授乳中、哺乳瓶に空気が入ると泡がたまる?ミルクが泡立つのが気になるママの声を調査

授乳中、哺乳瓶に空気が入ると泡がたまる?ミルクが泡立つのが気になるママの声を調査

保護者が実践しているミルクの泡の消し方

2019.12.23

赤ちゃんにミルクをあげているときなどに、哺乳瓶の中に空気が入ることで泡がたまるのが気になる保護者も多いのではないでしょうか。授乳中にミルクが泡立っている様子を見て、赤ちゃんがちゃんとミルクを飲めているか心配になる場合もありますよね。泡がたまる理由、泡が出ない工夫や泡の消し方、おすすめのグッズなどを紹介します。

ミルクが泡立つのは哺乳瓶に空気が入ることが原因?

哺乳瓶のミルクが泡立つのはどんな時?

哺乳瓶のミルクが泡立つのは、空気が入ることが原因と考えている方が多いようです。どんなタイミングで特に気になるのか、保護者に聞きました。

赤ちゃんに授乳するとき

30代ママ
30代ママ

哺乳瓶で授乳すると毎回小さな泡がたまります。飲み終わりに近付くと哺乳瓶の中が泡だらけになるのが気がかりです。


30代ママ
30代ママ

授乳のたびに泡が出ます。私はあまり気になりませんが、哺乳瓶を咥えたまま子どもが眠ってしまうと一気に泡がたまるのでパパがいつも気になっているようです。


授乳中にミルクが泡立つことや空気が入ることが気になる保護者が多いようです。

また、赤ちゃんがミルクを飲み終わると哺乳瓶の中が泡だらけになるのでよい使用方法がないか気になっているというママの声もありました。


哺乳瓶でミルクを調乳するとき

粉ミルク
iStock.com/Freer Law
30代ママ
30代ママ

調乳のときに哺乳瓶の中で粉ミルクとお湯を混ぜると、どうしても泡がたまるので気になります。

30代ママ
30代ママ

急いで調乳すると泡がたってしまいます。

哺乳瓶の中で粉ミルクをお湯でとき、調乳する過程で泡立つのが気になるという声もありました。

育児中はつい焦ってしまうことも多いため、粉ミルクを急いで溶かそうと哺乳瓶を早く振りすぎると、泡が立ちやすい場合もありそうですね。


哺乳瓶の中でミルクが泡立つ理由

赤ちゃんがミルクを飲んでいるときなどに、哺乳瓶の中に泡ができるのはなぜでしょうか。

泡のせいで赤ちゃんがミルクを飲みにくいのではないか、もしかして哺乳瓶の中に汚れが残っていて泡立っているのではないか、商品に不具合があるのではないか、と心配になるママパパもいるでしょう。


哺乳瓶の中のミルクが泡立つ理由を、保護者の声から調査しました。


乳首に空気穴が開けられているため

哺乳瓶の乳首
※写真はイメージです。(gettyimages/Aditya Arif)
20代ママ
20代ママ

最初は乳首の穴から空気が入って泡が出るのが気になりました。でも、赤ちゃんがちゃんと飲めているか確認するのに役立つと知って安心しました。


30代ママ
30代ママ

パパと交代で授乳していますが、パパは泡が出るのを気にして何度も乳首を外していました。私から乳首の仕組みを説明したら、安心して授乳できるようになりました。


哺乳瓶の中でミルクが泡立つのは、商品としての哺乳瓶の仕組みのせいのようです。


哺乳瓶の乳首部分には、先端部分以外に空気を通すため2つの小さな穴が開いている商品が多くあります。

このタイプの乳首の場合、赤ちゃんがミルクを飲むと、その分だけ2つの穴から空気が取り込まれ、スムーズにミルクが出る仕組みになっているのです。


つまり、授乳時に哺乳瓶の中のミルクが泡立つのは、赤ちゃんがきちんとミルクを飲めているしるしだと言えます。

また、哺乳瓶をきちんと消毒洗浄していれば、その泡は汚れなどではなく空気ですので、赤ちゃんが飲んでも問題はありません。


乳首に原因がある

30代ママ
30代ママ

乳首の穴が詰まっていて、ミルクが出にくくなっていたことがありました。赤ちゃんが飲むときに空気を多く吸い込んでしまい、泡立ちがひどくなっていました。定期的に乳首の穴をチェックすることが大切だと学びました。


