思うように進まない4歳児のトイレトレーニング。トイレに座ると出ない…焦るママ必見のトイトレのやり方やコツ

思うように進まない4歳児のトイレトレーニング。トイレに座ると出ない…焦るママ必見のトイトレのやり方やコツ

2017.08.10

子育てをする中で多くの方が悩むトイレトレーニング。4歳になるとそろそろ周りの子どもはパンツにかわってきた頃かもしれません。4歳になったのにまだオムツが取れないと、周りからの視線が気になったり、幼稚園に入園する前にできるようにしたかったり、気持ちは焦るばかり。そんな方に先輩ママたちのトイレトレーニングの成功談、失敗談をご紹介します。

まずはオムツが取れない原因を考えてみよう

トイレへの恐怖心

オムツが取れない理由の一つに、トイレに行くのが怖いということが考えられます。トイレは空間が狭く暗いため、その空間自体が怖くて嫌だという子どももいます。また、便座に座ると足が届かないために、体を支えることができず怖がる子どももいます。

4歳は自分の気持ちを少しずつ言葉にできるようになってくるので、子どもの体調や機嫌がいいときに、なぜトイレに行きたくないのかその理由を聞いてみるのもよいでしょう。トイレに子どもの好きなキャラクターを飾ったり、便座に座ったときに足が届くよう台を設置したりと、子どもが安心してトイレに座っていられるような空間を作りましょう。

また、トイレでおしっこやうんちができたらシールを貼るという、子どもがトイレに行きたがるようになる環境作りも大切です。

トイレへの関心のなさ

いくらトイレでおしっこをしなさいと言って、便座に座らせても嫌なものは嫌なのです。なかなかオムツが取れないのは、生まれてからずっと好きなときに好きな場所で、おしっこをしていた子どもにとっては、「おしっこ=トイレ」と結びついていないのかもしれません。

大切なのは、おしっこやうんちは、トイレでするもの、ということをきちんとくり返し伝えることです。また、親がトイレに座る姿を実際に見せるのもひとつの方法です。

トイレに行けないプレッシャー

4歳になると、体は成長して言葉も分かるようになってくるので、親としてはいつでもオムツが外れるのでは、と期待してしまいます。しかし、親からの過剰な期待を感じ取り、子どもがプレッシャーを感じてオムツが取れないでいる可能性もあります。

トイレトレーニングは、必ず終わる日がきます。「幼稚園に入園するまでに取れてほしい」「夏のあいだに取れてほしい」などと親の気持ちを優先せずに、子どものタイミングに合わせましょう。また、命令口調や高すぎる目標を設定することは逆効果でしょう。子どもがプレッシャーを感じないように、声のトーンや口調にも気を付けるとよいかもしれません。


4歳のトイレトレーニングの方法は

トレーニングパンツ

失敗を恐れずパンツをはかせよう

オムツをはかせておくと、安心してその中にしてしまうので、思い切ってパンツやトレーニングパンツをはかせてみましょう。好きなキャラクターのパンツをはかせることで、濡らしたくないからと、おしっこを教えてくれる子どももいます。また、一度でも「おしっこ」と言えたときには、トイレに行っておしっこが出なかったとしても、心を込めて褒めてあげましょう。

もし失敗しても怒らず、「今度トイレに行きたくなったら教えてね」と伝えます。叱ることは逆効果になる場合もあります。親も子もゆとりがある日を選んで、ぜひ段階的にやってみてください。

決まった時間にトイレに連れて行く

子どもは自分ではまだおしっこをする感覚がつかめないので、親が子どものリズムをつかんであげましょう。朝起きたとき、昼寝をする前、おやつの後、出かける前のように子どもの生活リズムに合わせてタイミングをはかるのがポイント。子どもが遊びに夢中になっているときや、テレビの途中で声をかけるのはやめましょう。

失敗しても怒らない

できなかったときに叱るのではなく、できたときに思いっきり褒めてあげましょう。怒られながらトイレでおしっこをしても、子どもの苦手意識は深まるばかり。我が子が上手にできるようになる日まで、楽しみに待つくらいの余裕をもちましょう。声のトーンや命令口調にならないかも気を付けるとよいですね。

