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五月人形を飾る場所や飾り方とは。段飾りや兜飾り、鎧飾りの手順
飾らなくなったときの処分方法も紹介
五月人形を飾ろうと思っているママのなかには、五月人形の段飾りなどの飾り方について知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、五月人形を飾る場所や飾り方のポイント、飾らなくなった五月人形の処分の方法など、ママの体験談をご紹介します。
五月人形を飾ろう
男の子の健やかな成長を願って、端午の節句に五月人形を飾ろうと思っている方もいるのではないでしょうか。そこで、ママたちに五月人形を飾る際に気になることを聞きました。
「五月人形を飾る場所を、どのように選んだらよいのかわから困っています。どこに飾るとよいのかの他に、気をつけることがあるのか気になります」(30代ママ)
「我が家は三段飾りの五月人形を用意したのですが、付属品が多くどの道具をどこに飾ったらよいのか迷うことがあります。どのような順番で飾るとよいのかや飾るときのポイントを知りたいです」(30代ママ)
五月人形を飾ろうと思っているママたちに聞くと、飾る場所や飾り方が知りたいといったこえがありまし。他にも、五月人形を飾らなくなったときの処分方法を知りたいというママの声もありました。
実際にママたちは、五月人形をどのように飾っていたのでしょう。
五月人形を飾る場所
五月人形は家のどこに飾るとよいのでしょう。実際に、ママたちがどこに飾ったのか聞きました。
直射日光が当たらない場所
「五月人形を購入する際、お店の方に『直射日光が当たる場所に飾ると、色あせや変色の原因につながるので避けてください』と言われました。そこで、我が家では窓から離れた位置に飾るようにしています」(20代ママ)
五月人形を飾る場所として、直射日光が当たらない場所を選ぶことがあるようです。ママのなかには、直射日光だけでなく空調の風も当たらないように意識したという声がありました。
掃除のしやすい場所
「五月人形を飾っている間に、定期的に埃を払うといったお手入れするので掃除のしやすい場所に飾りました。奥の方までお手入れしやすいように、飾る高さにも意識しました」
(30代ママ)
五月人形を飾る際に、掃除のしやすさを意識することもあるようです。他には、掃除とあわせて五月人形を飾る場所の換気がしやすいよう、風通しのよい場所を選んだという声もありました。
家族が見やすい位置
「我が家では、家族が集まるリビングの一角に五月人形を飾るスペースを作っています。ソファに座ったときに目に入る高さに調整して飾ることで、五月人形の存在感も引き立つと思います」(30代ママ)
「私は、コンパクトな兜飾りをリビングのチェストの上に飾っています。家族がくつろぐスペースから見やすい位置に飾ることで、子どもだけでなく家族も見守られているような感じがします」(40代ママ)
子どもの成長を見守ってくれる五月人形なので、家族が見やすい場所に飾るよう意識することがあるようです。小さな子どもがいる家庭のママからは、子どもからは見えるが手の届かない位置に飾るといった声もありました。
五月人形の飾り方の手順
五月人形の飾り方が気になるママもいるのではないでしょうか。そこで、兜飾り、鎧飾り、段飾りのそれぞれの飾り方の手順についてご紹介します。
兜飾り
- 屏風を広げ、兜を飾る櫃(ひつ)を設置します
- 櫃(ひつ)の上にふくさを被せた芯木を置き、兜を飾ります
- 全体のバランスを整え、向かって左側に弓、右側に太刀を飾ります
兜飾りは、五月人形のなかでもシンプルなので飾り方の手順も簡単かもしれません。太刀は柄を下向きにして飾るとよいようです。
鎧飾り
- 櫃(ひつ)の前面に佩楯(はいたて)をたらします
- 櫃(ひつ)に芯木を乗せて、鎧を着せます
- 顔面部分にあたる面頬(めんぽお)を芯木の上部にかけ、兜を被せます
- 毛履(けぐつ)に脛当(すねあて)を差し込み、櫃(ひつ)の前に並べます
- 全体のバランスを整え、向かって左側に弓、右側に太刀を飾ります
鎧飾りを飾るときのポイントとしては、全体のバランスを見ながら飾るとよいようです。お腹の部分が前に出ていたり、腕の位置が少し前後するだけでも印象が変わることから、位置を調整しながら一番格好よく見えるよう飾ることができるとよいかもしれません。また、弓や太刀だけでなく、毛覆(けぐつ)にも左右があるので間違えないように意識したというママの声もありました。
段飾り
- 段飾りの骨組みを組み、最上段後方に屏風を飾ります
- 屏風の前の中央位置に、五月人形の本体を飾ります
- 本体の向かって左側に弓矢、右側に太刀を配置する
- 中段に、陣笠(じんがさ) 、陣太鼓(じんだいこ) 、軍扇(ぐんせん)などを飾ります
- 下段に、ちまき 、瓶子(へいし) ・八足台(はっそくだい) 、柏餅 、かがり火を飾ります
地域やセット内容によって、緑色の毛せんを敷く場合があったり、飾る道具の内容が違ったりすることがあるようです。道具が多いことで飾る際に手間がかかりますが、段飾りを見ながら端午の節句の意味あいや、昔の人の考え方、習わしを子どもにも伝えやすいかもしれません。
五月人形の処分方法
五月人形を飾らなくなったときの処分方法について気になるママもいるようです。実際に、五月人形を処分するときは、どのようにしたのかママたちに聞いてみました。
必要な方に譲る
「飾らなくなった五月人形を親族や知人のなかで必要としてくれる人に譲りました。我が家では飾らなくなっても、五月人形を大切に長く飾ってもらえる方に受け入れてもらえ、ありがたかったと思います」(30代ママ)
五月人形の処分方法を考えたときに、必要としている方に譲ったという声もありました。ママのなかには、五月人形を必要としている施設に譲ったり人形のリサイクルショップに持って行ったという声もありました。
供養してもらう
「今まで大切に飾ってきた五月人形なので、感謝の気持ちを込めて供養することで処分したいと思いました。近所のお寺が年に一度、人形供養会を行っていたので申し込んで供養してもらいました」(30代ママ)
五月人形の処分方法として、供養するという方法もあるようです。供養の際に、長い間子どもの成長を見守ってくれた五月人形に、感謝の気持ちを子どもといっしょに伝えたというママの声もありました。
心を込めて五月人形を飾ろう
五月人形には段飾りの他に、兜飾りや鎧飾りなど種類はさまざまなようで、ママたちは飾る場所や飾り方に工夫しているようでした。五月人形を飾らなくなったときの処分の方法としては、譲ったり供養したりすることがあるようです。
男の子の成長を願って飾る五月人形なので、心を込めて飾ることができるとよいですね。