お菓子作りから科学を学ぶ、子どもの理系脳を育てる実験図鑑が発売
アルギン酸ナトリウムをつかって作る「つぶつぶメロンクリームソーダ」、宝石みたいに輝いて、自分で育てて大きくできる「キラキラミラーキャンディ」、グラスをひっくり返してもこぼれない「子どもビール」など、ユニークで楽しいお菓子レシピを紹介
「主婦の友社」から、「理系脳をつくる 食べられる実験図鑑」が刊行。
これからますます必要になってくる子どもの「理系脳」を育てるために、何をするべきか――。頭を悩ませる保護者も多いが、まず大切なのは、子どもが身の回りのことに興味関心をもつこと。
私たちの身の回りにあるたくさんの“ふしぎ”を発見し、自分の手を動かして解明することで、科学の芽が大きく育っていく。
そんな“子どもの興味を生かす”ことのアプローチとして、おすすめなのが「おうちでできる料理実験」。
この図鑑では、むいていないのにうす皮がなくなる「丸ごとみかんゼリー」、アルギン酸ナトリウムをつかって作る「つぶつぶメロンクリームソーダ」、宝石みたいに輝いて、自分で育てて大きくできる「キラキラミラーキャンディ」、グラスをひっくり返してもこぼれない「子どもビール」など、ユニークで楽しいお菓子レシピを紹介。
温度の変化や化学反応に注目した、ひと味違う「食べられる実験」を掲載した1冊となっている。
本文ページでは、小学生が(大人の付き添いのもと)一人で作ることができるよう、手順をわかりやすく説明。
実験の成功の秘訣は、材料の分量や時間を守ること。段取りよく進められるよう、材料と道具リストがついているため、実験の失敗を防ぐことができる。
また、「食べられる実験」で起きた“ふしぎ”な変化のワケを、実験博士が丁寧に解説。身の回りに応用されている、科学の知恵に気づく豆知識も満載だ。
さらに、お菓子作りに関連した「科学実験」もたくさん紹介。料理の実験で起きた“ふしぎ”がなぜ起こったのか、別の方法からも学ぶことができる。
クックくん、りかちゃん、実験博士が本のナビゲーターとなり、彼らといっしょに体験していくため、疑問もそのままにならず理解が可能。マンガやイラストも満載で、楽しく学べる図鑑となっている。
作っていて楽しいだけでなく、食べておいしいのが最大の魅力の「食べられる実験」。ぜひこの図鑑で、子どもといっしょに楽しい実験タイムを過ごしてみては。
理系脳をつくる 食べられる実験図鑑
著者:中村陽子
監修:宮本一弘(開成中学校・高等学校 教諭)
主婦の友社刊 1,650円(税込)
問い合わせ先/主婦の友社