【現役保育士おすすめ】6月の読み聞かせにぴったりの絵本

【現役保育士おすすめ】6月の読み聞かせにぴったりの絵本

2023.06.06

親子のコミュニケーションの時間でもある絵本の読み聞かせ。どんな絵本を読めばいいか、迷うこともあることでしょう。そこで、現役保育士が推薦する「6月の読み聞かせにぴったりの絵本」を、読了済みのママのコメントと合わせてご紹介します。

梅雨の時期にぴったりの本

6月といえば梅雨の季節。外遊びができず、くずってしまうお子さんもいるのではないでしょうか。そんな雨の日でも楽しい気持ちにしてくれるお話をご紹介します。


ぞうくんのあめふりさんぽ/作・絵:なかのひろたか(福音館書店)

大人気「ぞうくんのさんぽ」シリーズの一冊です。ぞうくんはかばくんを散歩に誘うと「お池の中ならいいよ」と言われ、2匹は池の中へ……。のんびりとした散歩の雰囲気から最後のシーンへと続く意外な展開に引き込まれることでしょう。2~3歳児くらいから楽しめます。

ママの感想
ママの感想

息子が2歳くらいの頃よく読んでいました。動物たちが背中に乗るシーンでは、きまって私の背中に乗ってきました。陸の上と水の中では重さの感じ方が違うということは、この本を活用して伝えました。

あめふり/作・絵:さとうわきこ(福音館書店)

みんな大好き「ばばばあちゃん」シリーズです。連日降りつづく雨に怒った、ばばばあちゃんがこしょうやとうがらし入りの辛い煙を作って、お空の雷たちをこらしめた!なんとも豪快でユーモアたっぷりのばばばあちゃんの活躍が存分に楽しめるお話です。せっかくなので躍動感たっぷりに、面白おかしく読んであげましょう!

ママの感想
ママの感想

ばばばあちゃんがパワフルなので、読んでいると元気がもらえます。息子が3歳くらいの時から読んでいますが、小学校低学年になった今でも大好きな本です。

ちいさなきいろいかさ/作:もりひさし 絵:西巻茅子(金の星社)

大好きな黄色の傘を買ってもらった女の子が、初めて一人で散歩にでかけるお話。出会った動物たちを傘の中に入れてあげるたびに、傘はどんどん大きくなる!ちょっと不思議で雨の日が楽しく感じられる1冊です。「優しいタッチで描かれたイラストを眺めているだけで癒される」というママさんも多いのだそう。

ママの感想
ママの感想

外で遊べない日が続く梅雨の時期。子供たちのストレスが少しでも軽減できたらと思い、雨が楽しくなるような絵本を選んでいます。この絵本はいろんな動物が出てくるので、子どもたちもとても楽しんでいます。絵もかわいいので、読んでいるとほのぼのとした気持ちにしてくれます。

かさ/作・絵:太田大八(文研出版)

赤い傘をさした女の子が、傘を持って駅までお父さんを迎えに行くという、文字のない絵本です。文字がないので「どんなことを話してるかな?」とか「どんな気持ちだろう?」と、子どもの想像力を刺激することができます。

ママの感想
ママの感想

文章がないので、子どもたちが積極的に情景を読み取ろうとして、発言してくれます。ちなみにこの本の影響でうちの娘の傘も赤です。

この時期特に元気な生き物たちの本

人間にとっては憂鬱な梅雨。しかしこの時期元気になる生きものもいます。それがカエルやかたつむりです。元気でわんぱくなおたまじゃくしやカエル、カタツムリたちの活躍が楽しい絵本をご紹介します。


おたまじゃくしの101ちゃん/作・絵:かこさとし(偕成社)

いちべえぬまに住むカエルとその101ぴきの赤ちゃんが遠足に出かけます。ところが、途中で101ちゃんが迷子になってしまい、お母さんが探しに行くのですが……。数々の絵本を生み出した、かこさとしさんによる心温まる親子の物語です。ザリガニやタガメなど池の生き物がたくさん出てくるので、自然が好きなお子さんならきっと気に入ってくれるはず。

