育児休業を取得をした場合、保険料免除の対象期間はいつからいつまでなのか、男性が取得した場合や有給の場合はどうなるのかについて気になる方もいるのではないでしょうか。今回は、保険料が免除される期間や条件、育休の取得と終了が同月の場合や終了日が月末の場合はどうなるのか、延長申請の方法や仕事に復帰するときの手続きについてご紹介します。
育児休業とはどのような制度なのでしょうか。いつからいつまで取得できるのかや取得できる条件についてまとめてみました。
育児休業中は社会保険料を支払う必要があるのでしょうか。育児休業中の社会保険料免除についてまとめてみました。
パパが育児休業を取得するときなどに、開始と終了が同月になることもあるかもしれません。
日本年金機構のホームページによると、社会保険料免除の対象期間は、育児休業等開始月から終了予定日の翌日の月の前月であることから、育児休業の開始と終了が同月の場合は免除対象とならないようです。
ただし、育児休業の終了日が月末の場合は免除期間が育児休業終了月までとなることから、育児休業の終了日が月末になる場合はその月は保険料免除の対象となるようです。
ママやパパが3歳未満の子どもを養育するために育児休業を取得する場合は、会社が「育児休業等取得者申出書」を管轄の年金事務所へ提出する必要があるそうです。
1歳から1歳6カ月まで延長するときなど、育児休業を延長するたびに申請の必要があるようなので、育児休業の延長申請をする場合はいつまでに申請すればよいかを早めに会社と相談するとよさそうです。
3歳未満の子を養育するために育児休業を取得して保険料免除を受けている被保険者が育児休業終了予定日前に育児休業を終了したり妊娠によって産前産後休暇を取得した場合は、会社が年金事務所に「育児休業等取得者終了届」を提出する必要があるようです。
ただし、育児休業の終了予定日より前に産前産後休業を開始した場合は、これらの手続きはは必要ないそうです。
また、育児休業終了後に育児などが理由で、本人が実際に受け取る給与額と保険料を決定する基準となる標準報酬月額がかけ離れた場合は、変動後の給与に対応した標準報酬月額とするために改定の申し出をすることができるそうです。改定後、改めて社会保険料の金額が決定するようです。
厚生労働省のホームページによると、育児休業中に会社から給与が支払われていなければ、雇用保険料の負担の必要はないようです。
有給の場合は雇用保険料を負担する必要があるようなので、注意が必要となりそうです。
育児休業中の社会保険料は最長で子どもが3歳になるまで免除され、男性でも免除の対象となるようですが、育児休業の開始日と終了日が同月であったり終了日が月末である場合は保険料免除の期間が異なるようです。
また、有給の場合は雇用保険料を支払う必要があるので注意が必要となりそうです。
育児休業を延長する場合は会社がその都度延長申請をする必要があるので、いつからいつまで育児休業を取得するかや仕事に復帰するタイミングは、家族や会社とよく話しあって決められるとよいかもしれません。
※記事内で使用している参照内容は、2019年3月11日時点で作成した記事になります。
2019年03月13日
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