こちらの記事も読まれています
離乳食づくりをスピードアップさせるコツ【体験談】
赤ちゃんの離乳食は、柔らかく煮たり裏ごしするなど手間と時間がかかります。離乳食づくりをスピードアップさせる方法が気になる保護者も多いのではないでしょうか。また、赤ちゃんが離乳食を食べるスピードが速くなるコツについても、体験談を交えてご紹介します。
離乳食づくりの何が大変?
赤ちゃんが初めてミルク以外の食べものを口にする離乳食。咀嚼機能や消化機能が成長過程にある赤ちゃんの離乳食は月齢に合わせて裏ごししたり、とろみをつけたりする必要があり、大変だと感じる保護者も多いのではないでしょうか。
離乳食づくりの何が大変だと思うか保護者に聞いてみました。
普段簡単な食事で済ませているので、三食の離乳食づくりがとにかく大変でした。すりばちですり下ろしたり、みじん切りにしたり、栄養バランスを考えたり。初めての子だったのでとても神経を使った記憶があります。
仕事復帰してからは離乳食をゆっくり作る時間がなく、朝夕の離乳食づくりは常にスピード重視の時短を考えていました。
時間をかけて作った離乳食をまったく食べてくれず、おかゆしか口にしない時が続きショックでした。
私の場合は、離乳食を作るよりも食べさせるのに時間がかかり、一食1時間かかることも……。食べるスピードの遅い赤ちゃんのペースに合わせるのが大変でした。
一番時間がかかったのは、調理ではなく子どもがまったく食べなかったことです。
第一子のとき、生後6カ月の白湯からはじめたのですが母乳育児だったこともあり、スプーンそのものも受け付けず子育てサロンで相談したくらいです。
同時期生まれたお子さんが納豆のすりつぶしも食べていると聞き、本当に落ち込みました。
離乳食はすべてが大変でした……今思い返せばあんなに頑張らなくてもよかったと思います。
子育て経験のある保護者からは、離乳食づくりは手間がかかる、食べさせるのに時間がかかったという声が寄せられました。離乳食のスピードメニューやスピードアップさせるコツはあるのでしょうか。
離乳食づくりスピードアップのコツ
離乳食づくりを手早くするにはどうすればよいのでしょうか。体験談とあわせて見ていきましょう。
大人の分から赤ちゃんの分を取り分ける
大人の分の調理をする際に離乳食の分を取り分けると、時短につながりそうです。離乳食初期から後期まで赤ちゃんの成長スピードに合わせて、取り分けた後の調理方法を調整しましょう。
大人のお味噌汁を作るときに、先にだしで具を柔らかく煮て、それを離乳食用に分けていました。ほぼすべて大人の料理と同時に作れるものしか作っていませんでした。
大人の食事を作るときに、赤ちゃんの離乳食用に途中で分けて利用しました。同様に、離乳食を卒業して幼児食になってからも、大人用の食事を作る過程で分けて味付けをしています。
時短調理家電・器具を使う
調理家電や離乳食用の調理器具を使うと大幅な時短が叶いそうです。フードプロセッサーなどの人気が高かった他、電子レンジでお米からおかゆが作れる調理器具を使っていたという保護者もいました。
出産祝いでいただいたスピードカッター(フードプロセッサー)を使って時短調理をしていました。あとは火を使わない時短テクとして電子レンジはほぼ毎回使用していました。
すりつぶしボウル、おろしプレート、裏ごしプレート、ヘラなどがセットになったものを愛用していました。
冷凍ストックを使う
あらかじめ調理するときに多めに作っておき、余った分を小分けにして冷凍しておくという人も多いようです。冷凍庫にストックがあると、気持ちのゆとりもできそうですね。
冷凍野菜を電子レンジでチンしてミキサーへ。おかゆと混ぜたスピードメニューをよく作っています。
料理が苦手な夫でもこれなら簡単です。
製氷皿で小分けにしてストックを作っておき、時短調理していました。
市販の離乳食を使う
市販品を利用するという声も多く寄せられました。インターネットでまとめ買いして常備しているという保護者は、市販の離乳食を災害時の備えとしても考えているとのことでした。