30代ママ
30代ママ

乳首のサイズが合っていないと、赤ちゃんが上手く飲めずに空気を吸い込んでしまい、泡立ちが多くなることに気づきました。乳首のサイズの合う合わないを気にしながら成長に合わせて買い替えると、泡立ちが減りました。


一方で、授乳中に哺乳瓶の中へ全く泡が出ない場合もあります。

赤ちゃんが口から乳首を離しても先端部分がつぶれていたり、変形していることもあるかもしれません。


もし、使っている哺乳瓶の乳首が2つの通気口から空気を通してミルクを出すタイプの商品であるのに、そのようなことがあった場合は、乳首からうまくミルクが出ていない可能性が考えられます。


そうなると、赤ちゃんがミルクを十分に飲めなくなってしまう恐れがあります。 哺乳瓶の乳首を確認して、空気が通る穴に汚れがついていないか、乳首のサイズが赤ちゃんに合う合わないをしっかり見極めることが必要かもしれません。また、キャップを締めすぎていないかなどにも注意してみましょう。


スムーズにミルクをあげられるよう、哺乳瓶は常に汚れがなく赤ちゃんにもっとも適した状態を保っておきたいですね。


哺乳瓶の中でミルクが泡立たないコツ

ケトル
iStock.com/brizmaker

ミルクが泡立つのを解消するために工夫した方は多いようです。ミルクが泡立たないようにするコツを保護者に聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

一度にお湯を入れると泡が出やすかったので、少しずつお湯を入れるようにしていました。

30代ママ
30代ママ

調乳中はむやみに哺乳瓶を振らず、瓶底で円を描くように回しています。子どもが泣いていても焦りすぎないようにしています。

20代ママ
20代ママ

先輩ママに「泡立ちにくいミルクはどの商品?」と教えてもらって、おすすめのものを使ってみました、乳首が目詰まりを起こしにくい飲ませ方なども教えてもらいました

哺乳瓶の中に泡が出ないよう、丁寧に調乳するよう心がけているママが多いようです。一度にお湯を入れたり思い切り哺乳瓶を振ると、泡がたまりやすくなると感じたという声もありました。


哺乳瓶でミルクを溶かす際には、ゆっくり時間をかけると泡が立ちにくいかもしれません。

泣いている赤ちゃんのために早く用意してあげたい気持ちもわかりますが、あせらず調乳するのがよいようです。

ミルクが泡立ったときの対処法

授乳中に出る泡は心配する必要はないようですが、あまりに多いと赤ちゃんが飲みにくそうなときもあるようです。泡ができたときの対処法などを保護者に聞きました。


30代ママ
30代ママ

授乳中に泡がでたら、一度哺乳類をまわして静かに泡が消えるのを待ちました。普段は短気なのですが、育児休暇中はあせらずゆっくり対応するようにしています。


30代ママ
30代ママ

乳首のくわえが浅いと空気が入って泡が出やすいと産院で聞いたので、赤ちゃんの口元をチェックしながらいつもより泡立っているなと思ったら一度離し、深くくわえてもらうようにしています。


20代ママ
20代ママ

哺乳瓶のキャップを少し緩めて、空気を少し多く取り込めるようにして泡立ちを少し抑えながら飲ませていました。またミルクの量に対して哺乳瓶のサイズが大きいと泡立ちやすいと感じたので、できるだけサイズに合う量を入れるようにしました。


泡があまりに多すぎて気になる場合は、一度赤ちゃんの口から乳首を離し、哺乳瓶を回して泡を消したり、赤ちゃんの乳首のくわえ方を見直してから授乳するママもいるようです。


ただ、頻繁に乳首を離してしまうと落ちついて授乳ができなくなってしまうかもしれません。育児中はおだやかな気持ちであまり気にしすぎず、赤ちゃん自身が飲みにくそうなどの支障がなければそのまま授乳し続けてもよいかもしれませんね。


