんばって歩く姿が見たいと思ったので、一升餅のお祝いは歩き始めてからすることにしました。1歳3カ月でお祝いをしましたが、泣きながらも前に進もうとしている姿がかわいかったです」(40代ママ)
一升餅のお祝いをいつからいつまでにするのかは誕生日や子どもの様子にあわせて決めているようです。地域の風習などによってお祝いの時期や方法が異なる場合もあるようなので、わからない場合は両親に聞くなどするとよいかもしれません。
1歳の誕生日を一升餅でお祝いをするための準備には何があるのでしょう。一升餅でお祝いをするときにどのような準備をしていたかをママたちに聞いてみました。
「夫の両親が2人とも働いていたので、2カ月前に仕事の予定を聞いて日程を調整しました。私の両親は仕事の調整がつきやすい職種だったので、早めに日付を伝えて休みを取ってもらうようにしました」(30代ママ)
子どもの祖父母といっしょにお祝いをする場合は、予定の調整をするために数カ月前に連絡をしたというママの声がありました。いつ頃を目安に誰と行うかを早めに決めておくとよいかもしれませんね。
「近所の和菓子屋さんが一升餅を取り扱っているとのことだったので、余裕を持って2週間前に予約しておきました。お祝いの前日に取りに行けたので、安心して当日を迎えることができました」(40代ママ)
一升餅は、和菓子屋やお米屋、デパートや専門店、通販サイトでで購入することができるようです。賞味期限などを踏まえつつギリギリにならないように、お祝いの前日に届くようにしたというママの声がありました。いつからいつまでに注文すべきかはお店によって異なるので、事前に確認しておくとよいかもしれません。
「一升餅を背負うための風呂敷が家になかったので、お祝いの2週間くらい前にインターネット注文しました。一升餅のお祝い後は、リメイクして子どものおもちゃを入れるバッグとして使っています」(20代ママ)
風呂敷やリュック、草履など、お祝いの仕方にあわせて必要なグッズを準備をしたというママもいるようです。どのように一升餅のお祝いをするかを、早めに家族ですりあわせておいたというママの声もありました。
お祝いで使った一升餅はいつ食べるとよいのでしょう。一升餅を食べたタイミングをママたちに聞いてみました。
「せっかくのお祝いのお餅なので、一升餅は子どもが背負ったあと、焼き餅にしてみんなで食べました。前日に準備したお餅だったので焼いても柔らかくておいしかったです」(30代ママ)
一升餅をいつからいつまでに食べるという決まりはないようですが、当日のお祝いの場で食べたというママもいるようです。子どもが背負ったお餅をお祝いの場で食べることができると、感動もひとしおかもしれません。
「一升分のお餅は一度に食べきれないので、両家の実家にはお土産として持ち帰ってもらいました。自分たち用にも冷凍保存しておき、数週間磯辺焼きにしたり揚げ餅にして楽しみました」(30代ママ)
一升餅を一度で食べきれない場合は、お土産として持ち帰ってもらったり、保存したりして後日食べたというママもいるようです。お土産にすることを想定して、あらかじめ切り分けて個包装された一升餅を準備したというママの声もありました。
いつまでに食べるとよいのかは保存状態によっても違ってくるようなので、すぐに食べきれない場合は密封して冷凍庫で保存をするとよいかもしれません。
一升餅のお祝いをいつからいつまでに行うかやお餅をいつ食べるのかは、地域の風習や家庭の考え方、子どもの様子などによってさまざまなようです。事前に準備のスケジュールを立て、当日はスムーズにお祝いができるとよいですね。
2018年12月08日
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