夏冬ギフトの総称であるお中元やお歳暮の意味や時期、お返しやお礼状の基礎知識

夏冬ギフトの総称であるお中元やお歳暮の意味や時期、お返しやお礼状の基礎知識

2018.04.01

お中元やお歳暮の意味や贈る時期、お返しのお礼状の書き方などのマナーを知りたいママもいるのではないでしょうか。夏や冬の時期に感謝の意味をこめて贈るギフトの総称であるお中元やお歳暮の基礎知識をご紹介します。

お中元とお歳暮の違いや時期

お中元とお歳暮の意味や贈る時期はどんな違いがあるのでしょうか。


お中元の意味

お中元はもともと中国の風習だったそうです。中国では1月の「上元」7月の「中元」10月の「下元」を総称して「三元」と呼んでおり、厄払いの日とされていたと言われています。この風習が日本に伝わったときに日本のお盆と中元が合わさり、江戸時代以降にお盆のお礼として大切な人に贈り物をするようになったのがお中元の由来だそうです。現代ではお世話になっている人たちに贈り物をする習わしとして定着しました。贈る時期は、7月初旬から8月15日頃までが一般的なようです。


お歳暮の意味

お歳暮の「歳暮」とは年の暮れを表していて、お正月に新しい年の福を呼びこむため、先祖の霊を迎えるお供え物として贈られていたのが由来と言われています。明治時代以降になると親や親戚だけではなく、お世話になった人たちにも感謝の気持ちをこめて贈り物をするようになり、現代のような習慣として広まってきたようです。贈る時期は12月の上旬から20日頃までに届くように準備するのがよいでしょう。

お中元、お歳暮のお返しする?

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お中元やお歳暮をいただいたら、どのようにお返しをすればよいのでしょうか。


いつまでにすればよいのか

お中元やお歳暮はお世話になった人へ感謝の気持ちを伝えるための贈り物とされているので、お返しとしては品物ではなく電話や手紙でお礼の気持ちを伝えるのがよいようです。親しい相手であれば届いた日にお礼の電話をかけてもよいのではないでしょうか。

会社関係の方などからいただいた場合は、心をこめて自筆のお礼状を送るとよいかもしれません。お礼状を送る場合も、贈り物を受け取ってから3、4日のうちには送るようにしたほうがよさそうです。


遅れてしまった場合の対処法

お礼が遅くなると贈り物が無事に届いたかどうかと、相手も心配をするかもしれません。お礼が遅れてしまった場合は、一言お詫びを添えるとよいのではないでしょうか。贈り物をいただいたお礼は遅れてもしっかりとしておきたいものです。

お中元の品物

暑い季節に贈るお中元にはどんなものが喜ばれるでしょうか。


フルーツ

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みずみずしいフルーツは、冷やしておいしくいただける夏の贈り物として喜んでもらえそうです。季節のフルーツの詰め合わせが定番なようですが、瓶詰めにしているコンポートなども日持ちしてヨーグルトなどに添えてもおいしく食べられるのがよさそうです。


飲み物

夏の暑い時期には、清涼飲料水やジュースなどを贈ってもよいかもしれませんね。未開封で長期保存できるものが多いので、単身の方にも家族が多く集まるようなご家庭にも喜んでもらえそうな贈り物ではないでしょうか。


スイーツ

デパートなどのお中元コーナーへ行くと、目移りしそうなおいしそうなスイーツがたくさんみつかるかもしれません。和菓子、洋菓子、ゼリーなど定番のスイーツから、夏ならではのアイスクリームなどの冷たいスイーツも喜ばれそうです。

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お歳暮の品物

お歳暮を贈る冬の時期に喜ばれる品物をいくつか見ていきましょう。


ハムなどの加工食品

お歳暮にはハムやソーセージの詰め合わせなどを選ぶ方もいるのではないでしょうか。食べたいときにすぐに食卓に出せる便利さと、贈答用の高級感が選ばれる理由かもしれませんね。


海産物

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いつもより少し豪華な海産物もお歳暮として喜ばれそうです。鯛やまぐろ、蟹や海老、いくらや明太子、ホタテや牡蠣、ふぐちりなどの鍋セットなどバリエーションも豊富な高級鮮魚はお正月の雰囲気にもよく合いそうですね。


飲み物

小さい子どものいるご家庭には果汁100%のジュース、ビール好きの方へはビールのセット、大人だけのご家庭には珈琲や紅茶や日本茶など、飲み物の贈り物もさまざまです。年末年始の来客のおもてなしで役立つ飲み物の贈り物も、喜んでもらえるお歳暮のひとつではないでしょうか。

お中元とお歳暮のお礼状の書き方

お礼状はハガキでも手紙でも大丈夫なようです。


お中元のお礼状の書き方

お中元のお礼状での季節のあいさつには「盛夏の候」という文章がよく使われるようですが、「夏の暑さも厳しい日々が続いております」や、「蝉の声がにぎやかになってきたこの頃」など、季節感も入れてお礼状を書いてみてはいかがでしょうか。


お歳暮のお礼状の書き方

お歳暮の時期の季節のあいさつは「師走の候」などのほかに、「寒さもますます厳しくなってきましたが」や「師走の忙しい日々」なども使われるようです。

お礼状の基本の構成は、お中元・お歳暮どちらの場合もまずは季節のあいさつを添え、お礼の気持ちを書き、自分や家族が贈り物をどのように喜んだのか様子を伝え、これからもおつきあいをお願いするあいさつと、相手の健康を気遣う言葉で締めくくります。はじまりと終わりには「拝啓/敬具」「前略/草々」などの頭語と結語をおきましょう。

お中元とお歳暮で大切な人へ感謝の気持ちを

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大切な人への贈り物の総称として親しまれてきたお中元やお歳暮は、夏や冬の時期に習慣になっている行事のひとつです。感謝の意味をこめた気持ちが伝わる贈り物をいただいたら、心のこもったお礼状をお返しして、気持ちよいおつきあいができるといいですね。

2018.04.01

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