パンツをとってトイレに座らせてあげ、日々くり返し練習すると、そのうちに子どもが自分で時期を決めてできるようになるでしょう。

トイレ絵本の活用

子ども向け絵本には、トイレを題材にしたトイレ絵本がたくさんあります。おしっこやうんちが出る体の仕組みを説明するような内容から、うんちやパンツをキャラクター化した楽しい絵本までさまざまです。このようなトイレ絵本を活用することでトイレを身近に感じ、トイレでおしっこやうんちをしてみたいという子どもの気持ちが高まる可能性もありそうです。

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4歳のトイレトレーニングの体験談

4歳のトイトレに関する体験談を先輩ママに教えてもらいました。

トイレトレーニング成功の鍵はこれ

幼稚園に入る前の夏にトイレトレーニングを始めましたが、そのときは、周りのお友だちがオムツが取れたと聞いて、正直焦っていました。何をしても、自分はいつまでも赤ちゃんだと言い、まったくトイレでしようとしませんでした。

一度諦めて4歳になった年の夏に再挑戦。すると突然、おしっこと教えてくれたんです。慌てていっしょにトイレへ行き、初めて自分から教えてくれて成功しました。早くからトイレトレーニングをして苦労するよりは、会話もできるようになった頃に子どものタイミングに合わせて進める方がスムーズにできます。

成功したとき思いきり褒めてあげました。嬉しそうに照れる子どもの顔が今でも忘れられません。なかなかオムツが取れない我が子を心配していましたが、無事トイレトレーニングが成功して良かったです。入園前までにトイトレを完了するように言われる幼稚園もありますが、間に合わなそうなら先生に相談してみたらよいと思いますよ。(30代ママ)

親子で楽しんでトイレトレーニングしよう

トイレトレーニング中は先が見えず本当に大変な思いをして自分を責めてしまいがちですが、親も子もいっしょに楽しんでやるといつの間にかできるようになるものです。

私は、子どもが4歳になったタイミングで、子どもといっしょにパンツを買いに出かけました。もう自分のものは自分で選べるので、パンツのデザインは子どもに任せたところがポイントです。また、おままごと遊びでトイレごっこをし、親が子ども役になるのもひとつの手。

自然に子どもがトイレに行きたくなるように、トイレに関する絵本を読んであげて興味をもってもらうのも効果がありましたよ。他にもご褒美シールや遊びを取り入れながら親が楽しそうにしていると、トイレは楽しい場所だと感じてくると思います。(30代ママ)


4歳のトイレトレーニングの失敗談

4歳のトイトレを経験した先輩ママに、失敗談も教えてもらいました。

焦りは禁物

幼稚園の子は5歳児クラスに入園する前にオムツは外れてパンツをはいていることが必須だとよく聞くので、我が子は保育園でしたが、4歳のうちにトイトレは完了しないといけないような義務感がありました。

言葉の発達がゆっくりだったので、パンツを履かせていても「トイレに行きたい」ということをあまり言ってくれず、何度も失敗してしまい、私もイライラした態度を取ってしまいました。4歳のうちにトイトレ完了という目標に捉われすぎていたのかもしれません。(30代ママ)

命令口調は絶対NG

娘のトイトレはなかなか進みませんでした。今考えると、娘の発達のペースに合わせずに、「4歳なんだからトイレでおしっこしなさい」と大きな声で命令口調で指示をしてしまうようなこともあり、やってはいけないことだったと反省しています。

まだ体の機能が十分に発達していない可能性もあったので、もっと段階的なアプローチにしたり、子どもに合ったやり方を探したらよかったと思います。子育ての難しさを感じたトイトレでした。(20代ママ)


焦らずに、ゆっくりと進めることが大切

親子でリラックス
© milatas – Fotolia

「おしっこはトイレでするもの」と理解できてからは、実際にトイレでおしっこをするという体験をさせることが大切です。1日に数回トイレに誘っていると最初はできなくても何回かに1回はできるようになってきます。そのときに「すごいね」「できたね」としっかり褒めてあげて、トイレでおしっこをすると気持ちが良いという感覚を身に着けてあげるといいでしょう。

「うちの子はまだオムツが取れない」と悩む親は多くいますが、我が子に合った方法を見つけて、親子でいっしょに目標に向かって頑張ることが早くオムツが取れる近道かもしれません。トイレ絵本やごほうびのシールなどもうまく活用して、遊びながらトイレでできるようになるのもよいですね。

トイレトレーニングは、子育てで悩む大きなポイントだと思いますが、親の根気と子どものやる気がポイントとなるでしょう。


2017.08.10

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