4歳児のしつけは難しい?わがままや自己主張への対応の仕方

4歳児のしつけは難しい?わがままや自己主張への対応の仕方

4歳児の特徴としつけのポイント

4歳の子どもがわがままでどのように接したらよいかしつけに悩んでいるママは少なくないようです。4歳から4歳半にかけての幼児期は子どもの成長が大きく見られます。4歳児の特徴とかかわりかたのポイントを元幼稚園教諭の筆者の体験談から解説します。

4歳児のしつけは難しい?

4歳になると、3歳の時と比べると自分でできることも増えてママは手伝うべきか見守るべきか悩む場面もあるでしょう。

言葉数も増えて、ときにはママやパパに攻撃的な言葉で返してくることもあるかもしれません。

4歳や4歳半ごろの幼児期のしつけに難しさを感じている人は少なくないようです。

4歳児の特徴と幼児期のしつけのポイントを解説します。

4歳児の特徴

4歳児には以下のような特徴がみられます。

言語が発達する

言葉の数も増え、日常会話も上達してくるでしょう。

「過去」「現在」「未来」を理解して、話せるようになったり、面白いと思った言葉をマネする子も増えてきます。

よい言葉だけでなく、乱暴な言葉もマネするので、大人も言葉遣いに注意しましょう。

また「~だから」「だって」などと理由をつける姿も見られるようになるので、友達やママに自己主張をして思いがぶつかる場面が増えるかもしれません。

興味、関心の幅が広がるのでさまざまなことに「なんで?」「これはどうして?」と質問することも4歳児の特徴です。

基本的生活習慣が身につく

子どものお着換え
iStock.com/Hakase_

4歳から4歳半頃になると、着替えやトイレが自分でできるようになったり、お箸を使ったご飯を食べる、片付け、鼻をかむなど基本的な生活習慣が身についてきます。

手先も器用に使えるようになるため、ハサミで曲線を切れるようになったり、洋服のボタンやファスナーにも挑戦する年齢でしょう。

しかしできることの個人差は大きく、まだまだ大人の手伝いが必要な場面もあるため、子どもの姿を見ながら困っているときは支えることが必要です。

社会性が身につく

4歳から4歳半頃になり始めると友達と遊ぶ場面も増えてくでしょう。遊具を譲り合って遊んだり、仲間同士でルールを決めてごっこ遊びを楽しめるようになってきます。

遊びを共有したり、友達と思いがぶつかるなかで社会性が身についてきます。

反抗的な言動が出てくる

4歳になってから子どもがわがままになったと感じているママもいるようです。

思い通りにいかないと泣いたり、ママやパパ、先生の言葉に反抗したり、話を聞かないふりをすることがあるかもしれません。

自分でできることも増えてきますが、やってみたい思いとやってみても上手くいかないことに戸惑いを感じ、その戸惑いがわがままや反抗的な言動に現れることがあります。

4歳児のかかわりかた

4歳の特徴を踏まえた接し方やしつけのポイントをご紹介します。

見守る

子供部屋
iStock.com/PeopleImages

3歳の頃は大人が手伝う場面も多かったかもしれませんが、4歳になったら子どもが自分でできることも増えるので何でも手伝うのではなく、見守ることが大事です。

着替えのボタンやチャックなど自分でやろうとしていることは時間がかかっても見守り、どうしてもできないところを手伝うようするなど工夫するとよいですね。

じっくり挑戦できるように時間に余裕を持ち、できたときには大いに褒めることが子どもの自信につながるかもしれません。

話を聞く

語彙も増えて、おしゃべりすることに楽しさを感じている子も多いでしょう。

話すことが面白くて、同じ話を繰り返し話したり、現実と想像の世界が混じった内容を話すときもあるかもしれませんが、「それは違うよ」と否定したり、何度も聞き直すのではなく、子どもの話をじっくり聞いてあげることが重要です。

きちんと話しを聞いてもらえると、子どもの話す意欲や語彙力が育つかもしれません。

自分で考えられるような問いかけをする

4歳や4歳半頃になると自分のやっていることが分かるようになってきます。

お友達とぶつかったときなどにすぐに怒るのではなくまず「どう思ったか」や「なんでそうしたのか」理由を聞いたり、子どもに寄り添ってみるとよいでしょう。

それから「どうしたらよかったか」を子ども自身が考えられる言葉がけをすることがポイントです。もし子どもがどうしたら良かったか分からないときにはママやパパが教えてあげましょう。