外出先でも活躍する市販の離乳食はいくつか用意しておくと、忙しくて離乳食の調理に時間がかけられない日でも安心かもしれません。
市販のお湯で溶いて使うベビーフードや、レトルトのものを少しアレンジして使ったり、ブレンダーや圧力鍋を使っていました。
離乳初期には生協で販売されていたカボチャやニンジンなどのすりつぶし状のペーストをよく利用しました。小分けされているので食べさせる前に自然解凍できてとても便利でした。
おかゆだけは作っていましたが、忙しい日のおかずは市販の離乳食で済ませることも。
赤ちゃんに離乳食を食べさせるときのポイント
月齢に合った離乳食を作っても、赤ちゃんの成長スピードや食の好みはそれぞれ異なります。時にはなかなか食べてくれないこともあり、食べ終えるまでに長い時間がかかってしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんが離乳食を進んで食べてくれるような工夫をご紹介します。
好みに合わせる
大人でも苦手な食材が出ると箸が進まないことがありますよね。赤ちゃんの食が進むよう、好んで食べるものを出すとよいかもしれません。
最初の頃は確実に食べてもらえるように、好きそうな味(小松菜などの青菜系で味付けしたおかゆやぱんがゆ、あごだしの味噌汁など)のものをあげて、新しい食材はたまにチャレンジ。
手づかみ食べができるようになってからは色んなものをあげて、マカロニやバナナなど主に切らなくても手づかみしやすい形の食材を使っています。
子どもは大人に比べて味覚が鋭く敏感と聞いたり、苦みのある食材などは無理に食べさせると嫌いになると耳にしたりしたので、栄養面はそこまで気にせずに好きなものをあげていました。
結果的に3人の子どもの好き嫌いで悩んだことはありません。
食具や具材の大きさを見直す
赤ちゃんが今まで食べていた離乳食を急に食べなくなったときは、スプーンの角度や大きさを見直したり、食材の大きさを見直すとよいかもしれません。
離乳食後期になってから急に食のスピードが落ちて悩んでいましたが、食材が大きすぎて食べにくかったようでした。食べられるだろうと思って大きくしていたのですが、子どもの口のサイズに合ってなかったのですね。
食事の環境を整える
赤ちゃんが食事に集中できるように環境を整えるという声もありました。
食べるスピードがゆっくりだったので、テレビを消すなど食事に集中できるようにしました。それでも食べながら遊んでしまうことばかりでしたが……。
手づかみできるようになってからは、私も息子の向かいに座っていっしょに食べるようにしました。それからは離乳食のスピードが早くなった気がします。
花を飾ったり、食卓を楽しげな雰囲気にするように心がけていました。今思うとがんばるのはそこじゃない!と思いますが(笑)。
片付けを手早く済ませる方法
調理器具をいくつも使うと片付けにも時間がかかります。保護者に離乳食の片付けをスピードアップする方法を聞くと、そもそも片付けが面倒な器具は使わないとのことでした。
また、食事マットを使って食べこぼしを拭く手間を省いているという声も。
後片付けが大変なフードプロセッサーなどは使わなくなった代わりに、すり鉢などは重宝していました。
食洗器があれば問題なさそうですが、離乳食初期のペースト状の頃に使うブレンダーや、離乳食用の冷凍トレイを洗って片づけるのがとても面倒でした。
市販品や大人の食事からの取り分けであれば片付けもラクでいいですね。
食べこぼしが多いので食事マットは欠かせません。床が汚れず片付けもスピーディーです。
離乳食のスピードアップは工夫次第
赤ちゃんの離乳食づくりは時間も手間もかかります。赤ちゃんが離乳食をなかなか食べてくれず食事に時間がかかることもあるでしょう。
スピードアップのコツを押さえて、保護者も赤ちゃんも離乳食を快適に進められるといいですね。
ペーストにする工程を考えるだけでめんどくさいと感じ、とりかかるのがしんどかったです。