お正月には、おせちを用意しようと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。何日に、いつまで食べるのかなど気になることもあるかもしれません。今回は、おせちの歴史にも触れながら簡単にできるおせちレシピや通販で購入するときの値段別などの選び方、二人前のおせちの量や重箱への盛りつけ方などをご紹介します。
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お正月の料理の定番のひとつとして、おせちを思い浮かべるママやパパも多いかもしれません。おせちは華やかでお正月らしいイメージですが、おせちにはどのような歴史や意味があるのでしょうか。
今回は、おせちの歴史やいつ食べるのかなどと合わせて、おせちの簡単なレシピや通販で購入するときの選び方や値段、重箱への盛りつけ方などについてご紹介します。まずは、おせちの歴史について調べてみました。
おせちとは、現在ではお正月に食べる料理として定番となっているかもしれません。このおせちにはどのような歴史があるのでしょうか。
おせちの歴史には諸説ありますが、おせちとは季節の変わり目を祝う3月3日や5月5日のような「節句」の際に、神様へのお供え物としたごちそうのことといわれています。
昔、この節句の日に行われていた「節会(せちえ)」という行事で出されたごちそうを「御節供(おせちく)」と呼んだそうです。この御節供が徐々に「おせち」と呼ばれるようになったようです。
おせちはいつ食べるのか、いつまで食べるのかなど気になることもあるかもしれません。現在は、おせちは元旦から「三が日」といわれる1月3日ほどまで食べている家庭も多いのではないでしょうか。
しかしおせちとは、新年を迎えるための料理として大晦日の夜に食べる地域や家庭もあるそうです。いつ食べるのかという決まりはないようなので、お正月をおせちでめでたく迎えるという気持ちで食べるとよいかもしれませんね。
おせちの料理といえば、なにが思い浮かぶでしょうか。かまぼこやきんとんなど、さまざまな料理がありますよね。この料理には、ひとつひとつ意味があるようです。
きんとんは味つけによってはお菓子のような感覚で食べられ、子どもにも食べやすいおせち料理かもしれません。きんとんは、漢字で「金団」と書きます。これには、財宝という意味がこめられており、豊かな生活が送れますようにという願いが込められているようです。
おせちを豪華な印象にしてくれる料理のひとつにエビがあるのではないでしょうか。エビは、ゆでたり焼いたりすることで背が丸くなりますよね。その様子から、腰が曲がるまで健康で長生きができるようにという「長寿」の願いが込められているようです。
黒豆は、家庭で手作りすることも多いかもしれません。豆には、「まめまめしい」という意味があり、家族が今年もまじめに一生けん命働き、元気に過ごせるようにという願いがこめられているようです。
数の子は、鮮やかな黄色がおせちを華やかにしてくれるのではないでしょうか。数の子にはたくさんの卵があることから、子どもがたくさん生まれて代々栄えますようにという、子孫繫栄の意味があるようです。
伊達巻はきんとんとおなじように、甘く子どもでも食べやすいおせち料理のひとつかもしれません。伊達巻は、昔読み物が巻き物になっていたことから文化の発展を表しているようです。また、伊達巻はもともと長崎県でカステラかまぼこといわれていたそうです。
こぶ巻きはおせちにも欠かせない一品かもしれません。こぶ巻きの「こぶ」が「よろこぶ」とおなじ言葉であることから、おめでたい食べ物とされているそうです。
どの料理にも、お正月のお祝いにぴったりなおめでたい意味が込められているようです。意味を考えながら食べると、おせちがより特別なものに感じられそうですね。
おせちを自宅で簡単に手作りしたいというママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、簡単にできるおせちレシピをママたちに聞いてみました。
伊達巻は、はんぺんと卵を使ったレシピで簡単にできるようです。まず、はんぺんとたまごをミキサーにかけて混ぜます。次に、ミキサーにかけたものをフライパンで焼き、巻いて冷ますと伊達巻の完成です。
伊達巻は子どもにも好評だったというママの声がありました。材料も少なく、比較的短時間で完成しそうなおせちレシピですね。
栗きんとんはまるでお菓子のようで、子どもにも人気だったというママの声が多くありました。そのなかでも、子どもでも食べやすい栗きんとんのレシピをご紹介します。
作り方はまず、なめらかにつぶしたさつまいもと甘煮のリンゴの角切りをまぜます。次に栗きんとんの形を作り、栗の甘露煮を上にのせれば完成です。甘い味付けが子どもにも好評で、よく食べてくれたというママの声もありました。
彩りも大切になってくるお煮しめですが、野菜が多く子どもは食べ進まないこともあるのではないでしょうか。子どもでも食べられるよう、飾り切りで工夫をしたママもいました。
レシピは簡単で、それぞれの野菜を切って煮込めば完成です。その際に、人参を花形に切って子どもが興味を示すようにしたようです。飾り付け方ひとつで子どもも喜ぶおせちを作ることができそうですね。
大根と人参を使ったなますは、酸味のある味付けで子どもが食べ進まなかったため干し柿を刻んだものを漬け込んだレシピにしているというママがいました。普段のなますに干し柿を加えることで、甘みが増すようです。
おせちのレシピは、簡単でもひと工夫を加えることでさらにおいしくなったり、子どもも喜ぶおせちにすることができそうですね。
