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おせちに食べる牛肉の八幡巻き。料理の意味やレシピなど
八幡巻き以外に作った牛肉を使ったレシピ
おせち料理に食べるごぼうの牛肉巻きは八幡巻きと呼ばれるようですが、どのような意味を込めて食べられるようになったのでしょう。今回の記事では、八幡巻きのレシピとママがおせち料理に作った牛肉料理、子どもが食べやすくなるコツについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
おせち料理に食べる八幡巻きとは
おせち料理として食べられている、牛肉を使ってごぼうなどの野菜を巻いた八幡巻きにはどのような意味や由来があるのでしょう。
八幡巻きの意味や由来
八幡巻きは、ごぼうを中心とした根菜を肉や魚などで巻き焼いたり煮たりした料理のようです。一般的には、京都地方にある旧八幡村という場所で最初に食べられるようになったことから、八幡巻きという名前がついたと伝えられています。
八幡巻きに使われる食材のごぼうは、地中にまっすぐ長く根を張ることから、健康長寿を祈願する縁起物を意味する食材とされ、おせち料理として定番化して広く食べられるようになったようです。
子どもへの伝えかた
「おせち料理に八幡巻きでごぼうを食べるとき、ごぼうは土のなかに長く伸びて大きくなる様子を伝え、『◯◯くんがごぼうのように長く元気に生きられますようにというお願いの気持ちを込めて食べようね』と意味を簡単に伝えると、子どもながらに納得した様子で味わっていました」(30代ママ)
子どもにおせち料理の意味を伝えるときは、かんたんな言葉や言い回しになるようにすると子どもにも伝わりやすくなるかもしれません。おせち料理にはさまざまな意味が込められていることから、子どもへの伝えかたも工夫しながらおせちを用意できるとよいですね。
牛肉を使った八幡巻きのレシピ
牛肉を使った八幡巻きの基本的なレシピをご紹介します。
材料
- 牛肉の薄切り
- ごぼう
- にんじん
- だし汁
- 砂糖
- 醤油
- 酒
- みりん
下ごしらえとして、ごぼうはきれいに洗い、牛肉の幅にあわせて切りさらに縦1/4に割って水にさら色止めしたら、水から茹で冷まします。にんじんも同じ長さと幅になるように切り揃えておきます。
作り方
- ごぼうとにんじんをだし汁と砂糖、醤油で煮て、火が通ったら冷まします
- 冷めたらごぼうとにんじん4本を使って市松模様のように互い違いにまとめ、牛肉で全体を巻いて肉巻きにしていきます
- 肉巻きができたら熱したフライパンに巻き終わりを下にして入れ、全体に焼き目がつくように転がしながら焼きます
- 余分な油を拭いたら、酒、砂糖、醤油、みりんを加えタレを絡めたら完成です
盛りつけるときは、半分にカットして市松模様にした断面がきれいに見えるようにすると華やかな見た目になりそうですね。ママのなかには、いんげんも加えると鮮やかな緑色が引き立ちよりおいしそうになったという声もありました。
おせち料理に作った牛肉料理
おせち料理では、八幡巻き以外でも牛肉を取り入れたいと考えることもあるかもしれません。実際に、ママたちがおせち料理に作った牛肉料理を聞いてみました。
牛肉とごぼうのきんぴら
「ごぼうをささがきにして水に浸し、にんじんやこんにゃくを千切りにします。ごま油を熱したフライパンで牛肉の細切れを炒めたら野菜とこんにゃくを加え、油が回ったら酒、砂糖、みりんを加えます。ごぼうが少し柔らかくなったら醤油を入れ、柔らかくなるまで煮て煮汁を飛ばせば完成です」(30代ママ)
おせち料理で食べるきんぴらを、牛肉入りにアレンジしたママもいるようです。牛肉を入れることでごちそうらしい一品になり、子ども甘辛い味を喜んで食べてくれたというママの声もありました。
ローストビーフ
「牛肉のかたまりに塩コショウをまぶしたら、フライパンで全体に焼き目をつけます。焼き目をつけた牛肉をラップでくるみ、ポリ袋に入れたら口を閉じ沸騰したお湯で3分ほど煮ます。3分経ったら火を止め、そのまま20分ほどお湯に入れて予熱で火を通します。牛肉を取り出したら冷めるまで置いておけば完成です」(40代ママ)
おせち料理のごちそうとして、ローストビーフを作るのもよかもしれません。ママのなかには、かたまり肉を焼いたフライパンのなかで醤油、酒、みりん、おろしにんにくを熱すると簡単なソースができるという声もありました。
牛たたきのサラダ
「牛肉のかたまり肉に塩コショウをして、全体にフライパンで焼き色をつけます。表面が焼けたらアルミホイルで2重に包んで予熱で火を通します。そのあいだに玉ねぎのみじん切り、砂糖、みりん、酒、ポン酢をあわせて沸騰させてソースを作っておきます。肉が冷めたら薄切りにして、レタスやパプリカなど彩りよく野菜を使ったサラダの上にバランスよく盛りつけ、タレをかければ完成です」(30代ママ)
おせち料理に牛肉のたたきを使ったサラダを作るのもよいかもしれません。ママによると、普段のサラダに牛たたきが乗ることで、ご馳走らしい雰囲気が出て家族にも喜ばれたそうです。
牛肉を食べやすくするコツ
牛肉には独特の風味や、部位によって歯ごたえがあることから子どもが食べにくいかもしれないと感じるママもいるかもしれません。ママたちに子どもでも食べやすくなるように工夫したポイントを聞いてみました。
臭みをとる
「料理前の下ごしらえとして、キッチンペーパーで肉から出たドリップを拭きとるようにしました。ひと手間を加えることで、臭みが取れ子どもが食べやすいようでした」(30代ママ)
牛肉の独特の匂いが苦手な子どもには、臭みをとる工夫をしたというママもいるようです。ママのなかには、水で洗ったり、食用の重曹を水で溶いた液に浸しておくといった工夫をしたという声もありました。
下処理する
「牛肉を使った料理では、すじを切ることで柔らかくなり子どもでも食べやすくなったようです。かたまりの肉を使う場合には、先にヨーグルトに浸しておくと、柔らかく食べられると感じます」(30代ママ)
子どもが食べやすくなるよう、すじ切りやヨーグルトに浸すなどの下処理をしてから料理するのもよかもしれません。ママのなかには、肉の厚みにムラがあると焼いたとき固くなってしまう部分もあると考えて、厚みが均一になるようにカットしたという声もありました。
おせち料理を牛肉料理で華やかに
おせち料理に、ごぼうなどの野菜を牛肉巻きにした八幡巻きを作ったママもいるようでした。牛肉を使ったメニューをテーブルに並べることで、おせち料理と共にテーブルがより華やかになるかもしれません。
子どもが食べやすくなるようレシピに工夫したり、八幡巻きなどおせちを食べる意味などをわかりやすく伝えながら家族でお正月料理を楽しめるとよいですね。