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哺乳瓶の汚れをしっかり落とす方法

哺乳瓶の中でミルクが泡立ってしまっても特に問題はないということが分かりました、とはいえ、それもあくまで哺乳瓶の中が汚れなくきちんと洗浄消毒されていることが前提です。


哺乳瓶に汚れが残っていて、そのせいでミルクが泡立つ可能性もゼロではないでしょう。

そのような心配がなく、ミルクが泡立っても安心して赤ちゃんに飲ませられるよう、哺乳瓶はしっかり汚れを落として殺菌消毒してください。


汚れを落とすために以下のような商品を使ってみた保護者の声を紹介します。


哺乳瓶の汚れを落とすために使える商品

乳首の汚れ落とし専用ブラシ・スポンジ

哺乳瓶をブラシで洗う
※写真はイメージです。(gettyimages/Tevarak)
30代ママ
30代ママ

乳首専用のブラシを使い始めてから、乳首の細かい部分まで綺麗に洗えるようになりました。特に空気穴の周りの汚れがよく落ちるので、乳首の目詰まりが減りました。


30代ママ
30代ママ

シリコーンゴム製乳首用のスポンジを使っています。柔らかい素材なので乳首を傷つける心配がなく、細かい溝もきれいに洗えます。使用後は乾燥させやすいのでおすすめです。


哺乳瓶の中の汚れを落とすためのブラシなどの商品を使っているママは多いかもしれませんが、哺乳瓶の乳首専用のブラシやスポンジのような商品もあります。

乳首の吸い口はもちろん、前述した空気穴が汚れで詰まっていたりすると、赤ちゃんがミルクをうまく飲めません。細かい部分もよく洗って、汚れを落としましょう。


泡スプレータイプの洗剤

20代ママ
20代ママ

泡スプレータイプの専用洗剤を使い始めてから、哺乳瓶の隅々まで簡単に洗えるようになりました。特に乳首の細かい部分や空気穴の周りの汚れが落ちやすくなり、衛生面で安心です。


30代ママ
30代ママ

忙しい育児の中で、泡スプレー洗剤は時短になって助かっているのでママ友にもおすすめしています。汚れがひどい時は軽くブラシでこする必要があるので、完全に手間が省けるわけではないのですが……。


哺乳瓶の汚れ落としには、専用の洗剤がいろいろと出ていますが、スポンジやブラシにつけて泡立てるタイプのものと別に、泡スプレータイプの商品も人気だそうです。

哺乳瓶に直接泡を吹き付けるので、瓶の底の隅の部分や、乳首やキャップなどの細かい凹凸部分の汚れにも洗剤が行き届きます。


ただ、「吹きつけて洗い流すだけで、こする必要がない」と謳っている商品の場合、「汚れが残っている場合がある」という声も聞かれるようです。

その場合は、やはりスポンジやブラシを使って十分に汚れを落としたほうがよいでしょう。


電子レンジタイプなどの除菌・消毒ケース

哺乳瓶消毒器
※写真はイメージです。(gettyimages/BananaStock)
40代ママ
40代ママ

電子レンジ用の消毒ケースを使っています。わずか数分で消毒が完了するので、忙しい育児の合間でも簡単に消毒できて助かっています。特に夜中の授乳準備が楽になりました。


20代ママ
20代ママ

高温スチームタイプの消毒器を使用しています。煮沸や消毒液を使う手間が省けて便利です。複数の哺乳瓶を一度に消毒できるので、時間の節約になっています。


哺乳瓶の汚れを落としたあとは、専用の消毒液につけたり熱湯で煮沸したりと消毒する必要があります。

ただ、煮沸の場合はお湯を沸かし始めてから十分消毒されるまで10分程度、消毒液は1時間程度とどちらも時間がかかる消毒方法なので、忙しい保護者には大変という声もありました。


できるだけ時短したいと考えている保護者のなかには、電子レンジで除菌・消毒できる商品を使っている方も多いようです。これは専用ケースに哺乳瓶を入れて、電子レンジに数分かけるという消毒方法です。