疑問になるべく答える

興味の幅が広がり「なんで」「どうして」と質問する場面が増えるかもしれません。

ママは忙しいと「今忙しいから」と質問に答えれないときもあるかもしませんが、忙しいときや十分にかかわれないときには「今○○をやってるから、これが終わったら答えるから待っててね」と丁寧に対応することが大切です。

答えられないことは、いっしょに図鑑を見たり、インターネットで調べてみてもよいかもしれませんね。

比較しない

4歳児はできることとできないことの個人差が大きく出てくる時期です。

友達ができるのに自分はできないことに自信をなくしたり、恥ずかしいと思う気持ちが大きくなり、自分ができないことへ挑戦するのを躊躇する姿が見られることがあるかもしれません。

ほかの人と比べず、その子自身が前よりできるようになったところを言葉にして伝えたり、認めてあげることが大切です。

4歳のわがままは子どもが大きく成長するとき

アウトドア体験を楽しむ親子
iStock.com/kohei_hara

4歳や4歳半頃になると、基本的な生活習慣や社会性が身についてくる半面、子どもがわがままになってしつけが難しいと感じるママは多いかもしれません。

興味の幅が広がり、言葉の数も増えてくると乱暴な言葉を使ったり、反抗的な行動に悩まされるかもしれませんが、子ども自身も自分のやりたい思いと上手くできない葛藤があるようです。

子どもの話をじっくり聞いて、まずは見守り、どうしてもできないときに手伝うかかわりを大事にしましょう。

幼児期である4歳から4歳半はできることの個人差が大きいため、ほかの子と比較せず、その子なりの成長を認めて言葉にして伝えてあげることがポイントです。

ママにとっては大変に感じるときかもしれませんが、子どもが大きく成長している姿を見守りましょう。

2019年05月10日

専門家のコメント
5
    かよう先生 保育士
    4歳はどこまで手伝ってどこを見守ったら良いのかが難しい時期だなと感じています。 周りが見えてくるからこそ比べないでその子を見ていきたいですね。
    あゆみ先生 保育士
    ベビーシッターで4歳のお子様をシッティングさせて頂いたことがありますが、 幼児期のお子様は、お話がぐんと上手になったり、生活習慣や物の使い方などにおいて自分で出来ることが増えます。 だからこそ、危険な時や危ない時以外は、 『自分でやりたい』を大切にして見守ったり、想いや考えていることをしっかり聞いて受け止め、丁寧に返すことを大切にすると良いと思います。 また、幼児期に限らず、危険なことをしている時や危ないと判断した時は直ぐに止め、『なぜ』危ないのかを丁寧に、分かりやすく伝えるようにしています。
    岩瀬 祐子 保育士
    しっかりしているようでも、やっぱり四歳児。 少し不安定で、自分でもできること、できないことが曖昧なこともあります。 大人の言葉かけ、行動をしっかり見て理解しているので気を付けましょう。 自己肯定感が育つような言葉かけもとても大切ですね!!
    あゆみ先生 保育士
    現在、シッティングしているお子さま(4歳女児)がまさに記事同様です。2ヶ月近く関わっていますが、最近は私に馴れてきたのもあって『出来ないこと』や『自分の気持ちにそぐわないこと』があると泣いて怒ります。初めは驚きましたが、彼女の気持ちに寄り添い、ちゃんとした納得ができる様に『何がダメなのか(危険なことやルールについて)』をきちんと話しています。 もう4歳、されど4歳。『したいこと』『できること』『出来ないこと』その中でフラストレーションが溜まるのは大人と同じなのかもしれません。子どもの世界も色々あるんですよね。それを頭ごなしに叱ったり、片手間で関わらずに、10分、15分と少ない時間でも向き合うことは、子どもにとって何より幸せな時間なのだと思います。
    ぷん先生 保育士
    自分でやりたい気持ちが大きく育つ年齢ですね。 同時に大人を試す態度も見えてくることも。 子どもの挑戦したい気持ちを大切にし、自己肯定感が伸びるよう関わりましょう。また、叱るときもここまでは見守る、これ以上は注意するとしつけに関する線引きをすることも大事なことと思います。

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