食べる前につぶやくだけ…「イライラ解消のためクッキー7枚爆食い」を避ける自分への問いかけフレーズ
間食の動機には2つのパターンがある
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食欲をコントロールするには、どうすればいいか。医師の山下明子さんは「自分の『呼吸』に意識を集中し続ける『呼吸瞑想』を習慣にすることで、目の前にあるものに飛びついてしまうような衝動的な行動を抑え、少し先の未来の自分を見据えた食選択ができるようになる。食事の直前に少し呼吸を整えるだけでいい」という――。 ※本稿は、山下明子『食べる瞑想』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
食欲をコントロールする「ひと呼吸」
本稿では現代人が陥りがちな「食べすぎ」問題について、「食べる瞑想」が大変に効果的であることを解説していきたいと思います。
「今、息を吸っている」
「今、息を吐いている」
このように、一つひとつの呼吸に対して気づくこと。これが呼吸瞑想です。
呼吸瞑想は「フォーカス・アテンション瞑想」と呼ばれる種類の一つです。フォーカス・アテンション瞑想とは、その名の通り、一つの対象に意識を集中し続ける瞑想のこと。呼吸瞑想の場合は、自分の「呼吸」がその対象となります。
呼吸瞑想をすることで「今、自分の意識がどこにあるのか」に気づけるようになり、背外側前頭前野(DLPFC)の働きが高まります。背外側前頭前野は、集中力や注意力、問題解決力や自己コントロール力を司っている部位でしたよね。
つまり、呼吸瞑想を習慣にすることで、目の前にあるものに飛びついてしまうような衝動的な行動を抑え、少し先の未来の自分を見据えた食選択ができるようになるのです。早速、実践してみましょう。





























