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ブランクがある主婦の仕事復帰。仕事が決まらない時や探すときの工夫や対処法
仕事にブランクがある主婦が仕事復帰を考えたとき、さまざまな不安を感じることがあるようです。なかなか仕事が決まらないと焦るママもいるかもしれません。今回の記事では、仕事にブランクがある主婦が不安に感じること、仕事を探すときの工夫、仕事復帰したときの不安の対処法について体験談を交えてご紹介します。
仕事のブランクはどれくらいあった?
結婚や出産を機に仕事を辞めて家庭に入ると、仕事のブランクが長くなる主婦もいるようです。仕事のブランクがどれくらいあったのか、仕事復帰をした主婦たちに聞いてみました。
「結婚を機に仕事を辞めて家庭に入りましたが、また社会に出たいと思い仕事を始めました。2年程ブランクがありました」(20代主婦)
「子どもを妊娠中に仕事を辞め家庭に入っていました。子どもが小学校に上がったのを機に仕事を始めたので、仕事のブランクは7年くらいでなかなか仕事が決まらない状態でした」(30代主婦)
結婚や出産で家庭に入った主婦がまた仕事をしようと考えたり、日中時間ができたりして仕事を始めた主婦もいるようです。仕事のブランクが長いほど、仕事復帰するときに不安を感じることが多いかもしれません。
仕事にブランクがある主婦が不安に感じること
仕事にブランクがあると、仕事を探すときや仕事復帰したての頃、不安を感じることもあるかもしれません。どのようなことに不安を感じるのか主婦たちに聞いてみました。
子どもが急病のとき
「保育園に通っている子どもが、朝に体調が悪く、休みをもらうときや、子どもの熱が出て早退をするときに、職場の人たちに迷惑をかけてしまうと思うと不安です」(30代主婦)
「上の子が小さいときに仕事をしていましたが、子どもがよく体調を崩し欠勤が多く、職場に迷惑をかけてしまいました。下の子が産まれてまた仕事を始めようと探していますが、子どもが急病のときを考えると消極的になってしまい、仕事先が決まらない状態が続きました」(40代主婦)
当日休むときは、代わりの人を自分で探す仕組みになっている職場なので、代わりを探すのが大変だという主婦の方もいました。職場に迷惑をかけてしまうと考えて、仕事に対して前向きになれないのかもしれません。
周りの人とのコミュニケーション
「仕事を辞めて5年程家に入っていました。その間、話相手はほぼ旦那と子どもだけだったので、仕事復帰して、周りの人たちとうまくコミュニケーションがとれるか不安です」(30代主婦)
さまざまな人と接する機会が減ると、コミュニケーションをとるのが難しそうと感じるようです。仕事を始める前に子育て支援センターや地域活動に出て、人と接することに少しでも慣れるようにしたという主婦の方もいました。
仕事と家庭のバランス
「仕事を始めると、家事や育児とのバランスがとれるか不安です。全部きちんとこなしたいと思っていますが、ストレスがたまってしまう気がします」(20代主婦)
家事を自分が主にやっているのか、協力してくれる人がいるのかによっても、不安の感じ方は違うかもしれません。今の自分の状況を確認し、仕事と家庭のバランスが取れるよう家族で相談するとよいかもしれません。
仕事を探すときの工夫
小さな子どもがいる主婦が仕事を探すとき、さまざまな不安から仕事を探しにくいこともあるかもしれませんが、不安を軽くするポイントがあるようです。仕事を探すときに工夫したことを、主婦たちに聞いてみました。
調整がつきやすい職種を選ぶ
「子どもがいる主婦が働きやすい環境の仕事を選びました。同じぐらいの子どもがいる主婦たちばかりの職場なので、周りの理解も得やすく、互いに助けあって仕事をしています」(30代主婦)
突然の休みや早退にも周りに迷惑をかけないでいられる仕事もあるようです。接客業のシフト制の仕事で、急に休むことになたとき、同じくらいの子どもを持つ同僚に相談し、シフトを交換してうまく乗り切ったという声もありました。
家庭状況を説明しておく
「面接のときに、子どもが保育園に通っていて突然休むこともあるかもしれないと話し、了解を得ていました。予め話しておくことで、自分の気持ちも少し楽になりました」(30代主婦)
面接のときや上司などに家庭状況を話しておくとよいかもしれません。仕事復帰した際も、いっしょに働く同僚などとお互いの家庭状況を共有しておくと、何かあったときにフォローしあえる、といった声もありました。
家族と相談する
「仕事を探すときは、保育園に通う子どものお迎え時間をパパと相談して、調整がしやすい仕事を選びました」(20代主婦)
「仕事を始める前に、子どもの急病などで保育園へ行けない場合の預け先として、祖父母にも協力してもらえるか相談しました」(30代主婦)
仕事を探すときは、子どもの保育園などへの送迎や、休むときの対応などを家族と事前に話あっておくとよいかもしれません。パパに、保育園の送迎のことや、働くことの不安を相談したら、育児に積極的に参加してくれるようになったという主婦の方もいました。
仕事復帰したときの不安の対処法
ブランクのある主婦が仕事復帰したとき、職場の人たちときちんとコミュニケーションがとれるのかや仕事が覚えられるか不安になることもあるようです。仕事復帰したときの不安をどのように対処していたか主婦たちに聞いてみました。
マナー本を読む
「久しぶりの社会生活で敬語を適切に使いたいと思い、言葉のマナー本を読んで敬語の勉強をしました」(30代主婦)
仕事のブランクがあり、言葉遣いや社会人マナーを忘れている場合もあるかもしれません。久しぶりの仕事でもしっかり対応できるように、マナー本などに1度目を通してみるとよいかもしれません。
わからないことを解決する
「今の仕事に慣れるまでは、覚えることをメモにとるようにしていました。書くときは走り書きで書いているので、家に帰ったら復習も兼ねてノートに書き直していました」(20代主婦)
「仕事したての頃に、わからないことは悩まないで上司に聞くようにしていました」(30代主婦)
わからないことは聞くことにより、上司とのコミュニケーションもとれる場合もあるのかもしれません。聞いたら2度聞きしないように必ずメモをとっていたという主婦の方もいました。
自分から話しかける
「職場の人たちときちんとコミュニケーションをとりたいと思い、自分から話しかけるように意識していました。コミュニケーションがとれると仕事もうまくいくように思います」(30代主婦)
「人と話すのは得意ではありませんが、笑顔でいること、挨拶をきちんとすることを常に忘れずにいました。自分から挨拶すると明るい気持ちで仕事ができます」(30代主婦)
人と話すときは、共通の話題をきっかけによく話すようになったという主婦の方もいました。コミュニケーションをとるのが苦手だと感じる方も勇気を持って自分から話かけてみるとすんなりと打ち解けられるかもしれません。
仕事のブランクがあっても自信を持って
仕事のブランクの長さは主婦によってさまざまなようです。仕事を始めようと考えたとき、仕事が決まらない、急な欠勤で周りに迷惑をかけないかなど不安に感じることもあるかもしれません。仕事を探すときは就職先や家族と、家庭の状況をよく相談し、仕事復帰してからは、わからないことは早めに解決するなど周りのコミュニケーションをとりながら自信を持って仕事ができるとよいですね。