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パパの立会い出産。仕事の折り合いはどうするかについて
パパの立会い出産の体験談
これから出産する場合、家族の立会い出産を考えている家庭もあるかもしれません。パパが立会い出産するとはどのようなものなのでしょうか。今回は体験談をもとに、立会い出産をするにあたり、パパがどのように仕事の調整をしていたのかについて調べてみました。
立会い出産について
立会い出産とは、夫や家族が分娩室に一緒に入って出産に立ち会うことをいいます。
立会い出産についてのルールは病院によって違うようです。たとえば、帝王切開の場合は立会いができない、パパは分娩室の頭側にいなくてはならない、写真はよいけどビデオは禁止など、病院によって設けているルールが異なるので、出産する病院に確認するようにしましょう。
立会い出産でパパにしてもらってよかったこと
立会い出産で、ママがパパにしてもらってよかったこととはどのようなことがあるのでしょうか。
マッサージ
陣痛が来たとき、人によってはかなりの痛みがともなう場合があるようです。そのようなとき、パパに手で腰をマッサージしてもらったり、テニスボールなどを使って痛みが軽減するように押し当ててもらったりしてもらってよかった、という声がありました。
手を握って励ましてもらう
特に初めて出産のときはママも不安だったり、痛みを必死にこらえている場合もあるかもしれません。
そのようなときにパパに手を握ってもらいながら、声かけで励ましてもらえればママの不安も和らぐでしょう。そばで優しくしてくれるだけで安心した、というママもいました。
立会出産をするパパの仕事事情
立会い出産を決めた場合、パパはどのように仕事に折り合いをつければよいのかを考えてみました。
会社に事情を説明しておく
パパが会社勤めの場合は、会社に出産の事情をなるべく詳しく説明しておくのがよいでしょう。あらかじめ説明しておくことで、出産予定日が前後にずれたときや、急な休みなども理解されやすくなるかもしれません。
特に近い上司には、きちんと話して報告しておくとよさそうですね。
出産予定日近くの出張は避けてもらう
会社で出張がある場合、出産予定日近くは避けてもらえるように相談をしてみましょう。早めに相談することで、ほかの人が代理で行ってくれた、という声もありました。
自宅勤務の許可をもらう
出産は長引いたり、緊急事態など予想外のことが起こる場合があります。そのような場合でも臨機応変に仕事ができるように、自宅勤務の許可をもらって仕事に折り合いをつけた、というパパもいました。
特に上に子どもがいる場合は、自宅勤務ができると安心でしょう。
自営業の場合
自営業の場合も職種によって出産予定日に外での仕事を避けたり、仕事相手や仲間に事情を説明しておくことで、理解されやすくなるでしょう。
自営業だからこそ電話などの応対を無視できず、分娩室を出入りしてしまい、ママが不安になったという声もあったので、気を付けたいですね。
立会い出産の体験談
実際に立会い出産を経験したパパやママに話を聞いてみました。
自営業のパパの体験談
40代ママ
出産予定日は必ずその日に生まれるというわけではないので、少し余裕をもって計画しておく必要がありそうですね。特に二人目で立会い出産をする場合は、上の子をどうするかということもあらかじめ家族で話し合っておいた方がよさそうです。
病院勤めのパパの体験談
40代パパ
医師である私は陣痛が始まったと妻から電話をもらったので、立会い出産をするために向かおうと思いましたが、救急の患者が入り結局は出産に間に合いませんでした。
私も妻も楽しみにしていたので残念でしたが、その分、生まれたあとのフォローができるような勤務の相談をして、夜勤がないように配慮してもらいました。
出産はママにとって大変な場面ではありますが、生まれたあとにも授乳やおむつ替えなど赤ちゃんの世話でママは体力を使うでしょう。そのようなときにパパのサポートがあるとうれしいですね。
会社勤めのパパの体験談
30代ママ
一人目の出産とあってか絶対に立会いたい、というパパの強い気持ちから立会い出産をしました。
会社にも早くから話をしていたためか、出産予定日の前後2週間は出張を入れないように会社側も配慮してくれました。おかげパパは生まれたばかりの赤ちゃんを自分の手で抱いて、大満足の立会い出産となりました。
予定日を5日過ぎての出産でしたが、万全の体制で立ち会ってくれたパパにも、理解のある会社にも感謝しています。
会社勤めの場合、早めに話しておくことでスムーズに立会い出産ができる場合があるようですね。
無理のない立会い出産にしよう
立会い出産はママやパパのそれぞれの意見を尊重して決めたいですね。そのうえで出産する病院に立会い出産に関する決まりを確認して、無理のないように計画するとよいかもしれません。
パパはママが安心して出産できるように、事前にするべき連絡や報告などを仕事先に伝えておくようにしましょう。
自営業の旦那は、出産予定日前後は予定を入れないようにしてくれましたが、一人目のときは予定日から1週後の出産でした。ギリギリまで仕事をして、陣痛が始まったらずっとついていてくれて、安心しました。
二人目のときは立会い出産をするかどうか迷いましたが、予定日がずれる前提で仕事の都合をつけてくれました。陣痛が始まったと同時におばあちゃんに上の子を預かってもらい、立会ってもらいました。カメラ撮影などの記録ができたのもよかったですが、とにかく気持ち的にいっしょにいてくれることが大きな安心につながらいました。