類似のものとして、高温スチームやUVライトを使う消毒方法で除菌する商品もあるようです。店頭でおすすめされたのをきっかけに、パパからいつも育児を頑張っているママへのプレゼントにしたという声もありました。


目詰まりしない乳首の選び方と使用方法

乳首の目詰まりは、赤ちゃんの授乳に支障をきたす可能性があります。ここでは、目詰まりしにくい乳首の選び方と適切な使用方法について解説します。正しい選択と使用法で、スムーズな授乳を目指しましょう。

クロスカットの乳首

20代ママ
20代ママ

クロスカットの乳首を使い始めてから、目詰まりの頻度が減りました。十字に切れ込みが入っているので、ミルクが出やすく、かつ空気の逆流も防げるので重宝しています。


30代ママ
30代ママ

最初は普通の丸穴の乳首を使っていましたが、よく詰まってしまいました。クロスカットに変えてからは、その問題が解消されました。赤ちゃんも飲みやすそうです。


クロスカットの乳首は、先端が十字に切れ込まれているタイプの乳首です。この構造により、ミルクが出やすく、かつ空気の逆流を防ぐ効果があります。そのため、目詰まりしにくく、赤ちゃんが飲みやすいという特徴があります。

ただし、赤ちゃんの月齢や好みに合わせて選ぶことが大切です。また、使用前後の洗浄と、定期的な乳首の交換も忘れずに行いましょう。


シリコーンゴム製乳首

30代ママ
30代ママ

シリコーンゴム製の乳首を使っています。耐久性が高く、煮沸消毒にも強いので安心です。また、透明なので中の汚れが見やすく、洗浄もしやすいです。


30代ママ
30代ママ

最初はゴム製の乳首を使っていましたが、匂いが気になっていました。シリコーンゴム製に変えてからは、匂いの問題も解決し、長持ちするので経済的です。


シリコーンゴム製乳首は、耐久性が高く、煮沸消毒や電子レンジ消毒にも強い特徴があります。また、透明なので内部の汚れが見やすく、洗浄や目詰まりのチェックがしやすいという利点があります。

匂いが付きにくく、長期間使用できるので経済的でもあります。ただし、赤ちゃんによっては硬さが合わない場合もあるので、使用する際は赤ちゃんの反応を見ながら選びましょう。

アタッチメント付き液体ミルク

20代ママ
20代ママ

外出時に重宝しています。アタッチメントを付けるだけで哺乳瓶として使えるので、調乳の手間が省けて便利です。目詰まりの心配もないので安心です。


20代ママ
20代ママ

夜中の授乳に便利なのが液体ミルクです。缶にアタッチメントを付けるだけなので、寝ぼけていても間違いなく調乳できます。衛生的で、缶なので泡立ちが気になりません。


アタッチメント付き液体ミルクは、哺乳瓶としての機能を持つアタッチメントを液体ミルクの容器に直接取り付けて使用するタイプです。調乳の必要がなく、衛生的で便利な上、乳首の目詰まりの心配もありません。

外出時や夜間の授乳に特に重宝します。ただし、コストが比較的高いことや、赤ちゃんの好みに合わない場合もあるので、使用する際はこ合う合わないも考慮できるとよいでしょう。


不安なくミルク育児をするために

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん
iStock.com/imacoconut

授乳中に哺乳瓶の中のミルクが泡立つ現象は、赤ちゃんがきちんとミルクを飲めている証拠です。そのため、哺乳瓶の中でミルクが泡立つ現象は、多くの場合正常で心配する必要はありません。


とはいえ、乳首の選択と使用方法、そして定期的な洗浄と消毒はやはり大切なようですね。空気が入ることが気になる場合は、クロスカットの乳首やシリコーンゴム製乳首、アタッチメント付き液体ミルクなど、さまざまな選択肢があるので、それぞれの特徴を理解し、赤ちゃんに会う合わないを判断するのもよさそうです。


また、電子レンジやスチームを使用した消毒方法を活用することで、より簡単で衛生的な哺乳瓶の管理に気をつかっているという声も多くありました。正しい使用方法を守ることで、安心して授乳を行うことができそうですね。


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