子どもの知的好奇心を刺激する「サイエンス」の絵本11選

子どもの知的好奇心を刺激する「サイエンス」の絵本11選

子どもはみんな好奇心にあふれています。身近なことに「どうして?」と感じはじめる幼児期に、絵本を通してサイエンスの魅力を伝えてみてはいかがでしょう。子どもの読み聞かせや、いっしょに実験や観察を行うおともとして持っておきたい絵本11選をご紹介します。

実験にチャレンジしてみよう

子どもの「やってみたい!」を上手に刺激して、家庭でもできる簡単な実験に親子で挑戦してみましょう。


かみなのに

身近な素材、紙を使って、小さい子どもからでもできる簡単な実験を紹介している絵本です。

私たちがイメージしがちな、すぐに破れてしまう薄っぺらい紙は意外にもはねるし、のびるし、本当はかたい……!のびのびした発想で、大人も驚く内容が満載。親子ではじめる実験の最初のステップとして、手に取ってほしい一冊です。


おうちで楽しむ科学実験図鑑

思わず親子で挑戦したくなるような、きれいでおもしろい実験がたくさん紹介されている、科学実験の図鑑です。

身近な材料や道具でできる実験だけを厳選しており、詳しい手順までしっかり掲載してくれているため、簡単にはじめることができます。どうしてそうなるのか、科学的な根拠を追求すると新たなひらめきがあるかもしれません。


園児と楽しむ はじめてのおもしろ実験12ヵ月

1年各月の行事をテーマに全12章で展開した、未就学児でも楽しめる実験の絵本。

この絵本特有の構成で、子どもも季節を感じながら実験を楽しむことができるようになっています。小さい子どもでも分かりやすいように、イラストや図解、写真が満載なのもうれしいポイント。親子のコミュニケーションツールとしても最適な一冊です。

じっくり観察してみよう

じっくり観察することで、物事の変化を想像する楽しさを知ることができます。そしてそこから思いもよらない事実に出会えるかもしれません。


あしたのてんきは はれ? くもり? あめ?

明日の天気は晴れ?雨?それとも曇り?天気は私たちの生活に密接に関係しています。そんな天気のことを小さい子どもにわかりやすく説明してくれる、こちらの絵本。

雲の形や動き、夕焼けや生き物の様子を観察することが、親子でいっしょに学ぶ楽しさにも繋がりそうな一冊です。


食べて始まる食卓のホネ探検

食べ終えた肉や魚のホネ。じっくり観察してみると思わぬ形に見えることがあります。それがこの絵本の伝えたい面白さ。また、動物の体のつくりの巧みさに気づき、いのちを食べていることへの実感にもなるでしょう。

子どもの洞察力と想像力をぐっと高める絵本です。

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新たな発見をしよう

新たな発見は子どもたちの今までの生活をがらりと変える力があるかもしれません。身近なところの疑問をひも解いて、世界を変えるような発見に出会える絵本を集めました。


なぜ?どうして?かがくのお話1年生

「あくびはどうして出るの?」「バナナに種はあるの?」「虹はどうしてできるの?」など、身近な疑問や科学の不思議など、知って楽しいお話が36話おさめられています。

写真やイラストが満載で、子どもの好奇心を刺激する内容。1年生と学年が書かれていますが、それに関係なく学ぶことができる、幼児期から大人まで幅広く楽しめる一冊です。


のぞいてみよう しぜんかがく みず

私たちの身近にありながら、実はあまりよく知られていない「みず」。どこから発生し、どこへ流れていくのか、「みず」の循環や特性を楽しく学べるようになっています。

イラストがとてもかわいらしく、色彩も明るいため、子どもにぴったり。大人も知らない「そうだったんだ!」がたくさんつまった、親子で楽しめる自然科学の絵本です。


7歳までに知っておきたい科学えほん

植物や動物、人の体、光や音、宇宙など、身のまわりの科学を楽しく学べる絵本。

かわいい「科学虫」たちが案内人になって、さまざまな知識をカラフルで親しみやすいイラストとともに紹介します。環境、多様性、SDGsなど、これからを生きる子どもたちに欠かせないテーマも含まれており、小さい頃から考えるきっかけになるかもしれません。


はじめての なぜなにふしぎ えほん

日常の中で子どもがはじめて出会う70以上の疑問を、イラストでわかりやすく解説した絵本です。

大人も知らなかった身近な不思議を、読み進めるうちに「なるほど」と理解していくことができます。子どもが好きそうなかわいいイラストも魅力。興味をもつテーマから順に、科学のおもしろさについて知っていきましょう。

考える力を養おう

新たな発見は子どもの思考力を成長させるきっかけになります。考えることが好きになる絵本で子どもの能力を開花させましょう。


ぐんぐん頭のよい子に育つよみきかせ かがくのお話

たのしむ、わかる、やってみるの3ステップで科学に対する興味をぐんと高める科学絵本。おもしろいストーリーを絵本のように楽しみ、そのあとに図解ページをみて学ぶことができる構成になっています。

昆虫や動物、植物、食べものなど、子どもが好きなものがたくさんつまっているため、どのお話も飽きずに読み進めることができそうです。好奇心旺盛な年頃の子どもへのプレゼントにもおすすめです。


好奇心をそだて考えるのが好きになる 科学のふしぎな話365

たくさんの楽しいイラストや図解で、読書や理科が苦手な子どもも自然と読み進められ、自分で考える力を養える一冊。

身近な科学のお話が1日1話、12カ月365日分掲載されているため、小さな子どもでも少しずつ科学にふれ、好奇心を広げていけるかもしれません。親子で一緒に読んだり、大人が子どもの疑問に答えるときのヒントにしたりしてもよいのではないでしょうか。


<執筆>KIDSNA編集部


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2021.09.20

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