炊くだけ簡単!焼きさばと枝豆の炊き込みご飯【魚屋さん】

炊くだけ簡単!焼きさばと枝豆の炊き込みご飯【魚屋さん】

子どもに食べさせたいと思いつつ、「レパートリーがない」「なんとなく苦手意識がある」などの理由で食卓にのぼることが少ない魚料理。この連載では魚屋三代目の柳田昇さんが、親子で魚好きになる簡単で飽きのこない魚レシピを紹介します。

こんにちは、魚屋三代目です!

8月も終わりに近づき、夏も残りわずか。とはいえまだまだ暑いので、今週も調理時間がとにかく短い時短レシピをご紹介します。

今回は炊き込みご飯ですが、炊飯ボタンを押すまでの手順を最小限におさえました。手際よく進められれば10分程度で準備できて、あとは炊き上がりを待つだけ!

焼きさばと枝豆の炊き込みご飯(3人前)

 

材料

・塩さば又は文化さば半身1枚(骨抜きタイプがおすすめ)

・米…2

・枝豆(茹でて売られているもの、もしくは冷凍)200g

・しょうがスライス2枚

・しょうゆ大さじ1

・みりん大さじ1

・酒(日本酒)大さじ1

・水しょうゆ、みりん、酒を抜いた2合分の量

・いりごま(白)お好みで

・薬味ねぎ(小口ねぎ)お好みで

作り方

1. さばを魚焼きグリルなどで焼く。

2.さばを焼いている間に米を研ぎ炊飯ジャーに入れ、枝豆をサヤから外す。

 

2. 研いだ米を入れたお釜に、しょうゆ、みりん、酒を加え、2合目の目盛りまで水を注ぎよく混ぜ合わせる。

3. 枝豆と焼き上がったさばをお釜に加え、スライスした生姜も加えて炊飯。

4. 炊き上がったら全体を混ぜ、蓋をして5分ほど蒸らす。お茶碗によそい、いりごまと薬味ネギを散らして完成。

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料理のコツ・ポイント

今回の時短ポイントは、まさに時間の使い方!

お使いの魚焼きグリルにもよりますが、さばが焼き上がる時間は大体8分前後。この時間を最大限に効率よく利用するのがポイントです。

この8分間のうちに米を研ぎ、枝豆のサヤから豆を取り出しておきましょう。しょうがをスライスし、薬味ねぎをきざむのも忘れずに。枝豆のサヤ外しはお子さまに手伝ってもらうのもGood!

「もっと時短したい!」という方には、コンビニで売っている焼き塩さばをおすすめします。少し割高ですが、きざんであってすぐに使える薬味ねぎを使うのもいいでしょう。

お子さま向けに薄味で作っているので、大人向けには辛子高菜を乗せてみてください!

魚屋さんが教えるさばの目利き・選び方

塩さばの選び方は、産地と塩分がポイントです。

産地については、ほとんどが国産かノルウェー産です。

 

旨味が強いのが国産、脂が乗ってふっくらしているのがノルウェー産の特徴です。

次に塩分ですが、甘塩、普通の塩気、辛い塩気などがあり、こちらはお好みでお選びください。

魚屋さんが教えるさばの豆知識

「ノルウェーさばは、どうしてあんなに脂が乗ってるの?」という疑問にお答えします。

答えはずばり、ノルウェーでは基本的に、さばに脂が乗る時期にしか漁をしないからです。

漁船ごとに漁獲量が決められているので、美味しく脂が乗った時期にさばを獲れば高値で取引され、乱獲にもならず自然界との調和もとれて一石二鳥なのです。 

Profile

魚屋三代目・柳田昇

魚屋三代目・柳田昇

昭和49年 8月3日生まれ。 神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店『魚武商店(うおたけしょうてん)』の三代目。 父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。 その他、料理家としてレシピ本などの書籍やレシピ提案、レシピ提供、テレビ、料理教室など幅広く活動中。

<執筆、写真提供>柳田昇
<構成>KIDSNA編集部

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