【耳鼻科医監修】赤ちゃんが中耳炎かもしれないときのサインの見分け方

【耳鼻科医監修】赤ちゃんが中耳炎かもしれないときのサインの見分け方

中耳炎の原因や悪化したときの対処法

赤ちゃんは中耳炎にかかりやすく、治ったと思っても繰り返すことが特徴です。赤ちゃんの中耳炎の原因と症状についてご紹介します。また、赤ちゃんが中耳炎かもしれないときのサインの見分け方と症状が悪化したときに切開手術が必要かについても解説します。

三塚沙希(エムズクリニック白金)

赤ちゃんの中耳炎の原因

赤ちゃんのかかりやすい病気のなかの1つに中耳炎があります。

赤ちゃんが風邪を引くとウイルスの含まれた鼻水やのどの菌が中耳に入り込んで炎症を起こします。中耳炎は、細菌やウイルスが鼻の奥から鼓膜の奥にある中耳に侵入してかかります。

赤ちゃんは耳管が未発達で、大人と比べて真っすぐで太く、短いためウイルスや細菌が入り込みやすいです。

そのため、風邪が原因で中耳炎を引き起こしやすく、繰り返す子どもも少なくはありません。

赤ちゃんの中耳炎の症状

MIA Studio/Shutterstock.com
大泣きする赤ちゃん

赤ちゃんは言葉で痛みや不快感を訴えられないため、症状が悪化してから気づく場合があります。

以下のような姿が見られたら中耳炎のサインかもしれません。

  • 耳の痛み
  • 耳を触る
  • 熱が出る
  • 機嫌が悪い
  • 寝つきが悪い
  • よく泣く
  • 黄色い鼻水が出る
  • 耳垂れ
  • 目やに

中耳炎で38度以上の高熱が出る場合もありますが、微熱が続いたり、中耳炎の症状が悪化すると耳垂れが出る場合があります。

専門家も以下のように言っています。

中耳炎があれば痛いですので、耳をいじりますし、もし悪化して聴力に影響が出るくらいになれば、耳垂れや痛みはあるはずです。
出典: AskDoctors

症状が悪化すると

2歳以下の子どもが中耳炎にかかると症状が長引いたり、繰り返すのが特徴です。

中耳炎の症状が悪化すると、中耳に膿が溜まって鼓膜が腫れ、高熱と強い耳の痛みを伴う場合があります。

症状の強さによっては、膿をだすために鼓膜を数ミリ切開したり、中耳内の空気の出入りをよくして、膿や液体をたまるのを防ぐために鼓膜にチューブをいれる手術を行うケースがあります。鼓膜を切開して膿を出すと、痛みが軽減します。

しかし、赤ちゃんや子どもの中耳炎で鼓膜を切開するケースはほとんどありません。


中耳炎の予防法

赤ちゃんが中耳炎にならないためにはどのようなことに注意したらよいでしょうか。

風邪予防をしっかりする

赤ちゃんの中耳炎は風邪から引き起こすことがほとんどのため、風邪をひかないように対策することが重要です。

ママやパパが風邪を引いて赤ちゃんにうつることもあるので、ママやパパが手洗いうがいをして風邪を引かないように心がけることも必要です。

赤ちゃんは室内ですごす時間も長いので、部屋の温度に配慮し、湿度は50~60%以上に保ちましょう。

鼻水をこまめに処理する

風邪を引いて、菌を含んだ鼻水が耳まで流れ込んで炎症を起こすのが中耳炎です。中耳炎にかかると、細菌が混ざって黄色い鼻水が出ます。

鼻水はすすらないでこまめにかむことが大事です。

自分で鼻がかめない赤ちゃんの場合は、鼻水吸引器を使うのもよいでしょう。

水分をこまめに与える

のどの粘膜にウイルスがつくと風邪を引きやすくなるため、うがいがまだできない赤ちゃんはこまめな水分補給をするようにしましょう。

耳垂れはふく

赤ちゃんの鼻水を吸入する
kai keisuke/Shutterstock.com

中耳炎の症状が悪化すると耳垂れが出る場合があります。

耳垂れが出てきたら綿棒で耳の中までふき取ったりせず、耳の外側をティッシュで優しくふき取りましょう。

耳垂れがでると中耳炎の症状が治まる場合がありますが、一時的なものなのでそのまま放置せず、耳鼻科で耳の中の膿を吸ってもらうなきちんと処置してもらうことが大切です。

ミルクを飲む体勢に注意する

赤ちゃんを寝かせたままミルクをあげると鼻にミルクが流れ込み、耳管を通って中耳にミルクが溜まり、中耳炎になる可能性があります。

ミルクをあげるときは、赤ちゃんが水平の状態にならないように抱っこをして母乳をあげる体勢で飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんの中耳炎のサインを見逃さないことが大切

おっぱい飲む赤ちゃん
GOLFX/Shutterstock.com

風邪から中耳炎を引き起こすことは多く、赤ちゃんや年齢の低い子どもは中耳炎にかかりやすいです。赤ちゃんは、言葉が話せないため症状が悪化してから中耳炎と気づくことは少なくありません。

耳を触ったり、機嫌や寝つきが悪い、よく泣く、耳垂れなどの症状がみられたときは中耳炎にかかっているサインかもしれません。

中耳炎にかからないように鼻水をこまめに拭いたり、ミルクを飲むときの姿勢を配慮することが大事です。耳垂れが出てきたときは耳のなかまでふき取ろうとせず、外側だけを軽く拭いて病院でしっかり処置してもらうことが重要です。

