子どもと楽しむ節分クイズ。鬼の由来や節分の意味など

子どもと楽しむ節分クイズ。鬼の由来や節分の意味など

思わず子どもが夢中になる、クイズの出し方

2018.11.10

節分について幼児期の子どもに話すとき、クイズで節分を知ってもらうのはいかがでしょうか。今回は、子どもも楽しめる簡単な節分の由来や鬼などに関するクイズのアイデアや子どもが楽しめるクイズの出し方などを、元保育士の筆者の体験からご紹介します。

節分を子どもに伝えたい!

節分とはどのようなものか、子どもに伝えていっしょに季節の行事を楽しみたいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。幼児期の子どもには、どのように話すとわかりやすいのか悩むかもしれませんが、節分に関することをクイズで伝えるのかいかがでしょうか。

節分について調べてみると、ママやパパにとっても豆知識の発見になるようなことが多くあるかもしれません。今回は、元保育士の筆者の体験から、子どもでもわかりやすい節分クイズのアイデアなどをご紹介します。

節分の由来と子どもへの伝え方

子どもに節分について話すとき、まずはママやパパがしっかりと節分を理解している必要がありますよね。節分の意味や由来について調べてみました。


節分とは

節分は、2月3日に豆まきをするイメージがあるママやパパも多いのではないでしょうか。諸説ありますが、節分とはもともと季節の変わり目を意味するようです。昔の日本では、春を一年の始まりの季節として大切にしていたそうで、「立春」と呼ばれる2月4日頃の前日を、冬と春を分ける日として、次第に「節分」と呼ぶようになったといわれています。


豆まきの由来

なぜ節分には豆まきをするのでしょうか。昔は、節分のような季節の変わり目には邪気が発生するといわれていたそうです。この邪気を追い払うための「追儺(ついな)」という行事が行われていたそうで、この行事が現在は節分の日に豆まきをする習慣として残ったとされています。

豆には、魔除けの意味や無病息災を祈る意味があるといわれているため、豆をまくようになったのかもしれませんね。


鬼の由来

お面をかぶる子ども
milmed/shutterstock.com

節分といえば「鬼は外、福は内」のセリフが浮かぶママやパパも多いかもしれません。なぜ節分には鬼なのでしょうか。鬼は、「隠(おぬ)「陰(おん)」に由来し、「目に見えない邪気」という意味があるといわれています。そのため、昔は病気やけがは鬼の仕業と考えられていたそうです。

鬼はいわしの焼いたにおいや柊のとげを嫌うともいわれているようで、節分には焼いたいわしの頭を柊にさした「柊鰯(ひいらぎいわし)」を飾る風習もあるそうです。

子どもに伝えるときには、「節分は、寒い冬からあたたかい春になる大切な日で、その日には病気や悪いことを連れてくる鬼がくるから豆をまいて鬼を追い払うよ。1年元気に過ごせますように、という気持ちを込めよう」などと伝えてみてはいかがでしょうか。

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子どもも楽しめるクイズの出し方

実際幼児期の子どもに節分の由来について伝えるとき、クイズで遊びを取り入れながら話すと伝わりやすく、子どもも興味を示すかもしれません。子どもへのクイズの出し方のアイデアをご紹介します。


二択や三択問題

クイズを出した後、子どもが考えやすいように二択や三択の選択肢を作ってクイズを出してみてはいかがでしょうか。年齢によっては、まちがった選択肢はどの部分が違うのかを聞いてみてもよいかもしれませんね。


〇✖クイズ

〇✖で答えを選ぶクイズの出し方もわかりやすそうです。〇と✖の札を作って子どもにあげてもらうのも楽しそうですね。「合ってる」「違う」など答えがはっきりしているので、子どもも答えやすいのではないでしょうか。


シルエットクイズ

シルエットクイズの作り方は、紙に物のシルエットを描いたり印刷し、裏面におなじおおきさの紙を貼り、その紙にクイズの答えになる絵や写真を貼れば完成です。まずは節分に関するものをシルエットクイズで出すなど、クイズの導入としておもしろいかもしれません。

クイズを出すときは、目に見えると考えやすいので紙に問題や絵を書いたり、絵本などの絵を見せたりしながら行うとよいかもしれません。

節分をクイズにしてみよう

実際どのようなクイズがよいのか、節分クイズの内容の例をご紹介します。


節分の日や意味

節分
iStock.com/gyro

まずは節分の日にちや節分はなにかということを伝えるようなクイズがよさそうです。「節分の日はいつ?」「節分にはどのような意味がある?」のようなクイズはいかがでしょうか。3歳頃の子どもには、日にちや意味を選択式にするとわかりやすそうですね。

4歳頃からは、節分の日にちの選択肢に、クリスマスやひな祭りなど他の行事の日にちを入れ、答え合わせのときに「この日はどのような日かな?」と、他の行事の確認をしてもよいかもしれません。


節分に欠かせない鬼についても、3歳頃からの子どもであれば「鬼ってなに?」「鬼がきらいなものは?」など、思うように言ってもらったり、〇✖クイズや選択肢クイズで出してみるのもよいでしょう。

1歳、2歳頃の子どもに問題を出すのであれば、鬼がどのようなものなのかイメージしやすいよう、絵を見せてどちらか選ぶようにするのもよいかもしれませんね。最初に子どもに自分の思う鬼の絵を描いてもらうのも子どもの鬼のイメージがわかり、おもしろそうです。


豆は、子どもにとってはきっと食べ物のイメージですよね。豆は鬼の嫌いな食べ物だと最初に伝えてあげるとよいかもしれません。「なぜ豆をまくの?」「豆をまくときにはなにを言う?」などのクイズはいかがでしょうか。

豆まきの言葉は、3歳頃からの子どもであれば穴埋めにして考えてもらってもよいかもしれませんね。1歳、2歳頃であれば、絵本を読むような感覚で問いかけるだけでも楽しめそうです。実際の豆まきの前に行えば、「さっきの言葉をいっしょに言おう!」と盛り上がりそうですね。

節分クイズで季節の行事を楽しもう

鬼のお面をかぶる女の子
© milatas - Fotolia

節分は、簡単なクイズで楽しく幼児期の子どもに由来や鬼、豆の意味などを説明するとわかりやすいかもしれません。季節の伝統行事を、子どもといっしょに楽しめるとよいですね。

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