おせちは、自宅で作るほかにもインターネット通販で購入することもできるようです。通販で購入する際の選び方をご紹介します。
通販のおせちを選ぶときには、値段から選ぶことができるようです。だいたい5,000円ほどの値段から販売されており、料理に使われているものや量によって値段が変わってきます。高いものでは100,000円を超えるものもあるそうです。
おせちは和食のイメージがあるかもしれません。しかし、通販では洋風おせちや中華のおせちも多く販売されているようです。
ローストビーフやスイーツ、エビチリや肉団子など、中身もさまざまで、なかには子ども向けの料理をそろえたものもあるそうです。いつもとは少し違ったおせちを楽しむのもよいかもしれませんね。
おせちも、地域で中身が異なることがあるそうです。例えば、長崎県ではくじら料理、北海道では鮭の頭の入った氷頭なます、宮崎県ではきんかんの甘露煮などさまざまなようです。通販でご当地おせちを扱っているところもあり、普段なかなか食べる機会のないようなおせち料理を食べることもできそうです。
その他にも、老舗の有名店のおせちや海鮮を中心にしたおせちなど、通販では多くの種類から好みのものを選ぶことができるようです。人数が多い場合などは、通販を活用してもよいかもしれませんね。
おせちを用意するとき、家族の人数に合わせたおせちはどのくらいの量なのか悩むこともあるのではないでしょうか。人数別のおせちの量や中身の違いについてご紹介します。
まだ子どもが赤ちゃんの頃は、ママやパパ、二人でおせちを食べることもあるのではないでしょうか。二人前ほどのおせちは、だいたい重箱に一段から二段ほど詰めた量になるようです。
おおきなサイズの重箱であれば、一段でもたくさん詰めることができそうですね。販売されているおせちも、一人前から二人前の場合はおせちの定番といわれる料理が入っていることが多いかもしれません。
家族で食べるおせちであれば、人数に合わせて重箱に三段から四段ほどの量になるようです。三人前から五人前ほどになると、ひとつの料理の数が多かったり、種類もさらに豊富になりそうです。通販などのおせちでは、おおきなエビなどが入っているものもあるようです。
親戚で集まるときなど、大人数で食べるおせちは重箱の数も増え、中身もさらに種類や量が多くなります。通販や取り寄せのおせちでは、和洋中すべてがいっしょになっていたり、オードブルのようになっているものもあるそうです。
家族の人数や食べる量によって、適したおせちの量は変わってきそうですね。
おせちは重箱に詰めるというイメージを持っているママやパパも多いのではないでしょうか。重箱には、おめでたいことが重なるようにという願いが込められているといわれています。今回は、三段の重箱へのおせちの基本的な詰め方をご紹介します。
重箱の一段目は「一の重」と呼ばれ、祝い肴(いわいざかな)や口取りと呼ばれるものを詰めていきます。例えば、かまぼこやきんとん、伊達巻、黒豆のようなおせちの定番といわれるようなものが重箱の一段目になるようです。品数が多く、華やかな印象になりそうですね。
重箱の二段目は「二の重」と呼ばれ、焼き物を詰めます。鯛やエビ、ぶりの照り焼きなど焼き物を中心にしていくようです。また、二段目には酢の物もいっしょに盛り付けるようです。豪華な印象の段になりますね。
重箱の三段目は「三の重」と呼ばれ、筑前煮やうま煮などの煮物を詰めます。煮物は野菜もたくさんとることができるので、おせちにも欠かせない料理かもしれません。にんじんなど、明るい色のものを使えば彩りもよく華やかになりそうです。
重箱におせちを盛り付けるとき、きれいで華やかになる盛り付け方をご紹介します。
市松とは、重箱のなかを縦横にわけて9等分にして、市松模様に料理を並べる盛り付け方です。たくさんの量が詰められ、料理ごとでまとまっているので見た目もきれいな盛り付けになりそうです。品数の多い一段目によいかもしれません。
手綱とは、重箱をななめに区切って詰める盛り付け方です。一般的には3つまたは5つに仕切ることが多いようです。中心に彩りのよいものやインパクトのあるものを詰めると見栄えがよく、目を引きそうですね。仕切る場所を調節すればスペースの広さを変えることもできます。
隅切とは、重箱の四隅を三角にして使う盛り付け方です。中心が広くなるので、エビなどのおおきなサイズのものやメインになるものを盛り付けるとよいかもしれません。
末広とは、縁起がよいといわれる縁起担ぎの盛り付け方のようです。中心に丸くスペースを取り一品を詰め、残りを対角線上にわけて使います。どこから見ても末広がりの「八」に見えることから、おめでたい盛り付け方とされているようです。
段取りとは、重箱を横方向に何段かに区切って料理を横一列に並べる盛り付け方です。料理の量やおおきさによって段の数や広さを変えることができます。横一列に並ぶことで具材がまとまり、すっきりとした印象になりそうですね。
おせちにはおめでたい歴史があったり、それぞれの料理に意味があるようです。いつ食べるのかに決まりはないようなので、お祝いの気持ちを持って食べるとよいのではないでしょうか。
簡単なレシピから挑戦して手作りしたり、通販でいつもと違うおせちを準備してもよいかもしれません。二人前や大人数用などの人数、値段などによって中身も量も変わってくるようなので、家庭に合ったものを選ぶとよさそうです。
重箱へのきれいな盛り付け方も、子どもがおせちに興味を持つきっかけにもなりそうですね。おせち料理でお正月を華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。
2018年09月14日
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