子育てをする中で多くの方が悩むトイレトレーニング。4歳になるとそろそろ周りの子どもはパンツにかわってきた頃かもしれません。4歳になったのにまだオムツが取れないと、周りからの視線がとても気になり、1日でも早く何とかしたいと気持ちは焦るばかり。そんな方にトイレトレーニングのやり方をご紹介します。
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オムツが取れない理由の一つに、トイレに行くのが怖いということが考えられます。トイレは空間が狭く暗いため、その空間自体が怖くて嫌だという子どももいます。また、便座に座ると足が届かないために、体を支えることができず怖がる子どももいます。
子どもの体調や機嫌がいいときに、なぜトイレに行きたくないのかその理由を聞いてみるのもよいでしょう。トイレに子どもの好きなキャラクターを飾ったり、便座に座ったときに足が届くよう台を設置したりと、子どもが安心してトイレに座っていられるような空間を作りましょう。
また、トイレでおしっこやうんちができたらシールを貼るという、子どもがトイレに行きたがるようになる環境作りも大切です。
いくらトイレでおしっこをしなさいと言って、便座に座らせても嫌なものは嫌なのです。なかなかオムツが取れないのは、生まれてからずっと好きなときに好きな場所で、おしっこをしていた子どもにとっては、「おしっこ=トイレ」と結びついていないのかもしれません。
大切なのは、おしっこやうんちは、トイレでするもの、ということをきちんとくり返し伝えることです。また、親がトイレに座る姿を実際に見せるのもひとつの方法です。
4歳になると、体は成長して言葉も分かるようになってくるので、親としてはいつでもオムツが外れるのでは、と期待してしまいます。しかし、親からの過剰な期待を感じ取り、子どもがプレッシャーを感じてオムツが取れないいる可能性もあります。
トイレトレーニングは、必ず終わる日がきます。「幼稚園に入園するまでに取れてほしい」「夏のあいだに取れてほしい」などと親の気持ちを優先せずに、子どものタイミングに合わせましょう。
オムツをはかせておくと、安心してその中にしてしまうので、思い切ってパンツをはかせてみましょう。好きなキャラクターのパンツをはかせることで、濡らしたくないからと、おしっこを教えてくれる子どももいます。また、一度でも「おしっこ」と言えたときには、心を込めて褒めてあげましょう。
もし失敗しても怒らず、「今度はトイレに行きたくなったら教えてね」と伝えます。叱ることは逆効果になる場合もあります。親も子もゆとりがある日を選んで、ぜひやってみてください。
子どもは自分ではまだおしっこをする感覚がつかめないので、親が子どものリズムをつかんであげましょう。朝起きたとき、昼寝をする前、おやつの後、出かける前のように子どもの生活リズムに合わせてタイミングをはかるのがポイント。子どもが遊びに夢中になっているときや、テレビの途中で声をかけるのはやめましょう。
できなかったときに叱るのではなく、できたときに思いっきり褒めてあげましょう。怒られながらトイレでおしっこをしても、子どもの苦手意識は深まるばかり。我が子が上手にできるようになる日まで、楽しみに待つくらいの余裕をもちましょう。
パンツをとってトイレに座らせてあげ、日々くり返し練習すると、そのうちに子どもが自分で時期を決めてできるようになります。
幼稚園に入る前の夏にトイレトレーニングを始めましたが、そのときは、周りのお友だちがオムツが取れたと聞いて、正直焦っていました。何をしても、自分はいつまでも赤ちゃんだと言い、まったくトイレでしようとしませんでした。
一度諦めて4歳になった年の夏に再挑戦。すると突然、おしっこと教えてくれたんです。慌てていっしょにトイレへ行き、初めて自分から教えてくれて成功しました。早くからトイレトレーニングをして苦労するよりは、会話もできるようになった頃に子どものタイミングに合わせて進める方がスムーズにできます。成功したとき思いきり褒めてあげました。嬉しそうに照れる子どもの顔が今でも忘れられません。なかなかオムツが取れない我が子を心配していましたが、無事トイレトレーニングが成功して良かったです。
トイレトレーニング中は先が見えず本当に大変な思いをして自分を責めてしまいがちですが、親も子もいっしょに楽しんでやるといつの間にかできるようになるものです。
私は、4歳になったタイミングで、子どもといっしょにパンツを買いに出かけました。もう自分のものは自分で選べるので、パンツのデザインは子どもに任せたところがポイントです。また、おままごとでトイレごっこをし、親が子ども役になるのもひとつの手。自然に子どもがトイレに行きたくなるように、トイレに関する本を読んであげて興味をもってもらうのも効果がありましたよ。親が楽しそうにしていると、トイレは楽しい場所だと感じてくるでしょう。
「おしっこはトイレでするもの」と理解できてからは、実際にトイレでおしっこをするという体験をさせることが大切です。1日に数回トイレに誘っていると最初はできなくても何回かに1回はできるようになってきます。そのときに「すごいね」「できたね」としっかり褒めてあげて、トイレでおしっこをすると気持ちが良いという感覚を身に着けてあげるといいでしょう。
「うちの子はまだオムツが取れない」と悩む親は多くいますが、我が子に合った方法を見つけて、親子でいっしょに頑張ることが早くオムツが取れる近道かもしれません。トイレトレーニングは、親の根気と子どものやる気がポイントとなるでしょう。
2017年08月10日
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