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子どもが骨折!保育園に預けるのはOK?NGケースや体験談も紹介
子どもが骨折してしまったら、「保育園に預けられるのかな?」「仕事を休まなくちゃいけない?」と不安になりますよね。特に共働きの家庭では、仕事を調整するのが難しい場合も多いでしょう。この記事では、子どもが骨折した場合でも保育園に預けられるかどうかを実際の体験談を交えながら解説します。骨折以外のケースでも保育園に預けるのが難しい事例についても紹介します。
※この記事の内容は、2025年9月17日に更新されたものです。
子どもが骨折した場合、保育園に預けることはできる?登園NGの場合
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保育園は、保護者が働いているなどの理由で保育が必要な場合に利用できる施設ですが、集団生活が基本となるため、子どものケガや病気によっては利用を断られるケースも少なくありません。ここでは実際に「預かりNG」と言われた例をいくつか紹介します。
退院後の自宅安静
夫が足のケガで入院し、退院してしばらく自宅安静に。保育園で子どもが「パパが退院してきて…」と話をしたらしく、その日の帰りに「お父さんがお家にいらっしゃるようなので、明日は家庭保育でお願いします」と言われてしまいました。確かに夫は家にはいましたが、ろくに歩けない状態…。その状況を説明しても「ご両親のどちらかがご自宅にいますので」という理由で、預かってもらえませんでした。結局、この時は家庭保育にしましたが、満足に動けない夫が子どもを見るという事態に。「家庭保育」ではなく「家庭観察」に近い状態になってしまいました。
保護者が働いていることを理由に保育園を利用している場合、自宅で保育ができる状況でなくても「保護者が家にいるから」という理由で保育園の預かりを断られるケースもあるようです。パパやママが自宅にいることを保育園に伝えていなくても、子どもの口から伝わるケースもあるためなかなか厳しい状況です。
兄弟・姉妹の一方が保育園を病欠
5歳と2歳の姉妹を同じ園に預けていて、姉が発熱で休むことに。下の子だけ連れて登園したところ「お姉さんが休みなので、お母さんはお仕事をお休みしますよね?そうしたら下の子もお預かりできません」と言われた、とのこと。次の日は姉を病児保育に預け、それを保育園に説明したところ妹は保育園に預けられたそうです。
兄弟の一方が保育園を休む場合、保護者も仕事を休む場合がほとんどでしょう。先ほどのケースと同じように、保護者が働いていることを理由に保育園を利用している場合は、元気なもう一方の兄弟も一緒に休むよう言われることがあるようです。保育園側も集団感染を防ぐためにこのような判断をしているのかもしれませんが、元気な子と具合が悪い子のお世話をするのは非常に大変です。「感染症の種類によってはOK」など、融通が利くと嬉しいですね。
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気温のせいで体温が上がった
子どもがまだ歩けない時の話です。ベビーカーを預かってもらえない園だったので、仕方なく真夏に抱っこひもで登園しました。すると、登園時の検温で37.8度に。「37.5度以上のお熱があるようなので、今日は預かれません」と言われてしまいました。今なら「もう少し時間経ってから検温してもらえますか」と言えますが、当時は入園したてで言えず…。さらに、登園してきた子どもで玄関がごった返しており、仕方なく子連れで仕事場へ行きました。
翌日から対策として、保冷剤を抱っこひもと背中の間に入れて登園し、体温が必要以上に熱くなってしまうのを防ぎました。
赤ちゃんは平熱が高めなので、普段から37度くらいある子どもの場合、気温によっては体温が37.5度を超えてしまうことも珍しくありません。もしお子さんの体温が気温で上がりやすいようであれば、このママのように何か対策をしておくと安心です。
子どもの骨折
4歳の子どもが指を骨折しましたが、保育園のお散歩や給食などはできる状態だったので、普通に登園していました。でも、骨折して3日目に「お着替えなどの時、保育士が1人ついて面倒みないといけないので、治るまで家庭保育でお願いします」と言われたそうです。
ケガなので病児保育にも預けられず「預け先が無くて困っている」という話を園にしたものの、「保育士がぎりぎりの人数なので、他の子どもの保育に支障をきたす」と言われ、納得。外部のベビーシッターさんに来てもらったそうです。
一見通常保育が可能に見えても、子どもの年齢や骨折箇所によっては保育士がつきっきりにならなければならないケースもあり、さらなるケガを防ぐために自宅保育をお願いされることもあるようです。「ギブスが取れればOK」「ある程度自分のことができればOK」など園によって登園基準が異なるようなので、園に確認してみるのがよさそうです。
【番外編】お迎え前の買い物は預ける理由にならない
これまでの「預かりNG」とは少し異なりますが、「お迎え前の買い出し」をNGとしている園もあります。「子どもと一緒だとなかなか買い物できない」「他のお客さんに迷惑をかけそう」「つい余計な物をねだられる」といった理由から、ついお迎え前にサッと買い物を済ませたくなりますよね。しかし、多くの保育園ではお迎え前の買い出しは「保育の必要性」とは見なされません。園ごとのルールをきちんと確認し、利用要件を守るようにしましょう。
骨折などで保育園に預けることができない場合の対策
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骨折となると、治るまでに数カ月かかることもあり、その間ずっと自宅で看病するのは現実的ではないですよね。病児保育も利用できないことが多いため、どうしたらいいか途方に暮れてしまうかもしれません。
そんな時は、一時的な対応として、ベビーシッターや自治体のファミリーサポートなどを検討してみるのも一つの手です。お金はかかってしまいますが、パパやママの心身の負担を減らすためにも、外部の力を借りることを考えてみましょう。
不測の事態に備えて、入園前に登園ルールを確認しておこう
ママたちの実体験を見てみると、「え、この状況でも預けられないの?」と驚くようなケースもあるようです。園によって預かりの基準は様々なので、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断せず、入園前にしっかり確認しておくのが安心です。
もしすでに入園後であっても、悲観する必要はありません。いざという時のために、事前にベビーシッターサービスや頼れる預け先を探しておけば、いざという時も冷静に対応できますよ。