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三段重のおせち料理の基本的なメニュー。中身の詰め方や盛りつけのポイント
三段の重箱を使っておせち料理を作るとき、基本的な中身やどのような詰め方をしたらよいのか考えるママもいるのではないでしょうか。今回は、三段おせちの基本的な中身や盛りつけ方のポイント、重箱をきれいに仕切る方法を体験談を交えてご紹介します。
おせち料理を三段の重箱に入れるとき
お正月を迎える準備のひとつに、おせち料理を作ろうと考えるママもいるのではないでしょうか。三段の重箱におせちを入れる場合、段数によってどのようなおせちを詰めるとよいのか、基本的なメニューはあるのかなど気になるママもいるかもしれません。ママたちは、どのような種類のおせちを作っていたのでしょう。
三段重のおせち料理の基本的な中身
基本のおせち料理や三段の重箱にはどのように中身を詰めるとよいのか気になるママもいるかもしれません。三段重のおせち料理を作るときの基本的な中身をご紹介します。
一の重の中身
一の重といわれる一段目には、祝い肴や口取りといわれる種類のメニューを入れるとされています。口取りとは、お酒のおつまみにもなる甘めの味つけの栗きんとんや紅白かまぼこなどのことをいうようです。
他にも、豆に暮らせるように願いを込めた黒豆や子孫繁栄の意味がある数の子、豊作を願った田作りや「喜ぶ」と「昆布」をかけた昆布巻きを基本に中身を考えたというママの声もありました。
二の重の中身
二の重に入れるおせちは、縁起のよいとされる海の幸を中心とした酢の物や、焼き物が基本のメニューとされているようです。まっすぐ根を張るごぼうを使った叩きごぼう、多幸とかけて酢だこなど、縁起がよいとされる食材を使ったを入れるのもよいかもしれません。
しめさばや小魚の南蛮漬け、焼いた鯛やぶり、えびなどのメインとなるメニューを入れたというママの声もありました。
三の重の中身
三段目の三の重には、山の幸を使った煮物を入れるようです。基本的な煮物の具には、小芋がたくさんつくことから子宝を願う里芋や、見通しがよくなるように穴の開いたれんこんなど縁起のよいとされる食材を使うこともあるようです。
他にも、にんじんやこんにゃく、しいたけやたけのこなど、季節の野菜を使うなど、地域によって使う食材もさまざまかもしれません。
おせち料理をきれいに盛りつけるポイント
三段重におせち料理を詰めるとき、きれいな盛りつけ方が気になるママもいるのではないでしょうか。ママたちに、おせち料理の盛りつけ方のポイントを聞いてみました。
高さを揃える
「重箱に盛りつけるときは高さを揃えるように意識しました。高さが揃っていると、きっちりとした印象になり、見栄えがよくなったと思います」(20代ママ)
おせち料理を重箱に盛りつけるとき、高さを揃えると丁寧できっちりとした印象に見えるようです。重箱の底から八分目程度の高さを目安にすると、蓋を閉めても崩れることなく見栄えもよかったというママの声もありました。
重箱の奥から詰める
「重箱を仕切った後、おせち料理を手前から詰めると奥が詰めにくいかもしれないと思いました。奥から順番に詰めると、詰めやすくきれいな見た目になりました」(30代ママ)
重箱の奥から持たれかけさせるようにして盛りつけると、目にとまりやすい表面の部分がきれいに見えるかもしれません。奥から順番に詰めていくと、先に詰めた料理を崩す心配がなかったというママの声もありました。
形の崩れにくいもから詰める
「形の崩れにくい、田作りやかまぼこを先に重箱に詰めました。重箱の空いた空間に形の崩れやすい種類を詰めると、きれいに収まりました」(40代ママ)
重箱に隙間なくおせち料理を詰めるとき、形の崩れにくいメニューから先に詰めたママもいるようです。栗きんとんや昆布巻きなどの崩れやすいものは、後から隙間に入るだけ詰めるように意識すると、他のメニューが崩れることなくきれいに仕上がるかもしれませんね。
彩りを意識する
「おせち料理を盛りつけるときは彩りがよく見えるように意識しました。煮物は、にんじんを多めにして作ったり、上に茹でた絹さやを乗せたりすると鮮やかな見た目になりました」(20代ママ)
おせちを重箱に詰めるときは、彩りを意識して煮物を作ったママもいるようです。重箱に南天の実や葉、水引などを飾って鮮やかな見た目になるように工夫をしてみるのもよいかもしれませんね。
重箱のさまざまな仕切り方
一段に数種類のおせち料理を入れる場合、詰めやすくきれいな見た目を意識して重箱を仕切るママもいるようです。実際に、ママたちが重箱を仕切った方法をご紹介します。
田の字
「仕切り板を十字に組みあわせ、田の字になるように重箱を仕切りました。同じ大きさの空間に料理を盛りつけることができるので種類ごとに盛りつけやすく、家族で食べるときにもちょうどよい量が盛りつけられました」(20代ママ)
「重箱を細かく仕切ると、メインとなる焼き物やローストビーフなどを人数分詰められないと思いました。田の字に仕切ると一つずつの空間が広く取れたので、一切れが大きいメニューも詰めやすかったです」(30代ママ)
一種類のメニューを多めに盛りつけたいとき、重箱を四等分にする田の字型に仕切ったママもいるようです。家族や親戚が集まっておせち料理を囲むとき、田の字に仕切ると大人数でも食べやすいかもしれませんね。
市松
「四枚の仕切り板を使って市松模様のように仕切りました。一の重におせち料理の前菜となるような、かまぼこや黒豆などを詰めるときも、細かく仕切っておくことできれいに詰めることができました」(40代ママ)
「重箱を市松型に仕切りました。細かく仕切ると色移りがしにくく、食べ進めた後も中身の補充がしやすかったです」(20代ママ)
おせちの種類が多いとき、さまざまな種類を一段に盛りつけられる市松型に仕切っておせち料理を詰めたママもいるようです。黒豆を盛りつけるときには、仕切りの中に豆鉢を入れると汁が漏れにくかったというママの声もありました。
手綱
「おせちの重箱に対角線状になるよう斜めの仕切りつけました。エビのうま煮を入れるとき、仕切りをつけた角に尻尾を寄せ、エビの頭が放射線状に広がるように盛りつけるときれいに見えました」(30代ママ)
重箱を斜めに仕切る、手綱といわれる方法を取り入れて中身を詰めたママもいるようです。三段重の一段だけ斜めの仕切りを使った重箱があると、食卓に並べたときにもきれいに見えるかもしれませんね。
おせち料理を作ってお正月を迎えよう
おせち料理を作ろうと考えるとき、三段重に入れる基本のおせち料理の中身が気になるママもいるのではないでしょうか。重箱の段数ごとに、詰めるおせちの種類も異なるようです。
用意するおせちの種類にあわせて重箱を仕切ると、きれいに盛りつけができるかもしれません。家族の健康と新年を迎えられる喜びに感謝しながら、おせち料理を作ってみてはいかがでしょうか。