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子どもが夏休み中、パートは減らす?休めないときの工夫も紹介
ママたちに聞いた働き方と子どもの預け先
パートの仕事をしているママのなかには、夏休みなどの長期休み中の子どもの預け先に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?「パートの仕事を減らすべき?」と思いつつ、ママが多い職場では休みづらさを感じている人も多いでしょう。そこで今回の記事では、子どもの夏休み中の働き方の工夫、仕事を休めないときの対応、夏休み中のパート勤務で心がけたことをご紹介します。
子どもの夏休み中、パートは減らすべき?ママたちの気になるポイント
パートとして働いているママたちに、子どもの夏休み中の勤務について気になることを聞いてみました。
「子どもが休みの日は、なるべく子どもと一緒にいたいと考えています。夏休み中のパートはどのような働き方ができるのでしょうか」(40代ママ)
「子どもの夏休み中、私は休めないので子どもをどこに預けたらよいか悩んでいます。他のママたちはどのようにしているのか気になります」(20代ママ)
パートは本来、短時間勤務を意味する「パートタイム」からきており、子育て中のママが働きやすい雇用形態の1つです。とはいえ、子どもの夏休みなどの長期休暇中ずっと休むことは難しいため、働き方や子どもの預け先などが気になるママがいるようです。実際に、子どもが夏休み中のパートはどのようにしていたのかママたちに聞いてみました。
子どもが夏休み中のパートの働き方の工夫
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子どもの夏休み中は、なるべく子どもと一緒にすごしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。夏休み中どのような働き方をしたのかママたちに聞いてみました。
夏休み期間中はパートを休む
「子どもの夏休み中はパートを休んでいます。コンビニで働いているのですが、夏休み中は学生のアルバイトがシフトに入ってくれて休めるので助かります」(30代ママ)
学生アルバイトが多い職場は、夏休み期間の休みの融通がききやすい傾向があるようです。他にも、幼稚園や小学校の給食調理のパートなど、夏休みなどの長期休み中は仕事が少ない職場を選んだというママもいました。
夏休み期間中は勤務時間や勤務日数を減らす
「夏休みは、通常より勤務日数を少なくしてもらっています。面接のとき、子どもが休みのときは出勤日数を少なくしたいと話し、職場の仲間にも理解してもらっています」(40代ママ)
子どもの夏休み中は、勤務時間や日数を減らしているママもいるようです。ママのなかには、1日休むと仕事が滞ってしまうので夏休み中は半日出勤にしたという声もありました。
在宅ワークをする
「普段は会社で仕事をしているのですが、子どもの夏休み中は在宅で仕事をしています。仕事をしながら子どもともすごせるので助かります」(30代ママ)
子どもと一緒にすごせるように在宅ワークに切り替えるママもいるようです。子どもを会社に連れて行っても良い職場では、夏休み中は子どもを連れて会社に行くという声もありました。
パートを休めない・減らすことができないときの対応方法
夏休み中、どうしてもパートを休んだり減らしたりできないママもいるでしょう。パートを休めないときはどのように工夫していたのかママたちに聞いてみました。
幼稚園の預かり保育を利用する
「夏休み中パートが休めないときは、幼稚園の預かり保育を利用しました。普段とは違ったプログラムが組み込まれており、子どもも楽しそうに通ってくれました」(30代ママ)
一般的に幼稚園は7月半ばから8月末まで約1か月半程度夏休みを設けていますが、預かり保育を実施している園も多くあります。「普段通い慣れた幼稚園なので、子どもも楽しそうに通ってくれた」という声もありました。ただし、お盆期間中は実施していない園も多くあるため、事前に確認が必要です。小学生の場合、学童保育を利用する方法も効果的です。
祖父母に預かってもらう
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「まだ1人で留守番はできないので、近くに住む祖父母に預かってもらいました。祖父母の家で預かってもらえるとお迎えに行く時間を気にしなくてよいので助かります」(40代ママ)
祖父母が近くに住んでいる場合は子どもを預かってもらうママもいるようです。他には、夏休み中は遠方に住む祖父母の家へお泊まりに行き、子どもを預かってもらうという声もありました。これを機会にお泊まりデビューをしてみるのも良いかもしれませんね。
