学校では教えてくれない
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子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
2024.05.09
部下にうまく仕事を任せることのできる組織は、利益を獲得し成長できます。そのような組織になるためには、緊張感が必要です。上司と部下が「なあなあ」になってしまえば、組織はすぐに崩れます。上司は部下と仲良くする必要はありません。部下とは距離を置き、適度な緊張感を持って役割を果たす。それが職場のあるべき姿です。上司は「いい人」になろうとしてはいけません。
こうした私の考え方を冷たいとか厳しいと批判する人もいますが、すべて「識学」というロジックにもとづいた考え方です。識学とは「意識構造学」という学問からとった造語で、組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにしたマネジメント手法です。
かく言う私も以前は、部下に任せることをしないリーダーでした。自分が頑張ることで成果を上げ、それを部下に分け与えるようなやり方だったのです。ところがそれでは部下がまったく育たず、私の負担は増すばかりでした。それが10年ほど前に識学と出合い、意識ががらりと変わりました。それまで人のマネジメントとは、学校で学ぶ教科にたとえると「国語」の領域だと思っていました。周囲の人たちの感情を読み取り、自分なりの解釈をする必要があると思っていたからです。ところが実際は、「物理」や「数学」と同じように客観的な正解があり、公式がある世界だと気づいたのです。
そこで、識学を世の中に広く知ってもらおうと、独自の基幹理論として整備したうえで、「株式会社識学」を設立しました。当社の組織づくりも識学をベースに行ったところ、起業からわずか3年11カ月で東証マザーズへの上場を果たすことができました(現在は東証グロース市場に移行)。
現在、4000社以上が識学を取り入れており、その中から毎年10社を超える企業が新規上場を果たしています。この結果からも、生産性向上と組織の成長を図るうえで、今もっとも有効なロジックであると自負しています。
識学の基本的な考え方は、組織を「仕組み化」して動かすこと。仕組み化とは、ルールを決めて運営することです。「仕組み」とか「ルール」という言葉にネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ロジックの確かさは、当社と導入企業の成長ぶりが証明するところです。
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