ママの感想
ママの感想

小さいころ私も大好きな絵本でした。笑ってしまうような場面から、はらはらドキドキするシーンまで。「さすが、かこさとしさん!」と言いたくなる名作です。男の子とか女の子関係なく、夢中になると思います。

あまがえるのあおちゃん/作:高家博成仲川道子(童心社)

「かわいいいきもののえほん」シリーズの1冊です。あまがえるのあおちゃんは、おたまじゃくしからかえるになったばかり。ある日ジャンプの練習をしていたら、川に落っこちてしまい……大変、流されちゃう!水辺の生き物に対する関心を深めることができる本です。

ママの感想
ママの感想

息子はこの「かわいいいきもののえほん」シリーズが大好きです。小さな子どもでも、生きものの生態が学べます。内容的に、小学校低学年くらいまで楽しめるのではないでしょうか。

すたすたかたつむり/作・絵:あきやまただし(岩崎書店)

にょきっと足が生えた「すたすたかたつむり」のお散歩は、すたすた…と早歩き。どんな動物も追い越してしまいます。かたつむりが早歩きをするというユニークな設定に、きっと笑ってしまうはず!すたすたすた……の繰り返しが多いため、子どもたちも一緒になってすたすたと声に出して楽しんでくれるでしょう。

ママの感想
ママの感想

かたつむりは足が遅い、というイメージをくずしたユーモアのあるお話です。子どもが喜ぶので「スタスタスタスタ…」の読み方をページごとに変化をつけて読んでます。

ほたるホテル/作・絵:カズコ・G・ストーン(福音館書店)

毎年、夏の間だけオープンする「ほたるホテル」は、虫たちが泊まれる素敵なホテル。トンボやテントウムシやチョウなど、たくさんの虫たちが泊まりにやってきます。ところが、暴れ者のかえるがやってきて……!少し長めなので、5歳児以上のお子さんにおすすめです。

ママの感想
ママの感想

幻想的な絵が美しく、親も子どもと一緒に楽しめます。昔はどにでもいた蛍、今では見られない地域も増えてきたのではないでしょうか。私は昔を懐かしがりながら読んでます。

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歯磨きの大切さがわかる本

6月4日は虫歯予防デー。ついつい面倒さくくってサボりたくなる歯ブラシだけど、怠けていたら大変なことになる⁉歯磨きの大切さをそっと教えてくれます。


パオちゃんのみんなではみがき/作・絵:なかがわみちこ(PHP研究所)

ゾウのパオちゃんとお友だちが公園に遊びに行くと、ワニちゃんが泣いていました。なんとワニちゃんの歯は虫歯だらけ!どうやら歯が痛くて泣いていたようです。パオちゃんとお友だちでワニちゃんを歯医者さんに連れていくことになったのですが……。

ママの感想
ママの感想

4歳の娘は甘いお菓子が大好き。「食べてもいいけどしっかりと歯磨きはしようね!歯を磨かないとワニさんみたいに真っ黒い歯になっちゃうよ〜」というと、すっと歯磨きをするようになりました。楽しいお話を通して、歯磨きの大切さが学べます。

がんばれはぶらしハーマン/作:木村裕一 絵:田中四郎(偕成社)

虫歯を防ぐ宇宙の戦士、はぶらしハーマンが活躍するお話です。楽しい穴あき絵本で、しかけがいっぱい!歯磨きをしないと虫歯になってしまうというメッセージが子どもたちにも伝わりやすく書かれています。3~4歳児から楽しめる本です。

ママの感想
ママの感想

園のママたちの間で「子どもが歯磨きを嫌がらなくなった」と話題になった絵本です。ついつい歯みがきしたくなってしまうようなドキドキの内容で、歯みがきの大切さを教えてくれます。絵本同様、我が家も姉と弟のきょうだいなので、弟のほうには特に響いたかな!?

大人も一緒に6月の絵本を楽しもう

maru54 - stock.adobe.com
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雨の日が多くお家時間が長くなる6月。お出かけのできないこの時期こそ親子でゆっくり絵本を読んで過ごしませんか。

2023.06.06

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