赤ちゃんの中耳炎のサインを見逃さず、早めの受診が中耳炎を早く完治させることにつながります。

監修:三塚沙希(エムズクリニック白金 院長)

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三塚沙希(エムズクリニック白金)

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エムズクリニック白金 院長。

わかりやすく、丁寧な診察を心がけ、お子様からお年寄りまで安心してかかれるクリニックを目指している。

エムズクリニック白金

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2019年07月12日

専門家のコメント
15
    かよう先生 保育士
    言葉で伝えられない分、いつもとちがう行動はな気づいて早めに対応したいです。
    KST 専門家
    ウチの3人目は中耳炎すごい。。。
    すぐ病院。
    りり先生 保育士
    まだ言葉で伝えられない赤ちゃんの場合はいつもとは違う泣き方をする場合が多いです。2歳くらいの子でも機嫌がいつもより悪くグズグズが治らなかったり、名前を呼んだり話かけても反応が薄かったりした時は耳を見てあげてくださいね。たまに耳垂れしている時もあります。鼻水が続くようだったり緑や黄色の鼻水が続くようなら耳鼻科に行ってみるのも一つだと思います(^^)
    ゆり先生 保育士
    お熱が出たとき、
    お耳をよくさわったりすると
    だいたい中耳炎なことが我が子も多かったです
    熱が出てなくても、さいきんよく耳をさわっているなぁとおもって
    耳鼻科にいくと、だいたい中耳炎でした
    まな先生 保育士
    赤ちゃんが耳をよく触っていたり、耳を触りながら泣いていたりしないか気をつけて観察しようと思います。
    痛くても伝えられないので、大人が小さな変化にも気づいてあげられるよう心がけると良いですね。
    わい先生 保育士
    中耳炎は辛いです。
    熱が出て、耳を触るようだったらすぐ耳鼻科にいくことをオススメします!!
    鼻と耳は繋がってるので、鼻水が出たら、こまめに噛むようにしましょう!それだけでも、予防になります。
    はつみ先生 保育士
    鼻水が出ていて耳を触る仕草が多かったら先生に見てもらった方がいいですね!
    鼻風邪から中耳炎になるので、鼻水が出ていて病院に受診する際は耳も見てもらった方が安心ですねっ!!
    いちぽ先生 保育士
    風邪気味のときはまだ言葉で伝えられないので、何をしても泣き止まないや、耳が赤みがないか、耳の辺りを触ったりしないかなど確認するといいかもしれないですね。
    ゆか先生 保育士
    中耳炎は結構分かりやすいですよ。
    症状としては
    ☆耳が痛いので機嫌が悪い
    ☆手を耳のところへ持っていき触 る仕草が見られる
    ☆青鼻が続いている
    ☆耳ダレが出ている
    ☆熱が出る
    ☆目ヤニがでる
    すべての症状がでるわけではありませんが一般的にこれらの症状が出たら疑い、病院受診を進めています。
    すみっこ先生 保育士
    私自身が中耳炎になったことがないので、痛みもわかってあげられず、何より原因が『耳』ということに気がつかず… 次女が二歳の頃何をしても泣いて機嫌が悪くて大変な時がありました。もう本当にお手上げでした😭これは何なのか、イヤイヤ期なのか、、長女の幼稚園の園長先生に相談をしたところ「もしかしたら…」と中耳炎の話しになり、園長先生のお陰でやっと耳鼻科へ連れていくことができました。イヤイヤ泣きだと思っていた私…🙇😭💦 それから耳のことも頭に入れて子どもの様子を見られるようになりました。
    ふぅ先生 保育士
    いつもと違う泣き方はどんな症状でも要注意ですよね。その違いに気付けるのは間違いなくママやパパ☺︎耳を触ろうとする仕草があれば確率が高いかもしれませんね。まずは受信をお勧めします!☺︎
    ことり先生 保育士
    よく、後々になって実は中耳炎でしたなんてことをよく聞きます。

    予防などとても勉強になりました。

    耳を触るのは本当に一つのサインですよね。気をつけて見ていこうと思いました。
    せおみ先生 保育士
    うちの子も中耳炎、癖になっていました。
    熱がある時や、ない時、鼻水も出ている時も少しでているぐらいでも、夜中寝ていると急に、いたーーい!耳がいたいー!と、泣き叫ぶのです。本人もどこがどのように痛いのか説明が上手にできなくて、初めの頃は頭が痛いと言う時もあり、夜中病院へ連れて行った事もありした。
    結果、いつも中耳炎やなりかけ。と診断されます。それからは泣き叫んだら、氷で耳を冷やすようにしました。1番痛みが和らぐみたいです。鼻をしっかりかめるようになってからは中耳炎も落ち着きました。
    すー先生 保育士
    まだ言葉で伝えられない時期は気をつけて観察しないといけないですよね。お熱がでたり鼻水がひどい時に耳を触っていたら中耳炎になっていることが多いのです。友だちの子どもは、鼻水がでると毎回中耳炎になっていました。
    めめ先生 保育士
    我が家では鼻水が出始めたりところですぐに耳鼻科に行くようにしています。痛みが出る前に病院で判断してもらうのがいいと思います。

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