習い事の特別教室を利用する
「英会話教室のサマースクールに2週間通いました。1日中英会話教室ですごすので、安心ですし、さまざまなプログラムが用意されており、子どもも楽しかったようです」(30代ママ)
習い事によっては、夏休みに特別教室を実施している場合もあります。ママが安心して仕事に行けるだけでなく、子どもも普段できない体験ができ、成長のチャンスになるかもしれません。ママのなかには、泊まりのサマーキャンプに参加したという声もありました。
そのほか子どもの預け先にはこんなところも
有料にはなりますが、どうしても子どもの預け先に困ったら以下の選択肢も検討してみましょう。「知人に頼むよりも、お金を払って利用するサービスのほうが気兼ねなく使えた」という人もいるようです。
- ファミリーサポート
ファミリーサポートとは子育ての助け合いを行う制度の1つで、送迎や一時預かりなどをお願いできます。料金は自治体や利用する時間帯にもよりますが、1時間あたり600~1000円程度が一般的です。
- シッターサービス
シッターサービスは1時間単位で料金が発生するものもあれば、パック料金になっているケースもあります。子どもの年齢や依頼内容などにより金額が変動するため、一般的にシッターの利用料金は1時間あたり1000~4000円と幅広いのが特徴です。
KIDSNAシッターは年会費・入会費無料で1時間あたり1952円から利用可能です。自治体によっては助成がある場合もありますので、利用を検討しているならぜひ調べてみましょう。
長期休み中に勤務の調整がしやすい職場とは
先ほども述べたとおり、学生アルバイトが多い職場は長期休み中に稼ぎたい人が多いため、休みやすい傾向があるようです。他にも、学校・教育関連の職場は子どもの長期休みに合わせて休業・業務を縮小しているケースが多く、勤務の調整がしやすい傾向があります。また職種によっては在宅勤務が可能な場合もあるため、期間限定で在宅勤務への切り替えを打診してみるのもよいでしょう。逆にママが多い職場では、休みたいタイミングも重なりがちになるため、シフトの調整がしづらい傾向にあるようです。
パート勤務のママが夏休み中に心がけたこと
小さい子どもがいるパート勤務のママは、夏休みなどの長期休みを迎えるにあたって、どのようなことを意識したらよいのでしょうか。
事前に予定を立てる
「夏休みに入る前に、いつ誰に子どもを預かってもらうかの調整をします。ママ友や祖父母に子どもを預かってもらうので、相手の事情も考えて早めに予定を立ててお願いするようにしています」(40代ママ)
夏休み期間は預け先であるママ友や祖父母もお出かけの計画を立てている可能性があります。早めに夏休みの予定を立て、声をかけておくことが大切です。またパート勤務の場合、前月などにシフトを提出するケースが多いため、パートのシフトが決まる前に、子どもを預けられる日やパートを休まなければならない日を考えるようにしているというママもいました。
感謝の気持ちを伝える
「パートを休ませてもらったときは、感謝の気持ちを伝えます。私が休んでいる間、他の人がフォローしてくれているということを忘れないようにしています」(30代ママ)
「子どもを預かってもらったときは、必ず『ありがとう、助かった』ということを伝えるようにしています。両親に見ていてもらうときも当たり前と思わずきちんと感謝の言葉を言うように心がけています」(40代ママ)
パートを休んだときや子どもを預かってもらったときなど、誰かに助けてもらったときは感謝の気持ちを伝えるという声がありました。ママのなかには、子どもにも「ママを仕事に行かせてくれてありがとう」と伝えるという声もありました。
子どもとの時間を大切にする
「夏休み中、パートで子どもと一緒にいられない時間があるので、その分休みの日は、一緒に思いきり遊ぶようにしています。公園やプールに行ったり旅行に行ったりと家族て楽しい時間をすごします」(30代ママ)
パートで子どもと一緒にいられない時間がある分、一緒にすごせるときは充実した時間になるよう工夫しているというママの声がありました。ママのなかには、仕事と子どもとの時間両方があることで、メリハリがつくという声もありました。
夏休み中のパートを減らすかどうかは子どもの年齢や預かり先を考慮して決めよう
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夏休みなどの長期休み中に子どもの預け先に困らないよう、休みやすいパートを選んだり勤務時間を調節したりと働き方を工夫しているママが多くいました。どうしてもパートを休めないときは、幼稚園の預かり保育や学童保育、祖父母に預かってもらうなどさまざまな対応を考えるとよさそうです。
夏休み中のパート勤務をするときは、感謝の気持ちや子どもとの時間を大切に、工夫して働けるとよいですね。